皆さんこんばんは。
Meesshe touen tan Neikaaledoue の時間がやって参りました。
こちらは私が創作している言語・ニカレド語の文法事項などを解説する不定期連載記事となります。
連載名はニカレド語で「ニカレド語と眠ろう」という意味です。「メーッシェ・トゥン・タン・ニカーレドゥ」と読んでください。
ぜひおやすみ前の静かな時間にでもお楽しみください。
第1回の内容は、ニカレド語とは、です。
概要、文字と音素を一通り紹介して、軽く短文を読んでみよう、という回です。
概要・設定
ニカレド語は、フェルヴァミー王国で用いられているフェルヴァミー語族のひとつで、かつフェルヴァミー四大言語に数えられる言語です。フェルヴェザニ語圏の王国と同等程度の勢力を持っていた王朝で発展し、連合王国時代はもとより統一後の現代でも、フェルヴァミーの東側の複数の州で公用語としてフェルヴェザニ語と共に用いられています。
…という設定の、フィユスが制作する人工言語です。
言語コードは nkd 、漢字表記は 迩語 、イメージカラーは#3BE24B(明るい緑)です。
辞書(ZpDIC)はこちら
文字
ニカレド語にはニカレド文字という固有の文字があり、これはフェルヴァミー四大言語のどれとも異なります。フォントがない場合はラテン文字で転写します。
音素
ニカレド語は綴りと発音にいくらかの乖離がある言語です。
特に母音は5文字しかないのにもかかわらず、それらの組み合わせによっていくつもの複雑な母音になります。
・短母音
| 綴り(転写) | 発音 | イメージ |
|---|---|---|
| a | a | ア |
| e | ə | 弱いア |
| i | i | イ |
| ei | i | イ |
| o | o | オ |
e は語末では /e/ で発音します。
・長母音
| 綴り(転写) | 発音 | イメージ |
|---|---|---|
| aa | a: | アー |
| ee | e: | エー |
| ei | i | イ |
| oo | o: | オー |
ei は、aa, ee, oo が無い単語では /i:/ で発音します。
・重母音
| 綴り(転写) | 発音 | イメージ |
|---|---|---|
| au | au | アウ |
| ea | æ | エ |
| eou | jɯ: | ユー |
| oei | ɯi | ウイ |
| ou | ɯ | ウ |
| oue | ø | ウ |
| uae | ɯə | ウヮ |
eou は重母音ではありながら、子音の j の成分も含んでいます。
ニカレド語の重母音は、覚えるのも読むのも発音するのも難しいです。正直なところ、私フィユスも oue の発音はよく分からず雰囲気で話しています。
しかしながらとても使用頻度が高いので、重母音を理解しなければニカレド語の正確な発音はできません。
一応救いがあるとすれば、ou などに表れる /ɯ/ は日本語の「う」と同じものであることでしょうか。
・子音
| 綴り(転写) | 発音 | イメージ |
|---|---|---|
| s | s | サ行 |
| z | t͡s | ツァ行 |
| t | t | タ行 |
| d | d | ダ行 |
| k | k | カ行 |
| g | g | ガ行 |
| m | m | マ行 |
| n | n | ナ行、ン |
| ng | ŋ | カ゜行 |
| sh | ʃ | シャ行 |
| zh | ʒ | ジャ行 |
| c | tʃ | チャ行 |
| l | l | ラ行 |
| f | f | ファ行 |
| v | v | ヴァ行 |
| b | b | バ行 |
| p | p | パ行 |
| h | h | ハ行 |
| w | w | ワ行 |
| j | j | ヤ行 |
(ニカレド文字で)同じ子音が2個続いた場合、は日本語の「っ」のような促音を前に付け加えて発音します。
ng、sh、zh が2個続いた場合のラテン文字転写は nng、ssh、zzh となります。
また、例外的な発音として pl は /px/(プハ、という感じ)で発音することが多いです。
フェルヴェザニ語やシェヴォト語との大きな違いとして、z/t͡s/ や c/tʃ/ の発音が存在する点と、子音を重ねて促音の発音をする点があります。また、n /n/ と ng /ŋ/ を区別する点も注目です。
・アクセント
単語内のアクセントは、母音が1個の語ではあまり意識して発音されることはありません。
2個以上の母音がある語では基本的に前から2番目の母音(2音節目)に置かれますが、aa, ee, ei, oo がある単語の場合、アクセントはそれに優先的につくことが多いです。これには例外があるため、完璧な発音には暗記が必要になります。
しっかり発音できると、まるでインド・ヨーロッパ語族のラテン語派に似た口触りのエレガントな発音ができます(当社比)。
ここまでは、綴りと発音がある程度一致している単語での発音の規則ですが、(英語のように)綴りの規則から外れた発音をする単語もあります。数は少ないですが、覚えるしかないです。
例えば、mewneou「妻」は /mənjɯ́:/ と発音する単語です(w の発音が脱落しています)。
また、詳しくは次回以降になりますが、文法上の都合で oei, ou, oue を uae と同じ /ɯə/ と発音しなければならない事態も発生します。これも慣れるしかありません。
あまり難しく考えず、「発音しやすくするために音便化が行われた」程度の理解をしていただければと思います。「この綴りだとルール通りには発音しにくいなあ」と思ったら、例外の発音であることが多いです。
短文
簡単な挨拶や自己紹介をしてみましょう。文法は分からなくても、ただ読んでニカレド語の空気を感じて下さい。
Andoei.
/ándɯi/
アンドゥイ。
「こんにちは」
※いきなりアクセント位置が例外です。Lesshe.
/ləʃ:é/
ルッシェ。
「ありがとう」Kei louez ○○.
/ki: løt͡s/
キー ルツ ○○。
「私は○○です。」Kei nekatta ba Neikaaledoue.
/ki: nəkátta ba niká:ledø/
キー ニカッタ バ ニカーレドゥ。
「私はニカレド語を話せます。」
ということで、第1回 Meesshe touen tan Neikaaledoue はここまでです。
shevoti pazhq maonq toneshei に比べると1回で説明した内容が違いすぎますが、綴りと発音だけでご覧の通り盛りだくさんでしたのでね…
第2回ではちゃんと文法に入っていきます。フェルヴェザニ語ともシェヴォト語とも違う新たな文法・語法をお楽しみに。
お疲れ様でした。
Fijous Gjazofeiwee Invalom

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