キャア語 文法 4-2 等連結前置詞

こんにちは。コキあです。

そろそろ文法書をしっかり作りたいと思っています。（頻繁に改定されるため、あまり意味がないのかもしれませんが。）

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さて、この節では等連結前置詞について解説していきたいと思います。

細かい部分を作るのに時間がかかった文法ですが、おおまかな部分は簡単です。

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前置詞というのは「一般前置詞」と「連結前置詞」の2つに分けられます。そのうち一般前置詞についての解説はすでにしています。（文法2-5を参照。）

連結前置詞は「等連結前置詞」と「順連結前置詞」の2つに分類されます。ここでは等連結前置詞について解説していきますが、その前に連結前置詞全体について解説していきます。

連結前置詞とは、2つ以上の名詞同士を繋げることで1つの名詞にする品詞のことです。名詞以外を繋げることはできません。

使い方は簡単で、繋げたい名詞と名詞の間に連結前置詞を置くだけです。「名詞-連結前置詞-名詞」や「名詞-連結前置詞-名詞-連結前置詞-名詞」などのようになります。

今回解説する等連結前置詞は名詞の順番を入れ替えても意味の変わらない連結前置詞のことです。より具体的な解説を次から見ていきましょう。

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ここでは2つの等連結前置詞を表にまとめました。

これ以外にも等連結前置詞はありますが、今のところあまり頻繁に使うとは言えないものです。

ちなみに、「リブ」という等連結前置詞もあり、よく使うものなのですが、ここでは解説が難しいためのちに解説します。

それぞれの意味を確認しましょう。

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「チフ」は「…と…」という意味です。2つの名詞を並列させます。例文を見た方がわかりやすいです。

ニャ イール メドードジョ クラズン チフ スノーブ/
　→私はニンジンとナスを切ります。

「クラズン（ニンジン）」と「スノーブ（ナス）」が「チフ」で繋がっています。「クラズン チフ スノーブ」は「ニンジンとナス」と訳されています。

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「ミク」は「…か…」という意味です。例文を見ましょう。

ニャ イール トマーマシュ ジュガグ ミク フードッパ/
　→私は肉か卵を使います。

「ジュガグ（肉）」と「フードッパ（卵）」が「ミク」で繋がっています。「ジュガグ ミク フードッパ」は「肉か卵」と訳されています。

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3つ以上の名詞を繋げるときも同じようになります。ただし、順番には気をつけましょう。

ラキャ マギャザツ ダンク アーポ チフ ルオチプリ ミク
フラカガ/
　→材料はリンゴとブドウかサクランボです。

ラキャ マギャザツ ダンク フラカガ ミク ルオチプリ チフ アーポ/
　→材料はサクランボかブドウとリンゴです。

どちらも同じように見えるかもしれません。しかし、全く意味が違います。

連結前置詞で3つ以上の名詞を繋ぐとき、前から順番に繋ぐというルールがあります。

どういうことかというと、「アーポ チフ ルオチプリ ミク フラカガ」というのがあったとき、まず「アーポ」と「ルオチプリ」を繋ぎ、次に「アーポ チフ ルオチプリ」と「フラカガ」を繋ぎます。

つまり、上の例文では、1つ目は「リンゴとブドウ」か「サクランボ」という意味で、2つ目は「サクランボかブドウ」と「リンゴ」という意味なのです。

レイグを使って整理する方法もあるのですが、それはまた次に解説します。

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形容詞を使う場合、複数の名詞それぞれの前に置くか、レイグを使いましょう。

シット ダンク ホボフレン エヅム チフ ホボフレン
エジューダ/
　→これは赤い花と赤い葉です。

シット ダンク ホボフレン:エヅム チフ エジューダ/
　→これは赤い花と葉です。

1つ目と2つ目の文は全く同じ意味です。レイグを形容詞と連結前置詞によって繋がれた名詞の間に置くことで複数の名詞をまとめて修飾することができます。

シット ダンク ホボフレン エヅム チフ エジューダ/
　→これは赤い花と葉です。

この文の場合、「エヅム」だけが修飾されているため、花は赤いが葉は赤くありません。

一般前置詞も同様に、複数の名詞それぞれの前に置くか、レイグを使います。

ニャ イール ルテーテジョ レレルーカ パラ ラキャ
ホーモーゼ チフ パラ キャ/
　→私は彼女からとあなたからノートを借ります。

ニャ イール ルテーテジョ レレルーカ パラ:ラキャ
ホーモーゼ チフ キャ/
　→私は彼女とあなたからノートを借ります。

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これで第4章の第2節は終了です。次回は順連結前置詞について解説するする予定です。

ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。

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