こんにちは。コキあです。
現在文法書を作成中です。完成次第公開したいのですが、デザイン面が拙すぎるからどうなるか。
さて、この節では優劣表現と同等表現について解説していきたいと思います。
多分とても簡単です。
追記:キャア語では「同格表現」という言葉をずっと使ってきましたが、別の文法のことを指したりするみたいなので名前を変えるかもしれません。「同等表現」とか?確定したら更新します。
さらに追記:「同格表現」という名称を「同等表現」という名称に変更します。この記事などに登場する「同格表現」という言葉を「同等表現」に変更します。
順連結前置詞を前回2つ紹介しました。今回は優劣表現や同等表現に用いる順連結前置詞を2つ紹介します。
シュゼ | アザ |
---|---|
…より… | …と同じくらい… |
これらの順連結前置詞は使い方が非常に似ているため同時に解説します。
これら2つの順連結前置詞で繋がれたものが主語になる場合、動詞群を修飾していたり目的語となっていたりする形容詞の程度を比較します。
ニャ シュゼ キャ シャトレン ルール イール
シャリーリシュ/
→私よりあなたは速く走ることができます。ニャ アザ キャ シャトレン ルール イール
シャリーリシュ/
→私と同じくらいあなたは速く走ることができます。
ここでは、動詞群を修飾している「シャトレン(速い)」という形容詞の程度を比較しています。
「シュゼ」も「アザ」も後ろに置かれた単語が前に置かれた単語と比べてどうであるかを表しています。「シュゼ」の場合、後ろに置かれた単語の方が程度が大きく、「アザ」の場合、後ろに置かれ単語が前に置かれた単語と同程度という意味になります。
「シュゼ」や「アザ」で繋がれたものを目的語や前置詞群の位置に置くこともできます。
ニャ キール イール ラカーカシュ マラルカー シュゼ
ペンメ/
→私はギターよりピアノを弾きたいです。ニャ キール イール ラカーカシュ マラルカー アザ
ペンメ/
→私はギターと同じくらいピアノを弾きたいです。
「シュゼ」や「アザ」が目的語や前置詞群の位置に置かれた場合、「ミトートノ」などの付動詞や「キール」などの助動詞を使うことが多いです。これらを使った動詞群が程度を表しているからです。
「シュゼ」や「アザ」を用いて3つ以上の名詞を繋げることもできます。
ニャ シュゼ キャ シュゼ ラキャ ホーモーゼ ダンク
シャレクレン/
→彼女は私より可愛いあなたより可愛いです。ニャ シュゼ キャ アザ ラキャ ホーモーゼ ダンク
シャレクレン/
→彼女は私より可愛いあなたと同じくらい可愛いです。
少しややこしいですが頑張って読み解いてください。連結前置詞のルールは前から順番に繋いでいくことです。
無名詞を使うことで比較対象をなくすことができます。
ラキャ シュゼ ニャ ダンク ギュズレン/
→私はより重いです。
この文は、「私」が何かより重いことを表します。何より重いのかは解釈次第ですが、例えば平均的な重さよりも重い、というふうに読み取ることもできます。
「シュゼ」や「アザ」の前後の名詞を同じものにすることで、「いつも」というニュアンスが出せます。
ニャ シュゼ ニャ ダンク シャホロレン/
→私はいつもより疲れています。ニャ アザ ニャ ダンク シャホロレン/
→私はいつもと同じくらい疲れています。
便利な表現ですので覚えておきましょう。
これで第4章の第4節は終了です。次回は順位表現について解説するする予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
前/シュゼ/…より…
形/シャトレン/速い
付/シャリーリシュ/走る
前/アザ/…と同じくらい…
付/ラカーカシュ
/演奏する
名/マラルカー/ギター
名/ペンメ/ピアノ
形/シャレクレン/可愛い
形/ギュズレン/重い
形/シャホロレン/疲れた
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
形・名/キャ
/あなた,あなたの
助/ルール/…できる
動/イール/…になる
助/キール/…たい
名/ラキャ/何らかのもの
名/ホーモーゼ/女
動/ダンク/…である
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