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Nianago06
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オカンマ語【第16回人工言語コンペ参加作品】

はじめに

こんにちは!Nianago06(にあなご06)です(_ _)
今回のコンペ提出作品に関しまして2点ほどお伝えしたいことがあります。

まず、本言語は特定の人物や地域を批判/攻撃するような意図は一切ございません。また、本作品において誰かを特定するような表現は一切行われておりません。もし不愉快に感じる人がいましたらここにお詫び申し上げます。

次に、今回のテーマである「吸着音のある言語」ですが、私が作った言語には吸着音が音韻規則として表れます。提出作品としてグレーゾーンな言語になってしまったことをここにお詫び申し上げます。

以上のことをご理解の上で本言語をお楽しみください!よろしくお願いいたします(_ _)


一部補足情報をNotionにて掲載しております。詳しくはこちらをご覧ください。


目次

  1. 概要
  2. 話者
  3. 文字
  4. 言語系統
  5. 音韻
  6. アクセント
  7. 文法
  8. 例文の解説

概要

オカンマ語(おかんまご、ローマ字表記:okapa、カマ仮名表記:オ-カンマ)はクボー島に集まる少数精鋭が話す孤立した言語です。オカンマは「人間」を表す[okaɴ͡ʘa]から付けられました。また、周辺の言語ではオカマ語オカパ語と呼ばれる場合もあります。

彼女等は現在、インターネットの普及による熱い風評被害から恥ずかしがったり、渡米を目指すものであふれ、話者が急減。それにより近年消滅危機言語に認定されました。


話者

話者はクボー島を中心にオカンマという人々によって話されています。潜在的なオカンマは世界各地におり、正確な人口は算出されていません。また、クボー島に住む集団も血縁関係はなく、情が厚く、他者を重んじる文化観を軸に集団が形成されています。

近年の風評被害により移住者が減り人口が減少していることが大きな問題で、隣島のクダカ島に住むオカンマは既にいなくなってしまいました。


文字

オカンマ語を記述するための文字は近年になって日本人により発明されました:カマ仮名表記体。それまで使用されていたラテン文字の表記法も併用され、現在はそれら2種類が主に使用されています。

カマ仮名

カマ仮名表記体は、日本語の平仮名・カタカナ・漢字に独自の声調符号を加えた表記法になります。上記のうち、カタカナと漢字は名詞のみに使用され、単語ごとに半角のスペースを入れることで文章の見やすさを確保しています。

声調符号はオカンマ語にある4つの声調に対応した符号を形態素ごとに、文字の後へ添加することで記述します。符号とその意味は以下の通りです:

カマ仮名符号 対応する数字※ 声調 特徴
- 1 低平調 一般的な声調の「中」にあたる
2 高昇調 中>高あるいは低>高の声調
3 下降調 高>中あるいは高>低の声調
(なし) 4 高平調 符号なし。高の音

※対応する数字はラテン字表記の際に使用します。

例文
カマ仮名表記 ラテン字表記 意味
アン-シ- は- オ-感マ よ/ an1shi1 wa1 o1kan4ma4 yo2 私は人間です

また、一般的なラテン字表記として

  • anshi wa okapa yo

のように書く事もあります。


言語系統

オカンマ語は孤立した言語です。クダカ島の方言がより古い姿に近いことがわかっていますが、近隣の言語との関係性は不明となっています。また、方言とのすり合わせによりオカンマ古語の再建が試みられていますが、資料がないため単語の推測までしか行えていません。

日本語との類似が指摘されていますが、親戚関係あるいは言語的な接触はないとされています。

クダカ方言

かつてクダカ島で話されていた方言で、今は話者がいません。クダカ方言では人間を「oman」ということからオマン語オマン古語と呼称されることがあります。

オカンマ古語

オカンマ古語は、現代オカンマ語の声調が2種類の高さで判別されることから古くは高低アクセントの言語だったのではないかと言われています。しかし、研究資料の不足から明確な答えは未だ出ていません。


音韻

オカンマ語には16個の音素があります。クボ―島のものには吸着音も存在し、鼻音が二重子音となった場合に音韻規則として出現します。

子音
両唇 歯茎 硬口蓋 軟口蓋
鼻音 m n
破裂音 t j[ʒ] k
摩擦音 sh[ʃ]
接近音 w y[j]
はじき音 r[ɾ]
吸着音 p[ɴ͡ʘ] ch[ɴ͡❘]
母音
前舌 中絶 後舌
i u
中央 e o
a

アクセント

オカンマ語は声調言語で、4つの高さを類別します:

声調 数字 記号 特徴
低平調 1 - 一般的な声調「中」の音
高昇調 2 低~中>高の音
降下調 3 高>低~中の音
高平調 4 「高」の音

母語話者には低平調や高昇調に微妙なアップステップ・ダウンステップがありますが、それらを意味の変化として用いることはありません(母語話者特有の訛りのようなものです)。


文法

オカンマ語の語順はSOV型で、主語を省略することも出来ます。また、彼ら独特な表現方法が特徴で、形態素に感嘆詞や強意・断定を意味するものが多いこともそれに由来します。

日本語と文章が似ており、カマ仮名表記法もそれに起因して制作されましたが、日本語の~はが主題マーカーの接尾辞なのに対し、オカンマ語のは-は主語の終わり(述語の始まり)を示す接頭辞であることなどの微妙な差異があります。

また、断定の接尾辞が多くありますが、これらの使い分けは古語に由来すると考えられており、正確な分類は未だされていません(クダカ方言との比較言語研究からある程度のめぼしはついている)。

例文

以下に2人の簡単な会話を例文として;

順番 カマ仮名 ラテン字 発音(ローマ字) 意訳
1 あら~・ああ~ a(r)4a3 アーラー こんにちは!
2 ま~ ma3 マー こんにちは!
3 アン-タ- の- 名- は- なん/ね- an1ta1 no1 na1 wa1 nan2ne1 アンター ノー ナー ワー ナンネー あなたの名前(あざな)は何ですか?
4 アン-シ は- マン~姉~ よ/ an1shi4 wa1 mam3ne3 yo2 アンシー ワー マンネー ヨー 私はマンネーよ
5 ま~、 良~名- ね~ ma3 i3na1 ne3 マー、イーナーネー すごくいい名前ですね!
6 アン-シ は- マン~美 よ/ an1shi4 wa1 mam3mi4 yo2 アンシー ワー マンミー ヨー 私はマンミーです!
7 マン~美氏、オ-ネ~ は- マン~ よ/ mam3mi4shi4 o1ne3 wa1 mam3 yo2 マンミーシー オーネー ワー マン ヨー マンミーさん、私達は友達よ!
8 良~感じるわ/・良~感じわ/ i3kan4ji(r)4wa2 イーカンジルワー いいですね!

例文の解説

文章1と2のa(r)4a3とma3は共に「こんにちは」という訳し方をされていますが、これはオカンマ語に定型的な挨拶のための語彙はなく、日常的な感嘆詞でのインプレッションを挨拶としていることに由来します。

それぞれの人物名、マン~姉~マン~美は音韻規則によりそれぞれmachemapiという発音です。これらの呼称は正確には名前ではなくアジア圏における字(あざな)のようなもので、名は親しいものとの間でしか共有しません。オカンマの人名の特徴として、字にはmi4やne3を、名にはo4などが含まれやすいということが知られています。


おまけ

クダカ方言との語彙比較

意味 クボー島 クダカ島 推測される音韻変化
人/異邦人 okapa kanma(n) クボー: nm>p
考え kanji(r) kan-yi クダカ: j>y, 語末rの欠落?
友達 mam mab? クボー: b?>m
断定 ne nen クダカ: 語末nの添加
文章比較
  • one wa mache オネーワマンネー 私たちは友達です
  • one wa mab nen オネーワマブネン 私たちは友達です(クガタ方言)

形態素の特徴

※詳細はNotionへ

発音 意味
a3 感嘆詞(思考の余韻)
an3 嫌だ、良くない

aとanのように〇と〇nの関係にある形態素は発音は違うものの同じ括りとして認識されています(日本語の「を」が/o/なのにwa行に含まれているようなもの)。これは、クダカ方言の語末にnが添加される変化がクボー島との分化の前に行われていた形跡だとされています。

発音 意味
ne3 呼びかけ
ne3 複数代名詞
ne3 字(あざな)

オカンマ語には同じ音に複数の意味が混在していることもあります。

発音 意味
wa1 述語マーカー
wa2 動詞断定
wa3 形容詞断定
wa4 添加/順接

waの形態素が全て文法的役割を果たすことからw-や-aなどのより小さな形態素に分けられるもしくは古典的には1つのwaという単語だったのではないかといわれています。

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