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さなすの
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ディースンゼイン語(人工言語コンペ Discordプレ開催用作品)

文化の説明

今回用いるのは架空世界「ハツプ・レング」内のディースンゼイン語。ハツプ・レングの世界共通語を目指して作られた人工言語の一つである(という設定)。
作られた当初は挨拶に相当する文は定められていなかったが、後に実質的な挨拶代わりの文が定着するようになった(後述)。なお、世界共通語としての役割は早々に同じディースン系統のディースンランク語に取って代わられ、その後は作者が入信し重要メンバーとなった「ザッカンタ」という宗教的コミュニティで用いられている。

音素

母音:a, e, i, o, u
子音:k, g, t, d, p, b, s, z, x, j, tx, dj, n, r

文法

  • SVO-AN
  • 膠着語

挨拶

(自分の呼ばれたい名前) (これから自分が相手に行う動作) (相手の呼び名)

原則として使われる形式。返事も同じ形で行う(呼ばれた名と自分の呼ばれたい名前が違う時は最初に否定「oneon」をつけて訂正する)
ディースンゼイン語にはもともと挨拶文が存在しなかったが、ザッカンタの慣習だった、最初に自分が相手に呼ばれたい名と自分が相手をどう呼ぶつもりかを明示し、なぜ話しかけたのかを伝えるというものが広まり、実質的なディースンゼイン語の挨拶となった。

sanasuno garkis raidanto
サナスノ - 伝える - ライダント
サナスノはライダントに伝える。
何かを伝える時に言う。よく使われる典型例。
この後どこかに行くときはxepter ao(~と一緒に行く)、仕事場ではkantar elaon ao(~と同じ場所で仕事をする)、別れる時はontei(遠ざかる)anasei iokraten(明日再会する)など、動詞部分がシチュエーションによって様々に変化する。
なお、最初に言った挨拶の動作が完了した時には、次に行う動作に換えて再び挨拶をする。

(相手の呼び名) rengaontei elaon ao (自分の相手に呼ばれていた名)

死者に別れを告げる挨拶。rengaonteiは「生者の世界から遠ざかる」の意。主語を相手とし、相手からの挨拶という形式にする。ザッカンタでは、死者は生者に働きかけるが、逆はできないと考えるため、このような形式になった。

sanasuno rengaontei elaon ao raidanto
サナスノ - 生者の世界から遠ざかる - ~と同じ - ライダント
サナスノはライダントと同じ生者の世界から遠ざかる。

(自分の呼ばれたい名) rengaontei

死ぬ間際の挨拶。ザッカンタの者はこれを最期の言葉として言って死ぬことを至上としている。
ディースンゼイン語の作者の一人でザッカンタの重要メンバー、「ズィサ・ゼクタ」が死の際にこう言い残したことから定着した。
なお、その後ズィサはザッカンタのメンバーによって蘇生され、zisa zekta iokranten rengasta(ズィサ・ゼクタは生者の世界に再会した)と述べたことから、うっかりrengaonteiといって死にきれなかった場合、この文を言うことで生還したと認められる。

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