新たな変な言語のアイデアも考えていますが、もうすこし世界の話が続きます。
真の世界のコンセプトは明文化されていませんでしたが、過去の記憶もまさぐりだしながらためしに書いてみます。
世界創作の目標
真の世界創作において目指しているところはSCPではなくちいかわの世界です。そもそもホラーが苦手なのでSCPはほぼ読んだことがありません。
現実世界の科学では説明できない不条理なことがたびたび起こり、変な生物が住み、「こんな世界には住みたくない」と現実世界の我々に思わせつつも、どこかあたたかみがあり、変な生物とはいえ見た目は怖くなく、住人たちは厳しい生活を送りながらも楽しそうにしている。そんな世界が目標です。
過去の創作物の扱い
過去の創作物はなるべく活かす方向で創作をすすめています。いわゆる「ガラリ」はあまり好まず、たとえばある言語をガラリと変えたくなっても旧仕様のまま放置して別の言語を作ります。バター語が気に入らなくなってガラリと変えたくなりテー語をつくり始めましたが、バター語も依然として真の世界で生きており、造語も10日に1語くらいのペースで継続しています。
マニュマニュを倒して真の世界を見る云々という設定は中2の時から変わっていません。
固有名詞に小中学生っぽさが残っていますが、それもあまり変えていません。ただしあまりにもダサいものは変えています。たとえば中学生の頃に描いた真の世界の地図には「公衆電話」「トイレ」「リビング」「胃」などという名前の国が多数あったため、それらは別の名称に変更する予定です。
物語世界
なぜ不条理なこと(犬が茶葉になる、目を合わせたら死ぬ魚がいるなど)がたびたび起こるのかということについて合理的な説明を試みようとしています。今考えているのは「真の世界は物語を書くことで生まれた世界である」という案です。
この案によると、真の世界はパラレルワールドに成立した世界です。そのパラレルワールドはほぼこの世界と一致していますが、いくつか異なる点があります。そのうちのひとつは、今これを書いているわたしが現実世界とは異なり、書いた物語を実際に別世界として具現化させる能力を持っているという点です。彼が書いた物語は不条理な要素を含んでいても、その能力に秘められた機構によってうまいこと調整され、実際に動く世界として構築されます。まだ書かれていないが必要である部分は自動で生成されます。新しい部分が書かれると新要素として追加されたり、既存の要素を置き換えていったりします。新たな要素(生物、言語、土地…。)は、真の世界に暮らす生物にとって「もとからあった」と知覚される形で追加されます。
マニュマニュも彼が物語を書いたことにより現実世界の人類の体内にあらわれた存在で、ヌテラ教も彼の物語がきっかけでうまれた宗教です。
そもそも架空の物語がもとになっているものなので、ある程度メチャクチャでも許容されるわけです。
真の世界の戦争
わたしが理想とするのは戦争がない世界です。架空の戦争について考えるのは心が痛みます。起こるとしても3時のおやつをめぐる小競り合い程度が理想です。
再び戦国時代を迎えた日本の中部・北陸地方で起こる一連の架空の戦争について考えていたことはありますので戦争について考える気がないわけではないのだと思いますが、真の世界では戦争を起こしたくありません。
しかし、人類と同じような思考回路をもち、中世程度の文明を有し、複数の民族・宗教にわかれた知的生命体がいる以上、戦争の発生は必然となると思われます。そこをどう調整するのか考えているのですが、わたしは言語と言語学以外の知識があまりないのでよくわからないのです。なにか不思議で特殊なシステムがなければ、戦争がない世界は狩猟採集社会しかない世界と同義になってしまいそうです(歴史については素人なのでよくわかりませんが)。諦めて戦争が起こる設定にすることも考えています。
戦争発生防止策として、怒りと憎しみを抑制するシステムをかつて考え付いたのですが、それだと犯罪の被害にあった人がみんな「まあいいや」と許してしまい治安が最悪になるのでボツになりました。このシステムは現在は真の世界内で語られる理想の世界「夢の世界」の設定として残っています。
次回につづきます。ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
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