Migdal

ツナホシ
ツナホシ

Posted on

単語に複数の意味をもたせる方法

皆さんは日本語と人工言語の単語を一対一で結びつけていませんか?
確かにそれでも良いのですが語義がズレていた方がリアリティが増すのではないかと考えています。
そこで今回は単語に複数の意味をもたせたり逆に細分化させたりする方法をいくつか紹介していきます。

単なる偶然

偶然単語のスペルが一致することで語義を増やします。例えば英語のpenはペンの意味の方はラテン語のpenna(羽)に由来しますが囲いという意味の方は古英語のpenn,penneに由来します。このように語源は違うがスペルが一緒なために語義が増えることがあります。

派生

単語の意味を派生させて語義を増やします。例えば日本語の「成長する」という単語はもともと生物が育って大きくなるという意味でしたかそれを派生させて物事や事業が大きくなるという意味でも使われるようになりました。この2つの語義は大きくなるという点で共通しています。このように共通している部分を抜き出して派生させることで意味を増やします。

省略による一致

もともと長い単語を省略させ、元の単語と一致させることで語義を増やします。
例えば日本語の携帯は携帯電話から電話を取り除いたことで元の単語と一致しています。このように省略時にスペルが一致することで語義が増えることがあります。

重視する区別

文化によってその区別が重視されたり重視されなかったりすることで単語が増えたり、逆に統一されたりします。例えば英語では年齢の上下を説明する必要がないためbrotherとsisterという分けられ方をしていますが、日本語だと兄と弟のように区別されています。また、英語では牛がcowとoxそしてbullと分けられますがこれも牛の区別をする必要があったと考えられます。このように重視される事柄の違いによって単語が増えたり統一されたりします。

どうでしょうか?
これを機に語義を複数もった単語を作ってくれるとうれしいです。

Top comments (0)