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言浜有体
言浜有体

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ふむ〜らシスカー語講座〈Ⅲ〉―応化の規則を知ろう

さあ始まりました!ふむ~らシスカー語講座のお時間です。
いよいよ本格的に夏がやってきましたね……
気温が35°Cを超える日が現れはじめ、
なかなか外に出るのが億劫になってきました。

さて、本題に移りましょう。
今回は「応化」という現象についてのお話です。

応化とは何か

覗語では、二つの音が隣接したときに、
発音のしやすさのために音が変化することがあります。
これを応化と言います。

応化の種類

応化には分類における二つの「軸」があります。

  1. 起こる条件
    • 絶対応化: 元の音素配列を禁止し、絶対に応化するもの。
    • 限定応化: 元の音素配列を禁止せず、他の語と合成したときなど特定条件下で応化するもの。
  2. 起こる場所
    • 照応化: 子音と子音の間で起こるもの。
    • 響応化: 子音と母音の間で起こるもの。
    • 反応化: 母音と母音の間で起こるもの。

覚えよう

さあ、ここからは実際、どのような応化を起こすのか見ていきましょう!

照応化

照応化はすべて絶対応化です。

  • 同じ字を二つ重ねる

pp, mm など、同じ字を二つ重ねるものは、
長子音ではなく短子音のままで読みます。

p + p → pp/pp/

ただし、ph, th, ch は特別に、
pph/p/, tth/t/, cch/k/ に変化します。

  • 後にph, th が付く

鼻音・摩擦音の後に付くと、発音が破裂音に変化します。

z + th → zth/st/

また、

p + ph → pph/p/
t + th → tth/t/

です。

  • 後にch, h が付く

基本的には、綴りの上でのみch, hを付け、それを発音しません。

r + ch → rch/ɾ/

ただし、以下の場合は特殊な読み方をします。

z + ch → zch/ʃ/
v + ch → vch/ɸ/
v + h → vh/ɸ/

  • h付きの文字の連続

ph, th, ch のように、hが付く二重音字が連続した場合、
二番目のものからhを無くします。

ph + th → pht/ɸt/

  • m, n

基本的には、後の子音に調音点を合わせるように変化します。
/ŋ/はnで表記します。

n + p → mp
m + c → nc

ただし、z, s の前ではそのままです。

m + s → ms

また、v, l の前ではこのようになります。

m + v → mm
n + v → nv
m + l → mm
n + l → nn

  • r,l

基本的にはそのままです。
ただし、

r + l → rr
l + r → ll

です。

  • p

m, t, c, th の前ではfに変化します。

p + th → fth/ɸt/

また、

p + f → pf/ɸ/
p + v → pf/ɸ/

です。

  • t

m, n, p, c, ph の前ではz/s/に、
f, v の前ではr/ɾ/に変化します。

t + n → zn/sn/
t + v → rv/ɾβ/

また、

t + z → tz/t͡s/
t + s → ts/t͡ʃ/

です。

  • c

p, t, ph, th の前ではch/x/に変化します。

c + t → ch/t/

  • f, z, s

これ以前に説明した以外には、特にルールはないです。

  • ph, th, ch

r, z, s の前では破裂音に変化します。

ch + r → chr/kɾ/

また、

ph + f → phf/ɸ/
ph + v → phf/ɸ/
th + z → thz/t͡s/
th + s → ths/t͡ʃ/

です。

  • v

綴りは変わらず、発音が/ɸ/に変化します。

v + l → vl/ɸl/

ただし、

v + f → ff/ɸ/

です。

  • z/s + t/c/th + 軟母音

この形になると、子音部の発音が/ʃ/になります。

z + t + e → zte/ʃʲe/

響応化

前回『〈Ⅱ〉発音を学ぼう』では、
後の子音によって発音が変わる子音がありました。
それらは全て絶対応化、
絶対に変化するものでしたが、
今回、ここでは自由応化である響応化について説明します。

  • p

f/ɸ/に変化します。

p + a → fa/ɸa/

  • t

軟母音の前以外ではr/ɾ/に変化します。

t + u → ru/ɾu/

  • ch

軟母音以外の前で
a, ä の前ではv/β/
それ以外ではph/ɸ/に変化します。

ch + ä → vä/βε/
ch + å → phå/ɸɔ/

  • h

軟母音の前でch/ʃ/に変化します。
それ以外はchと同じです。

h + ö → chö/ʃʲø/
h + ä → vä/βε/
h + å → phå/ɸɔ/

  • 前に母音が付く

響応化は後ろに母音が付いた場合だけでなく、
前に母音が付いた際にも起こります。

a + pa → afa/aɸa/

反応化

反応化はa, e, i, o, u の間でのみ起こります。
それ以外の母音では、間にvを挟みます。
a, e, i, o, u の間での反応化は以下の通りです。

前\後 a/a/ e/je/ i/ji/ o/o/ u/u/
a/a/ a/a/ ä/ε/ ä/ε/ å/ɔ/ å/ɔ/
e/je/ ã/je/ e/je/ ī/ji/ ö/jø/ ü/jy/
i/ji/ ã/je/ ī/ji/ i/ji/ ö/jø/ ü/jy/
o/o/ å/ɔ/ ø/ø/ ø/ø/ o/o/ ů/u/
u/u/ ă/a/ y/y/ ï/i/ ŏ/o/ u/u/

……覗語の応化規則を全て挙げ終わりました!!
多いですね……
実は私も忘れてて、間違えちゃうことが多々あります……
作者なのに!?

次回予告

次回は「ふむ~らシスカー語講座〈Ⅳ〉―挨拶と自己紹介」です。
お楽しみに!!!

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