(この記事は ニョンペルミュ歌詞の楽曲を投稿しました (MESULAN / 非存在街) から翻訳されました)
ふぃるきしゃさんの「MESULAN / 非存在街」をクノクテに翻訳しました!
前提
・クノクテは子音連続の時間にaeiou以外の母音を挟んで良いことになっています。例えば、əやʌを/ʃs/に挟んで[ʃəs]としても、音素上は/ʃs/のままです。
つまり、音節の数を自由に足せますし、発音しにくいところに母音を挟んで発音しやすくしたリできます。
なので、この翻訳された歌詞で歌う場合は歌いやすいところに母音を挟んでください。
・主な2個以上の子音の異音は下記の通りです。
lĵ[ɮ]、th[tʰ]、kh[kʰ]、ph[pʰ]、lh[lɫ]
(推奨されない異音:dz[d͡z] c[t͡s]と聞き間違えやすいため)
・韻を踏んでいるところは斜体にしてあります
・半母音は子音連続の時・語末でもしっかり子音として発音してください。なので、リンキングしたとき「ǧaj aal」は[ɣajaːl](ガヤール)と発音されます。
※本記事の[]内の「ə」はあくまで目安なので自由にアレンジしてください
下は凡例
翻訳前の日本語の歌詞
翻訳後の歌詞 補足情報
翻訳後の歌詞の直訳
[発音記号]
↑たまにここに補足情報
MESULAN / 非存在街
MESULAN / gzeuheclozǧ gzeuheclozǧ…(非・否)(存在する)(街)
「gzeuheclozǧ」はqoclozǧ[cot͡slozɣ]でも可
メスラン / 非存在街
[mesulan gzeuhet͡slozɣ]
qoclozǧ…(存在しない)(街)
です
歌唱 重音テトSV2
sikminm: kasanetetoesuvuicuz
(歌った:カサネテトエスヴイツ)
[sikminm kasanetetoesuvuit͡suz]
この訳だと日本語の発音をもとにしていますが、「重音テトSV2」の部分は
・kasanetetoesvituz(「SV2」を英語読み)
・kasaneteto-SV2-z(「SV2」をそのまま)
・mami-teto-SV2-z(「重音」を意訳)
などなど自由です。 ただし、語尾は必ずzにしてくださいね!
ほか ふぃるきしゃ
dkafl kenm: filukisjaz 「filukisjaz」の場合は[filukisjaz](フィルキスャㇲ゙)の発音ですが、filukiŝaz[filukiʃaz](フィルキシャㇲ゙)でもfrukŝaz[frukʃaz](ㇷルㇰシャㇲ゙)でも成り立ちます。語尾が~zなら固有名詞になるので、クノクテの音素内であれば音写の部分は自由です。あと、「hfruz」(雪)のように意訳するのもアリですね。
(他を作った:ふぃるきしゃ)
[dkafl kenm filukisjaz]
zhir→nihonoktloif
"C"=(Rv|Nv|V)
"V"=(R!Rv|N!Nv)
!=<[ ]> <J> "V" <J> <Vh> / *"C" *[ ], *J *"V" *J, *"V" *Vh
!?="V" → [L] / *"C" "C" *[ ], *"V" J *Vh
?= / *"C" $!"C" *[ ], *J $!J *"V", *"V" $!J *J
クノクテの歌詞はよく係属標識が省略されるのですが、語順の自由さのせいで文意が一つに定まらなくなってしまいます。そのため、歌詞の最初に「語順式」を書いて誤解を防ぎます。
できればで良いので、動画化するとなったらどこか(MV内、イントロ、アウトロ、概要欄 など)にこれを載せてもらえたら幸いです!
誰も知らない街で どこにもない街で
hbsifn cmiftkerv clolŝ hbgiofŝ qor clolŝ
(誰もが知らない街で どこにもない街で)
[həbsifən t͡smiftkerv t͡slolʃ həbgiofəʃ corə t͡slolʃ]
あなたにいつかまた会えること 私はそれだけを願ってるよ
fesĥ hbinaŝ flej slin, susn aalĵ jnunh
(あなたにいつか会う 私はそのことのみを願っている)
[fesx həbinaʃ flejə slin susən aːləʒə jənunhə]
私たちが孤独な道を選んでも
wasusn ĵev hmufĥ hmenv dnofl sĉen
(私たちが孤独な状態になる道を選ぶ)
[wasusn ʒev həmufx həmenv dnofl st͡ʃen]
夕闇が私たちを繋いでくれる
ǧnaw nfuiĵkifn wasusl mwenǧ skivh
~としても夕闇が私たちを繋いでくれるだろう
[ɣnaw nfuiʒkifn wasusl mwenɣə skivhə]
のろまな列車に乗って私はさまよい命を消耗している
zviv nteunistlull nlsenf susn zguninf wjefl peanh
(遅い列車に乗り私は彷徨い命を消耗している)
[zviv nteunistluləl nələsenf susn zguninf wjefl peanh]
ビルの影を泳ぐ魚が私の姿を笑う
bfoukhepnkelm zĵell rnonhv pfeskoln susnm hmufl gsuon
(ビルの影を泳いでいる魚が様子を嘲笑う)
[bfoukhepnkelʒə zʒeləl rənonhv pfeskoln susnmə hmufl gsuon]
「はっきりした目的地がなくたっていいじゃない」
"aackisksev aaĥogefn aaqor aasn skivn hmur"
(「明確な目的地が存在しないことも良い」)
[aːt͡səkisksev aːxogefən aːcor aːsn skivn hmur]
そう言ったあなたはもう私の隣に座っていない
eel ktekanmv fesn susm tgdufŝ fdiuhmurn
(と言ったあなたは私の隣で座っていない)
[eːl ktekanvəm fesnə susm təgdufʃ fdiuhmurn]
私は見つけたよ
susn zreinm
(私は見つけた)
[susnə zreinəm]
幽霊のようにふらふら歩く人々の中で微笑むあなたを
sǧuizhoij bauwiej nimharv wahsielm swefŝ lkarv fesl
(幽霊のようにふらふらと歩く群衆の中で微笑むあなたを)
[sɣuizhoijə bauwiejə minharv wahsielm swefʃə lkarv fesl]
でもそれが決して抱きしめられない幻だってことは分かっていた
gzeuw feŝn ĉgaj ǧfanv gzoǧaj hwifn her aall stinh 「gzeuw」はマイナスのニュアンスのみを持つ接続詞で、日本語の「しかし」とは違いマイナスの文からプラスの文に繋ぐことができません。その代わり、プラスの文からマイナスの文にできるのと、マイナスの文からマイナスの文に繋げて「そのうえ」などを表せます。
(しかしそれが確実に抱きしめられない幻であることを理解している)
[gzeuwə feʃn t͡ʃəgajə ɣfanv gzoɣajə hwifn her aalələ stinəh]
誰も知らない街で どこにもない街で
hbsifn cmiftkerv clolŝ hbgiofŝ qor clolŝ
誰もが知らない街で どこにもない街で
[həbsifən t͡smiftkerv t͡slolʃ həbgiofəʃ corə t͡slolʃ]
あなたにいつかまた会えること 私はそれだけを願ってるよ
aafesĥ aahbinaŝ aaflej aaslin, susn aalĵ jnunh
あなたにいつか会う 私はそのことのみを願っている
[aːfesx aːhəbinaʃ aːflej aːslin susn aːlʒ jənunhə]
私たちが孤独な道を選んでも
wasusn ĵev hmufĥ hmenv dnosĉen
私たちが孤独な状態になる道を選ぶ
[wasusn ʒev həmufx həmenv dnofl st͡ʃen]
夕闇が私たちを繋いでくれる
ǧnaw nfuiĵkifn wasusl mwenǧ skivh
~としても夕闇が私たちを繋いでくれるだろう
[ɣnaw nəfuiʒkifən wasusl mwenɣ skivh]
あの時の躊躇い 現在の後悔
zguncanav ntubzauf, ndashav ncagsef 韻を踏む関係で歌詞改変してます。ちなみに発音記号の[sh]は[ʃ]ではなく、[sh](ㇲㇵ)の発音です。
(いつかの躊躇、もう遅い後悔)
[zgunt͡sanav nətubzauf nədashav nət͡sagsef]
狭い空に残ったこの感情を捨てられるなら
nnov duhnafalŝ kzogzeunjormv wasuŝov mzafl sdun ǧaj jnuvh 音節数、1つオーバーしました… すみません
(狭い空で消え残ったこれらの感情を捨てられる(ならば…))
[nənov duhnafalʃ kzogzeunjormv wasuʃov mzafl sdun ɣajə jnuvh]
私は信じるよ、この街がいつか
susn qsan, suŝov cloln aazgunkanaj
(私は信じる、この街が、いつか-)
[susn csan suʃov t͡sloln aːzgunkanaj]
消えていく概念の外に存在できることを
aakzorv fufm zdoufŝ her ǧaj eel
(-消える概念の外で存在できることを)
[aːkzourv fufəm zdoufəʃ her ɣaj eːl]
コメント
「ここ子音多すぎる!」「歌詞のニュアンスが違う!」などがあれば遠慮なくご報告ください!なんとかします!!
ちなみに、この言語はəを挟む位置を工夫すると韻を踏むことができます。なので、「もっとこうしたら韻を踏めるな」というときはうまい具合に調整してみてください。
ここから雑談↓
<なぜ普通に日本語訳からの翻訳をしたか>
精度を上げるために原文から翻訳しようとすると、対訳辞書がない関係で「ニ→日→ク」の手順になり、翻訳を二回しなければならないんですよね。それはさすがに面倒くさい 手間と時間がかかってしまうので、日本語訳からの翻訳を選びました。
<あと…>
zan'語もそうですが子音が多いんですよね… クノクテの場合əを挟むことが前提の構造なのでzan'語よりひどいです。
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