Migdal

元記事: コメントに応じて変化する言語

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佐藤陽花

???語は固有文字体系??文字と、ラテン字の二種が併用されていると推定されるであろう。??文字は、ジャウィ文字やカウィ文字に似たアブギダであろうと考察される。

ラテン字正書法や??文字グリフを作ってくださる有志を待ち望むところである。

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さざんか(Cada Endefluhna)

今度も長くなってしまいましたが、文字体系(アルファベット)とそれに付随する音韻や音節などの問題についてひとまず考えてみました(もちろん全て仮説です)。

1.子音字綴りの原則
/p b t d k g f v s z h m n r l j/はそのままアルファベットを流用するものとする。

帯気破裂音→左からph、th、kh
放出音→左からpq、tq、kq
声門無声破裂音→q
無声破裂音に声門音が続いた場合、hなら帯気破裂音、q(ʔ)なら放出音となる。
(おまけ:帯気破裂音と放出音は、母音脱落によって無声破裂音に声門音が後続した際に生まれた音素とする説があり、これはそれ以前から提唱されていた「子音体系は単純化した」とする仮説とは逆に複雑化したとする仮説である)

軟口蓋鼻音はng。ただし、直後に母音が続いた場合は必ず/ŋg/と発音される。
↑条件異音の報告事例
破擦音→左からpf、ts、tsh、gh。tsが後部歯茎音である点に注意。
弾き音→左からvh、rh。
両唇接近音はbv(ただし音節構造のXに該当する場合はvと書かれる)。
二重調音はɡ͡b→gb w→w ɥ→jw

なお、長子音は(最も手前の)子音字を二文字連続で続けて書くことで実現する。
øtʰokkʰaa→öthokkhaa(母音については後述)

2.子音字と音節構造の関係
基本的に、一文字で音節構造のC(またはX)一文字分に相当する。
ただし、弾き音及びng(軟口蓋鼻音)は全体で音節構造のC一文字分に相当する。
枠外の二重調音についても、すべてC一文字分に相当する。
例外的に、破擦音は全体で音節構造のC二文字分に相当する(それでも、語末では一文字分として扱われる)。
これらの原則は、一語の中であれば音節境界を越えて適用される。

なお、Xになれるのは半母音/j w ɥ β(表中では記号つき)/つまり綴り字上はj、jw、w、v(Cとして用いられる場合はbvと書かれる)の四種類のみ。これらの子音は同じ音節内で直前に子音を持たない場合、Cとして扱われる(その場合βについてはbvと綴られる)。

結果として、「b以外の任意のC」+/v/と「b以外の任意のC」+/β/の区別が綴り字上からはつかなくなる。よって、一部の状況下ではこの二音は自由異音の関係にあるとする仮説もある(ただし二重調音の/w/はこの状況下でもまぎれもなく区別がなされている)。

3.母音の表記
母音は/aeiyou/についてはそのまま表記される。一方、残りの母音/ɜ/にはë、/ø/にはöが割り当てられている。しかし、ウムラウトを省略して書かれることも多々ある。
また、別の方言で見られる/ɪ̈/と/ɯ̽/もそれぞれïとüで綴られているが、同様にウムラウトなしの場合も見られる(なお、この方言でウムラウトなしの場合のiやIの綴り方はトルコ語的なものではなく、英語的なものである)。
ウムラウトの省略については書き手によって差異がある。ウムラウト対立を全て書くor書かない、あるいは「書かないと紛らわしい場合のみ書く(母音が似ている)」など様々である。これは多様な方言変種が現に存在しているöphëtqa(ophetqa)/øpʰɜt'a/語の綴り字体系が、その言語同様に完全には体系化されていないことの現れであるといえる。もし国語教育があるのであれば、おそらくウムラウトつきで書くのが正書法なのでしょうが。
なお、長母音については同じ母音字を二回連続させる(øtʰokkʰaa→öthokkhaa)。

4.借用接周辞関連での長母音の補足
借用接周辞/ø- -a/などは、単独の場合øpʰɜt'a語の音節体系を壊すことはない。ただし、この接辞によって例えば母音字が三連続するなどした場合は、これらの接辞とその内側との境界に声門破裂音q/ʔ/が置かれる。

長々と失礼しました。

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halka_ffez profile image
佐藤陽花 • 編集済

音節構造中、任意出現とされている部分の子音と母音は、この言語に存在する子音と母音のうち一部制約を持つ

また、半母音として存在できる音は、ここで言明した通り、接近音の中でも両唇接近音 /β̞/及び両唇硬口蓋接近音 /ɥ/ (二重調音)の2音のみであることに留意。その他の接近音は単なる子音である。子音・半母音・母音は互いに素であり、一の音が複数に区分されることはない。

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ンソピハ

さざんかさんのコメントをベースに、佐藤さんの返信も考慮して、一通り反映いたしました!
まだラテン文字表記は「仮説」とのことでしたので、定説になるまでは音素表記で頑張ります(笑)
ついに異音についての報告も来ましたね!
表記もできるようになりそうですし、楽しみです。

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sazankaiueo profile image
さざんか(Cada Endefluhna)

あっ普通に見落としていました……。補足感謝です。
(綴り字の個人的雑感としては、特に/v w β/周りの考察がまだ足りないかな、という感じです)