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jan3907087
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第二号 解説

はじめに

pjáhi!(こんにちは!)
jan3907087です。辞書はまだできていませんが、日本人向けに、現段階での概要を(すべてではないけれども)解説していきます。語彙は文法の解説と一緒に、出てきた分だけ行います。かなり個人的な思想/哲学を語ってしまうかもしれませんが、ご了承を。


言語概要

抱合語 or 屈折語。活用というまでのものでもないが、母音交代で意味が変わる単語がかなり多い。また、1つの品詞に対して語尾が複数あるが、意味合いでだいたい決まる。

文字と発音 再掲 一部加筆

文字と発音

[]内は音声記号、//内は音素記号、‹›内は正書法です。
何もなければ3つすべて同一のもの。違うもののみ挙げる。

母音

/a i o e u jo ja ju/の8つ。
但し、実際には子音の直後でjo ja juの3つが直前の子音を口蓋化させ、自身は/o a u/と同じ音になる。
また、/i/は常に直前の子音を口蓋化させる。
/e/は母音の直後で[je]となって母音連続を解消する。
以降、a o (e) u を硬母音、(i) jo ja juを軟母音と呼び、また、a - ja, o - jo, u - juの変化を「(母音の)軟硬を変える」と呼ぶ。

子音

/p t k f s h m n l/の9つ。
口蓋化すると、それぞれ[pʲ t͡ɕ kʲ fʲ ɕ ç mʲ nʲ lʲ]になる。
/t s h/が大きく変わることに注意。
また、子音直前のhを[x]と発音することも許容。
有声性を一切区別しないので、/lf+母音/などではfを[v]と発音することも許容。

アクセント

以下のように表す。

記号の例 意味
a 強勢なし
á 主強勢
à 副強勢

ただし、アクセントは慣れればすべて文脈から判断できるため、普通は省かれる。

大文字・小文字

原則は、toki ponaと同様、固有名詞の頭のみ大文字を使う。文頭にも小文字を使う。

句読点の用法

.は文の終わりに使う。,は任意の場所に挿入可能。息継ぎのタイミングを表すのにもつかわれる。日本語の「、」とは違い、,には句構造を明確にする用法は無い。すべて特定の単語を使って表される。

ハイフンの用法

形態素の境界に現れるが、任意で省略可能。むしろ、ほとんど省略される。ただし、接頭辞など、連語表現とみなしがたい部分では残る。



1 代名詞・コピュラ文

人称 単数 複数
一 kak kik
二 faf fif
三(生物) tat tit
三(非生物) sas sis
四(神) klas klis

単複が a-i の交代により表される。「神」という独自の語を持たず、常に代名詞で参照される。そもそも需要がないと判断し、klisは使わない話者もいる。 (唯一神 or 不可算名詞だと解釈するため。) 指示代名詞もあるが、あまり使わない。

「A (名詞) はB (名詞) だ」の内容を表すのには、A-e B-iという構文を使う。倒置したB-i A-eやAとBを入れ替えたA-i B-eにもできる。特に、後者ではBでなくAに焦点が当たる。

káke náni. 私は大人です。
fífi, máme. あなたこそが母だ。
pípi táte. 息子はこちらです。

単語 意味 備考
nan 大人 (性別問わず)親という意味も
mam 母 「母のような存在」という意味も
pip 息子 一般化して「男の子」という意味も

この言語では、自分の家族か他人かをあまり区別しない。そういう精神の上に成り立つ。また、家族関係の語彙は子音が性別、母音が役職を表すので、この3語を覚えれば他に6語学べる。
nin(子供)、pap(父) など。


2 自動詞の文 #1

単語 意味
pahjo 聞く
safjo 見る
tapjo 食べる

先ほどの-iの形とこれらの語彙を合わせるだけ。時制は後述。義務ではない。

kíki tápjo. 私達は食事中だ。
klási sáfjo. 神は見ている。
páhjo táti. その人は聞いている。

焦点を入れ替えるには、名詞側の-iを-oに、動詞側の-joを-iにする。-iがつく場所を変え、もう一方の母音の軟硬を変える操作は頻出。

kíko tápi. (他の何をするのでもなく、)私達は食事中だ。

また、動詞の語尾を消して、対応する名詞のようにできる。また、自身の母音を-a-から-i-に変えることで、器官の名称になる。

動詞 意味 語尾なし 意味 -i- 意味
pahjo 聞く pah 音 pih 耳
safjo 見る saf 光, 視野 目
tapjo 食べる,飲む tap 食品 口 (舌の意味も)

sáse tápi. これは食べ物だ。


3 他動詞の文 #1

目的語を表す方法はいろいろあるが、動詞に接頭させるのが一番簡単。以下の語彙を例に解説する。

単語 意味 備考
pus 米
tlul 言葉 話し言葉のみを指す。

káki pus-tápjo. (私は)米を食べている。
tlul-pájho fáfi. (あなたは)会話を聞いている。


4 自動詞の文 #2

#1で述べたもの以外にも動詞の型は多数あるが、焦点の移動は同様に-iの移動と軟硬の変化により行う。また、焦点が主語に当たっている場合は動詞をいくつ用いてもよい。語順は自由。

単語 意味 備考
pjoko (建物に)行く
nalja 重い,重くなる
hata 外にある
samu 6つ以上ある,6つ以上になる 「5つより多い」が原義

sámu kíki pjóko. 私達は6人以上で(建物に)行く。
káka náli (私は)太ってきた。(時制は適当)
níni háta. (元いた場所から)子が外に出る。


5 他動詞の文 #2

一部の動詞と代名詞が合わさると、特殊な形になる。また、意味合いも多少不規則に見えることがある。

pjóko. (建物に)行く。
*sas-pjóko. その建物に行く。(誤用)
smjat-pjáko. その建物に行く。

また、他動詞に「~に」などの3項目を追加したい場合などは、以下の語尾にして後置する。使役なども無理やりこれで表す。
-「~に」: -om
-「~から,~により」: -jom

káki pus-tápjo. 私は米を食べる。
káki pus-tápjo fáfom. あなたは私に米を食べさせる
(私はあなたから米を食べる、の意味。)


6 形容詞・副詞

以下のような形容詞は主語に後置する。
「A (名詞) はBのようだ (形容詞) 」という文にもこれを使う。そのまま複数並べると形容詞が並列する。また、動詞に後置すると副詞として機能する。

単語 意味 備考
kamjam 良い,良く
klahjam 強い,強く
monjam 現実的な,現実的に 対義語menjam(名ばかりの, 嘘つきの)
fasjam 速い,速く

a - i, o - eの交代で対義語になるものがかなり多い。

klási kámjam kláhjam. 神は偉大で強い。
sási mónjam. それは現実的だ。
táti kímjam. その人は悪い。
pjóko fásjam. (建物に)速く行く。

また、目的語を修飾するには語尾-jamを取って接頭する。

káki kàm-pus-tápjo. 私は良い米を食べる。


7 相・時制

相は形容詞・副詞により表される。語尾が-jamでなく-imである点に注意。基準時を示すには接頭辞を加える。

単語 意味 備考
lisim ずっと
lafim この瞬間
tom-lafim かつて(一回)~した 過去に焦点が当たる
litim かつて~だった(状態) 現在に焦点が当たる

káki pus-tápjo lísim. 私はずっと米を食べている。
káki pus-tápjo láfim. 私は今まさに米を食べている。


8 否定・疑問

対義語を使って否定することもできるが、lal-を接頭することでも否定できる。どこを否定するかに注意。
疑問文にするには、lil-を接頭するかlil(何)を使う。文のどこにも焦点を当てない場合、lilinを使う。(文の真偽そのものに焦点が当たる。)

káki pus-tápjo lal-lísim. 私はずっと米を食べているわけではない。
káki làl-pus-tápjo lísim. 私はずっと米以外の何かを食べている。
lal-káki pus-tápjo lísim. ずっと米を食べているのは私ではない。
fáfi lìl-pus-tápjo? あなたは米を食べているのか?(他の食品でないのか?)
lil-fáfi pus-tápjo? あなたは米を食べているのか?(他の誰かでないのか?)
lilín fáfi pus-tápjo? あなたは米を食べているのか?(本当か?)

(kaki:私 pus:米 lisim:ずっと fafi:あなた)


9 従属節

lélは2文を繋ぐ役割を持ち、lél自身は適切に語形変化する必要がある。(leli, leleなど)

káki pus-tápjo lísim léli kámjam. 私がずっと米を食べているのは良いことだ。
káki pus-tápjo lísim lel-pájho fáfi. 私がずっと米を食べているとあなたは聞く。

(2文目のlel以降では倒置して主語を最後に持ってくる必要がある)


おわりに

以上が日本人向け、日本語中心にとらえた解説になります。実は、この言語はこの解説とは全く別の体系から成り立っています。今までにあった大量の例外は、実は、すべて既存の言語を中心にとらえたことによるものです。以下に本質 (sfáli) 的な解説があるので、読んでみてください。

sfaltljóli

基本理念

この言語は、人間が処理できる複雑さの範囲で構文・造語の曖昧さをなくすために作られた。この理念をsfáliとする。前述のとおり、a - iの交代により、対義語はsfíli(曖昧)である。
(さらなる母音交代により、sfúli(sfáliを内包するもの)という語も派生される。)
なお、この言語に正式名称は無い。あくまでも、何のラベルも張られず (他の概念に拘束されず) に浮遊するだけの存在にすぎない。名をつけるときは、次回作に移るとき。


語根の導出方法

語根は、(子音1~2個)-(母音)-(子音)の並びからなる。現在500語根以上が存在するが、派生の規則が広く適用でき、実際には半分未満の労力で覚えられる。(さらに動植物120語や相マーカー24語を削れば、だいぶ少なくなる。)

子音

ptkfshmnlの9つの中から選ばれる。頭子音には、単体以外にも以下の子音連続22種が来れる。
pl tl kl fl hl ps ks fs sp st sk sf sm tf kf lf ft fk fn pt kt kp
各子音には以下の値が割り振られ、以下の計算式の値は単語が属すクラスごとに一定の値を取る。そのため、実質的には末子音は頭子音とクラスから逆算することができる。

子音 値
p 0
t 1
k 2
m 3
n 4
l 5
f 6
s 7
h 8

((末子音に対応する値) - (頭子音に対応する値))を9で割った余り
頭子音が複数ある場合、和を取る。
例)
kaf(頭) ... (6 - 2) % 9 = 4 (四肢と頭は4になる)
til(腕) ... (5 - 1) % 9 = 4
sfot(雪) ... (1 - (6 + 7)) % 9 = 6 (天候は6)

母音

a i o e u jo ja juの8つから選ばれる。母音のみ違うものは類義語 or 対義語であることが多い。また、同じクラスに属す単語は同じように母音交代で意味が変わることが多い。該当する意味の単語が日本語にないことも多いので、そもそも直訳ができないことも多い。


統語論 概要

品詞は内容語と機能語(共に後述)の2つのみ。機能語は、lol lel lok lek mom mem pop pepの8つとその派生形のみが該当する。内容語は統語上これ以上細かく分類できない。この構造も、直訳を不可能にする要因の1つである。


内容語

[語根1つ以上]-[格語尾(後述)]-[階層語尾(後述)(必要ならば)]

内容語は、すべて以上の構成である。原則として、強勢は(各単語の最終)語根につく。統語上の働きで分類されているので、時制マーカーも内容語であることに注意。語根を2つ以上並列して意味が曖昧になる際には、格語尾を間に挟む。ハイフンの使用は任意。強勢を持つ音節の前に2つ以上並ぶ場合は強勢のある音節の2つ前の母音に副強勢をつけてこれを解消する。また、先ほど例示した通り、一部の代名詞は格語尾の意味も含めた特殊な語根を持ち、それらは接頭辞としてのみ使われる。

格語尾

格語尾 格語尾がつく語の意味
-i 節の核を形成する。1文に1つ必ず要求される。
-e 同値関係を表す。
-a 抱合関係を表す。自身は「抱合する側」。
-ja 抱合関係を表す。自身は「抱合される側」。
-o 順序関係を表す。自身は→の先のようなイメージ。
-jo 順序関係を表す。自身は→の根本のようなイメージ。
-u 大小関係を表す。自身の方が数が小さい。
-ju 大小関係を表す。自身の方が数が大きい。

-i

主格と呼ぶことにする。節の核を形成する。原則として文の主題が選ばれるが、構造が複雑な文では、構造が最も簡潔になるように主格が選ばれる。階層語尾(後述)が無い場合、すべて主格との関係性を表す。

tlámi. 晴れだ。
pjáhi. 心地よい雰囲気だ。

-e

同格と呼ぶことにする。いつ同じなのかを明記する際は、時制マーカー(後述)を要求する。

káke náni. 私は大人です。

-a

属格と呼ぶことにする。常に相手を抱合していることを表す。そのため、「~の中から」のような意味には使えない。

níni hata. 子が外にいる。 / 子 ∈ 外界。

-ja

被属格と呼ぶことにする。属格の逆の関係。

nínja hati. 子が外にいる。 / 子 ∈ 外界。

-o

与格と呼ぶことにする。直接の目的地、方向など、いろいろな意味があるが、区別したければ複合語にする。(字義通り、「~の方へ」など)

kíko tápi. 私達は食事中だ。 / 私達 ← 食事。

-jo

奪格と呼ぶことにする。与格の逆の関係。

kíki tápjo. 私達は食事中だ。 / 私達 ← 食事。

-u

劣格と呼ぶことにする。厳密には「Aの長さはBの長さに勝る」のように同じもの(ここでは「長さ」)を補う必要があるが、口語では省略可能。

sámu kíki pjóko. 私達は6人以上で行く。/ 5 < 私達 → 建物

-ju

優格と呼ぶことにする。劣格の逆の関係。

sámi kíkju. 私達は6人以上だ。/ 5 < 私達

階層語尾

どの単語との関係性を述べているかを表す。語尾があるため、いくらでも語順を変えることができる。このくらいあれば人間が話し言葉で扱える限界までだいたい表せるだろう。

階層語尾 対象 例(A→B: AがBを修飾) 備考
(なし) 自身がある節の主格 -a→-i 自身は修飾されない
-jl -jn -js 自身がある節の主格 -ajn→-i
-l -n -s 同じ語末の子音とjで終わる単語 -an→-ajn
-j 自身がある節の主格 -oj→i
-ja -jo -je -ju -jで終わる語 -oje→oj 入れ子可能
-im 直前の単語を含む節全体 -im→節
-if 直後の単語を含む節全体 -if→節
-in 文の主節 -in→主節

これらを絶対語尾とする。
以下、特に注意すべきものだけ取り上げる。

-jl -jn -js

書いてある通り、自身は修飾語と被修飾語の両方として機能するが、強勢が語末に移ることに注意。(njofójl(家に)など。)
口語では-j-が消失し、強勢位置のみで他の語尾と区別しなければならないときもある。
3つのうちのどれを優先して使ってもよい。

-j

同様に強勢が語末に移るが、-j-は消えない。

-j -ja -jo -je -ju

「語尾を1音ずつ削っていき、初めて語尾が一致した単語に係る」とも解釈でき、その場合、以下の句は次のように解釈できる。(A~Fは任意の語根)

Ajaj Bjaje Cj Djo Ejoja Fjoju

単語 Ajaj Bjaje Cj Djo Ejoja Fjoju
修飾先 Cj Ajaj (なし) Cj Djo Fjo

-im -if -in

品詞語尾を伴うのならば強勢はこの語尾につく。しかし、省略されれば強勢位置は変わらない。(後者では文脈から意味を判断する。)

また、語順の自由度をある程度犠牲に以下のようなものも使うことができる。(相対語尾とする。)どれでも強勢位置は移動しない。

階層語尾 対象
-jm 直前の絶対語尾を持つ単語
-jf 直後の絶対語尾を持つ単語
-m 直前の-m -f以外で終わる単語
-f 直後の-m -f以外で終わる単語

前者2つと後者2つを使い分けることで、ある程度構造を明確にできる。


機能語

内容語に節の制御の役割が与えられたもの。全て、数学の()のような役割を果たす。8単語は「開き or 閉じ」と「レベル」を表す。

レベル 開き 閉じ
1 lol lel
2 lok lek
3 mom mem
Max pop pep

常にレベルが高いものが外側にある必要がある。また、慣例的に、レベルMaxは文修飾にも使われる。

káki pus-tápjo lísim lel-pájho fáfi. 私がずっと米を食べているとあなたは聞く。/「(私 ← 食品 = 米, ずっと)ということ = 音」→ あなた

この例文のように、機能語も内容語に交じって熟語を形成できる。また、開きと閉じのどちらかを省略した際には、上の原則に矛盾しない程度に最大限に従属節を広くとらえる。この場合、文頭から従属節が始まると解釈。また、格語尾はどちらか一方にのみあればよい。

おわりに 2

今度こそ解説を終わりにします。何かおかしいがあれば教えてください。戦いましょう。修正します。次は十二本記念で何かやるかもしれません。(十二進数推しなのにまだBB (十二進数版九九) が言えない...)
それでは、pjáhi!(幸福を!)

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