こんにちは。コキあです。
文法書の改訂が行われました。こちらの記事にて改訂内容について触れています。今まで解説したことには関わってこないので安心してください。
この節では名詞化の文法について解説していきます。
さあ、複文の世界へ飛び出しましょう。
おまけとして間接疑問文の解説もあります。
本題に入る前に、少しキャア語の文についての話をします。
キャア語の文は3種類に分類することができます。それは「単文」「複文」「無法文」です
単文は、7-1節までに解説した文です。動詞群が1つ、もしくは連動詞によって複数になっている文を指します。
複文は、7-2節から7-4節で解説する予定です。文中改変詞が用いられていて、動詞群が複数ある文です。
無法文は、7-5節で解説する予定です。主語や動詞群のない文です。挨拶などがこれにあたります。
これを理解した上で名詞化の解説に移りましょう。
名詞化とは、文を名詞にする文法のことです。
名詞化はとても簡単です。名詞化したい文の前に「ルクス」を置くだけです。
ラキャ ダンク ズガーガフ/
→誰かが笑います。ルクス ラキャ ダンク ズガーガフ/
→誰かが笑うこと。
名詞化した文は普通の名詞として用いることができます。このとき、名詞化した文の終わりが文末と一致していないなら、名詞化した文の終わりを表すためにレイグを置きます。
ラキャ ルクス ラキャ ダンク ズガーガフ:ダンク
ニョコレン/
→笑うことは大事です。
「ラキャ」は無名詞として用いられていて「誰か」などという意味ですが、ここでは訳さずに用いています。
もちろん、名詞化した文は主語としてだけでなく目的語や前置詞群の一部として用いることも可能です。名詞化した文と名詞は、文法的な扱いは変わりません。
ちなみに、文頭改変詞や文末改変詞を用いた文を名詞化することは、ダメではないのですが不自然な感じがしてしまいます。なるべく避けましょう。
名詞化に用いる文中改変詞は「ルクス」だけではありません。「ルル」を用いることでも名詞化することができます。
「ルル」を用いるときは、名詞化する文の主語は省略され、動詞は原形になります。このとき、名詞化する文の主語も時制も推測されるものとなります。
「ルル」を用いて名詞化した場合の主語は、たいてい無名詞か名詞化された文が使われる文の主語となります。
ラキャ ルル ダンク ズガーガフ:ダンク ニョコレン/
→笑うことは大切です。
名詞化する場合、基本的に特別主語や時制を明記したい場合以外は「ルル」を用います。
「ルクス」と「ルル」以外にも名詞化に使う文中改変詞は存在します。ただし、「ルル」と「ルクス」以外の名詞化に用いる文中改変詞は、ただ名詞化するのではなく特別な意味を持たせます。
例えば、「ルーメ」という名詞化に用いる文中改変詞は、名詞化した文が疑問文であることを表します。間接疑問文を表したいときに用います。
メ ラキャ シット ルピル テテ メノコット ダンク
ドメインフル/
→この果物の名前は何ですか。ルーメ ラキャ シット ルピル テテ メノコット ダンク
ドメインフル/
→この果物の名前は何なのかということ。
「ルーメ」によって名詞化する場合、「メ」は必要ありません。
ニャ ダンク ピレーレノ ルーメ ラキャ シット ルピル テテ メノコット ダンク ドメインフル/
→私はこの果物の名前が何なのかを知っています。
「ルーメ」によって名詞化された文が目的語として用いられています。
これで第7章の第2節は終了です。次回は形容詞化について解説する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
付/ズガーガフ/笑う
改/ルクス/…こと
形/ニョコレン/大切な
改/ルル/…こと
名/メノコット/名前
改/ルーメ/…か
付/ピレーレノ
/知っている
新出じゃない単語
名/ラキャ/何らかのもの
動/ダンク/…である
改/メ/…か
形・名/シット/これ,この
名/ルピル/果物
前/テテ/…の…
名/ドメインフル/何
形・名/ニャ/私,私の
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