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キャア語 文法 4-1 数詞

こんにちは。コキあです。

数詞の文法を作るのってなんやかんや1番難しいと思いませんか?(1番は言い過ぎかもしれないが。)


第4章では、比較表現について解説します。それに加え、比較表現を解説するためにその他の文法も解説します。

この節では、数詞について解説していきます。作るのに苦労した文法ですが、そんなに難しくはありません。

第1章はこちらから
第2章はこちらから
第3章はこちらから


まずは数の表記を覚えましょう。

キャア語では10進法を採用しています。

また、キャア語では数字をそのまま転写に用います。どういうことかは例文を見ればわかるでしょう。

ニャ ダンク アルールナ 9/
 →私は9を思い浮かべています。

「9」という数が文中に使われています。数はカタカナで転写せず、算用数字で転写するというわけです。(カタカナで転写する場合もありますが、ごく稀です。)

発音は以下の通りです。

1 2 3 4 5
イン ルイン アルイン アール アーレ
6 7 8 9 0
アーリア レーリア アリアン レリアン アン

ちなみに、「9」は「レーリアン」と発音することもあります。お好きな方をお使いください。

複数桁の数の発音についても解説します。といっても、あまりにもシンプルです。

例えば、「35」は「アルイン アーレ」と発音します。もうお分かりかもしれませんが、「3」の発音である「アルイン」と「5」の発音である「アーレ」を繋げただけです。

もう1つ例を出しましょう。「100」は「イン アン アン」と発音します。規則はとても簡単ですね。

しかし、これだとあまりにも大きい数を表記するときに不便です。「1000000」を発音するために「イン アン アン アン アン アン アン」と発音することになってしまいます。

それを回避するための表現もあるのですが、ここでは解説を省きます。


次に、数詞の文法的な使い方について解説します。

数詞とは、数字が文中に出てきたときの言い方だと思ってください。

数詞は、大きく「基数詞」と「序数詞」の2つに分けることができます。基数詞と序数詞の見分け方は簡単です。数字の後ろに「」という単語があれば序数詞、なければ基数詞です。

それぞれの文法をこれから解説していきます。


基数詞は、名詞として使うことができます。

ニャ ダンク アルールナ 9/
 →私は9を思い浮かべています。

ここでは、「9」が基数詞です。「9という数」という名詞として扱われています。

また、基数詞は形容詞としても使うことができます。

ラキャ 6 シドック ダンク ラーラフ メイロロ モカギャル/
 →6つのズボンが棚にあります。

名詞の直前に置かれた基数詞は、基本的に「…つの」や「…個の」などと訳され個数を表します

この例文でも、「シドック(ズボン)」という名詞の直前に置かれた「6」が「6つの」と訳されています。それにより、「6 シドック」は「6つのズボン」と訳されています。


基数詞は単位の直前に置くことで違った表現をすることができます。

ラキャ シット ザリュエテ ダンク 80 マイタル/
 →この道は80mです。

マイタル」は「メートル」という意味の単位です。(ちなみに、単位は名詞に分類されます。)

80」が「マイタル」を修飾することで、「80m」という意味になっています。

単位を基数詞で修飾するとき、その単位特有の数字の使い方になります。例えば、「マイタル」は「…m」という意味になります。

マイタル」という単位に関しては、「80個の1m」と解釈すれば普通の使い方と同じような感じがします。普通の基数詞の形容詞としての使い方からかけ離れた使い方となる単位の一例に、時刻の表現などがあります。

ラキャ コー ダンク 3 レイク 45 メイク/
 →今は3時45分です。

レイク」や「メイク」は「…時」「…分」と訳される単位です。これらの単位は個数を表してはいません。ですが、基数詞を使います。

時刻や年月日の表し方はややこしいところがあるので別の機会に解説するかもしれません。


序数詞は必ず形容詞として使われます。

序数詞は「…番目」という意味になり、名詞や動詞群を修飾します。

ニャ ダンク ミトートノ マ 2 ルオスクー/
 →私は2番目の靴が好きです。

序数で名詞を直接修飾するときは場所的な意味になります。「右から2番目」などといった意味です。

ニャ マ 7 イール ホリーリシュ パラ タールツ/
 →私は7番目に学校から出ます。

序数で動詞群を直接修飾するときは時間的な意味になります。

補足があります。4-1-A 倍を表す名詞
        4-1-B 小数


余談ですが、否定表現のところで紹介した「アン」という形容詞は、実は「0」という数詞と同じです。否定表現で用いられるときはカタカナで転写します。


これで第4章の第1節は終了です。次回は等連結前置詞について解説するする予定です。

ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。


新出単語

付/アルールナ
 /思い浮かべている
形・名/レリアン(9)
    /9,9つの
形・名/アルイン(3)
    /3,3つの
形・名/アーレ(5)/5,5つの
形・名/イン(1)/1,1つの
形・名/アーリア(6)
    /6,6つの
名/シドック/ズボン
名/モカギャル/棚
名/ザリュエテ/道

形・名/アリアン(8)
    /8,8つの
名/マイタル/…メートル
名/コー/今,時間
名/レイク/…時
形・名/アール(4)/4,4つの
名/メイク/…分
副/マ/…番目
形・名/ルイン(2)/2,2つの
名/ルオスクー/靴
形・名/レーリア(7)
    /7,7つの
付/ホリーリシュ/出る


新出じゃない単語

形・名/ニャ/私,私の
形・名/アン(0)
 /0,0つの,…でない何か
名/ラキャ/何らかのもの
動/ダンク/…である
付/ラーラフ/ある
前/メイロロ/…で,…に

形・名/シット/これ,この
付/ミトートノ
  /好きである
動/イール/…になる
前/パラ/…から
名/タールツ/学校

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