こんにちは,渡久地です.
この記事はapata語の文法などを解説するものとなります.
今回は使役文についてです.
接頭辞による使役文
「…される」などのような使役文については「動詞+使役接頭辞」となります.
- kaunarmpa tb'ku varudá pídta. 「男は女に林檎を食べさせる.」
- c hvasubaq timukta ván. 「あなたは私をあそこへ行かせた.」
"ídíba einu"による使役文
もう一つの形式として"ídíba einu"で表す形もあります.
- tb'ku ídíba einu kaunarmpa pídka rudá. 「男は女に林檎を食べさせる.」
- hídíbaq einu csuba timukta ván . 「あなたは私をあそこへ行かせた.」
非生物が主語となる使役文の注意
apata語の使役文では非生物が主語とはなりません.
(ただし,擬人法として使役文を使用するなどの例外は存在します.)
使役文
使役文と同等の文を作成する場合には,使役文で主語となる単語を"n'tra 絶対格"で表す形式となります.
- níme tb'ku madgi n'tra agaibe.「酒は男に犬を蹴らせる.(男は酒によって犬を蹴る)」
使役文の受動態
使役文の受動態と同等の文を作成する場合には,"ídíba einu"を使用し,副文を受動文にします.
- tb'ku ídíba einu kaunarmpa mukadirudá pídka. 「林檎は男によって女に食べさせられる.(林檎が女に食べられるということを男がさせる)」
今回は以上です.閲覧ありがとうございました.
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