3年前にSegsyoxafuの影響で雑に作ったのを貼っつけとく。
以下は全部、3年前の私が書いた文章(一部修正):
概要
なんとなく、英語やフランス語の複雑怪奇な(音素)文字体系、というのは面白い。というわけで、日本語の旧仮名遣いに基づき、アルファベットによる日本語の新正書法を考案したいと思う。文字の音価は基本的にラテン語のそれを元とするが、不都合な箇所は後世の諸言語の文字を参考にする。
ア行及び母音 h a, i, u, e, o
ア行は子音字hによって表される。
例 hatama 頭
長母音は、ā, ī, ū, ĕ, ōのように表す。
例 cūtjū 空中
ただし、漢語由来の単語などでは/eː, oː/は基本的にej, ovと書く。
例 covcejsja 後継者
/au/に由来する/oː/はavと書く。
例 cavcav 高校
ただし例外的にこそあどの「こう」は、旧仮名遣いで 「かう」であるが、cōと書く。これはhāとの文法的な統一性を求めてのもの。
アクセントの滝には、アクセント核に鋭アクセント記号を付ける。
例 káku 核、書く、搔く
長母音内にアクセントの滝がある場合は、曲折アクセントを用いる。
例 hocâsan お母さん
/eː/ではなく/ei/, /oː/ではなく/ou/と書きたい場合は、それぞれeï, oüと書く。
例 hoü 追う
カ行c
カ行は基本的にcで表す。
例 cetcon 結婚
/ki, ku/に由来する/Q/はc’と書く。
例 coc’cai 国会
ガ行は基本的にgで表す。
例 gámu ガム
カ行・ガ行五段活用のイ音便は’iのようにして表す。
例 cá’ite 書いて、掻いて
ca’ide 嗅いで
サ行 s
サ行は基本的にsで表す。
例 sabá サバ
ザ行は基本的にzで表す。
例 kaze 風、風邪
タ行
タ行は基本的にtで表す。
例 tana 棚
/ci, cu/もともにti, tuと書く。
例 ti 血
tutu 筒
/ti, tu/はtï, tüのように分音符を用いて表記する。下付きの点々は分音符に同じ。
例 tî̤ ティー
/ci, cu/に由来する/Q/はt’と書く。
例 tát’ta 立った
どの音節を語源とするか曖昧な/Q/もtと書く。
例 Hat, sav da. あっ、そうだ
ダ行はdと書く。
例 dáre 誰
/di, du/に由来する/zi, zu/はdi, duと書く。
例 digokú 地獄
du 図
/di, du/はdï, düのように分音符を用いて表記する。
例 dïrécutā ディレクター
「である」の省略形である「だ」はd’a’と書く。
例 círej d’a’. きれいだ
ナ行
ナ行はnと書く。
例 náni 何
/N/もnと書く。
例 ánco あんこ
/ni, nu/に由来する/N/はn’と書く。
例 nán’ka なんか
ハ行
ハ行はfと書く。
例 faná 花
歴史的仮名遣いの「あふ」のうち、/oː/と読むものはafu、/au/と読むものはaf̤uと書く。した付きの点々は分音符に同じ。
例 fafuritu 法律
waraf̤u 笑う
語中の/h/と読むハ行は分音符を使って示す。
例 fáfä 母
語中のfi, fe, foは/i, e, o/に同じ。
例 warafimasu 笑う
/f/に由来する/Q/はfと書く。
例 gaftai 合体
バ行はbと書く。
例 buta 豚
/bi, bu/に由来する/N/はb’と書く。
例 tob’da 飛んだ
パ行はpと書く。
例 pan パン
ただし、/h/の強調に由来するパ行、撥音によるパ行はfと書く。
例 jaffari やっぱり
kánfa 看破、寒波
マ行
マ行はmと書く。
例 mácura 枕
/m/に由来する/N/はmと書く。
例 sámvi 三位
/mi, mu/に由来する/N/はm’と書く。
例 kam’da 噛んだ
「……さん」は「さま」に由来するのでsam’と書く。
例 ocâsam’ お母さん
ヤ行
ヤ行はjと書く。
例 jasúmu 休む
拗音も同じ。
例 cjacu 客
「よい」の省略形である「いい」はj́’hiと書く。
例 j́’hi ne, sore. いいね、それ。
ラ行
ラ行はrと書く。
例 racu 楽
/ri/に由来する/Q/はr’と書く。
例 fasir’ta 走った
ワ行
ワ行はvと書く。
例 vacu 枠、湧く
vi, ve, voは通常/i, e, o/と読むが、分音符を用いると/wi, we, wo/となる。
例 vô̤cingu ウォーキング
くゎ行、ぐゎ行はcv, gvと書く。
例 kvágaku 科学
gvaicav 外交
例文
Komakaku fa setumej-simasen kedo, boku, hano, djosej ga kami vo mimi ni kakete’ru no ga sugoku suki de, sore vo hiro’r’na fito ni tutafetara, simesi-hafaseta ka no jav ni minasam’ tahirjav no Kinfati-sensej no gvazav vo hokur’tekite kudasa’imasite, fito ga sasafe-haf’te hikite’ru tte no vo sugoku zit’kan-simasita ne.
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Ho’sáru-sam’ d’a’ jo
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Minami no simá no
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Sir’fó no nagá’i
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Hosáru-sam’ d’a’ jo
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Ho’sáru-sam’ d’a’ ne
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Kí no fa no ho’huchi
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Ho’meme no maru’i
Háhihahi, (háhihahi), háhihahi, (háhihahi)
Ho’sáru-sam’ d’a’ ne
Zóv-sam’, zóv-sam’,
Ho’fá̤na ga nagá’i no ne.
Sō jo, Cá’asam’ mo,
Nagá’i no jo.
Zóv-sam’, zóv-sam’,
Dáre ga sukí na no?
Hano ne, Cá’asam’ ga,
Sukí na no jo.
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