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ぴぴ
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投稿 • 元記事は aemondo.pages.dev で掲載

アエモンド語

Aemondo (アエモンド語) は、エスペラントを土台にしながら、より前から読みやすくした言語です。

文法:https://aemondo.pages.dev/
辞典:https://zpdic.ziphil.com/dictionary/aemondo

エスペラントには語尾で品詞が分かる、造語がしやすい、発音が比較的規則的である、という大きな長所があります。
Aemondo はその長所を受け継ぎながら、次の点をさらに分かりやすくします。

  • 文の語順を 主語 → 動詞 → 目的語 に安定させる。
  • 目的語を pa で示す。
  • 時制を te / we / fe で早めに示す。
  • 重い修飾が続くときは wa で予告する。
  • 名詞・形容詞・副詞・動詞の形を、できるだけ規則的にする。

Aemondo の基本的な考え方は、

文を前から順に読んだとき、構造が見えること

です。

例文です。

Mi we legus pa libro.
私は本を読んだ。

Mi で「私」、we で「過去」、legus で「読む」、pa libro で「本を」と分かります。語順と機能語によって、文の骨格が前から見えるようになっています。

まずは入門テキストとして16の基本規則を作ってみました。
よろしくお願いします。


1. 文字はアルファベットで書く

Aemondo は基本的に普通のアルファベットを使います。
エスペラントの特殊文字に当たる音は、通常のキーボードで書きやすい形にします。

エスペラント Aemondo 第1表記
ĉ ch
ĝ j (gx)
ĥ kh
ĵ zh
ŝ sh
ŭ ux
j y

例:

Aemondo Esperanto 日本語
Mi we shatus pa tiu libro. Mi ŝatis tiun libron. 私はその本が好きだった。
Zhurnalo we estis sur tablo. La ĵurnalo estis sur la tablo. 新聞は机の上にあった。

Aemondo では入力しやすさと検索しやすさを重視します。


2. 発音はできるだけ規則的にする

Aemondo の母音は基本的に 5 つです。

文字 発音の目安
a
e
i
o
u

同じ綴りはできるだけ同じ発音で読みます。

例:

Aemondo 日本語
mi
libro
domo
bona 良い
rapide 速く

英語のように、同じ文字が語によって大きく違う読み方になることはできるだけ避けます。


3. 品詞は語尾で見分ける

Aemondo では多くの語が語尾によって品詞を示します。

品詞 語尾 意味
名詞 -o libro
形容詞 -a bona 良い
副詞 -e rapide 速く
自動詞 -i dormi 眠る
他動詞 -u legu 読む

例:

Aemondo 日本語
bona libro 良い本
rapide kuri 速く走る
dormi 眠ること
legu pa libro 本を読むこと

語尾を見るとその語がどんな役割を持つか分かりやすくなります。


4. 基本語順は SVO

Aemondo の基本語順は、

主語 + 動詞 + 目的語

です。

これは英語
と同じように、文を前から追いやすくするためです。

例:

Aemondo 日本語
Li te dormis. 彼は眠っている。
Mi te legus pa libro. 私は本を読む。
Shi we vidus pa birdo. 彼女は鳥を見た。

Aemondo では語順を自由に動かすよりも、安定した語順で分かりやすく伝えることを重視します。


5. 目的語は pa で示す

Aemondo では直接目的語の前に pa を置きます。

S + V + pa + O

例:

Aemondo Esperanto 日本語
Mi te legus pa libro. Mi legas libron. 私は本を読む。
Shi we vidus pa birdo. Ŝi vidis birdon. 彼女は鳥を見た。
Li fe helpus pa mi. Li helpos min. 彼は私を助けるだろう。

エスペラントでは目的語に -n を付けますが、Aemondo では名詞の形を変えず、前に pa を置いて示します。

そのため、名詞そのものは簡単な形のまま保てます。


6. 時制は te / we / fe で表す

Aemondo では時制を動詞語尾に入れず、動詞の前に置く語で表します。

意味
te 現在
we 過去
fe 未来

例:

Aemondo 日本語
Li te dormis. 彼は眠っている。
Li we dormis. 彼は眠った。
Li fe dormis. 彼は眠るだろう。

他動詞でも同じです。

Aemondo 日本語
Mi te legus pa libro. 私は本を読む。
Mi we legus pa libro. 私は本を読んだ。
Mi fe legus pa libro. 私は本を読むだろう。

時制が動詞の前にあるので、文を読んで早い段階で時間が分かります。


7. 自動詞と他動詞を区別する

Aemondo の動詞には基本的に二つの形があります。

意味
-i 主語自身が動く・変化する・状態にある
-u 主語が対象に働きかける

例:

Aemondo 日本語
fermi 閉まる
fermu 閉める
movi 動く
movu 動かす

文にすると次のようになります。

Aemondo 日本語
Pordo we fermis. ドアが閉まった。
Mi we fermus pa pordo. 私はドアを閉めた。

-i は「主語自身」、-u は「対象に働きかける」と考えると分かりやすいです。


8. 名詞は -o、複数は必要なら -z

名詞は基本的に -o で終わります。

Aemondo 日本語
homo
libro
domo
hundo

複数を明示したいときは -z を付けます。

Aemondo 日本語
hundo
hundoz 犬たち
libro
libroz 本たち / 複数の本

ただし、数詞があるときはふつう名詞に -z を付けません。

Aemondo 日本語
cri libro 三冊の本
multa problemo 多くの問題
kelka homo 何人かの人

複数を何度も重ねて示さないので名詞句が軽くなります。


9. 形容詞は名詞の前に置く

形容詞は -a で終わり、原則として名詞の前に置きます。

Aemondo 日本語
bona libro 良い本
granda domo 大きな家
nova linguo 新しい言語

複数でも形容詞は変化しません。

Aemondo 日本語
bona hundoz 良い犬たち
nova libroz 新しい本たち
cri granda libro 三冊の大きな本

エスペラントのように形容詞まで複数形に一致させる必要はありません。


10. 冠詞は原則として使わない

Aemondo では原則として冠詞を置きません。

libro は文脈によって「本」「ある本」「その本」のように解釈されます。

Aemondo 日本語
libro 本 / ある本 / その本
homo 人 / ある人 / その人
domo 家 / ある家 / その家

例:

Aemondo 日本語
Mi we vidus pa libro. 私は本を見た。 / 私はある本を見た。
Libro we estis interesa. 本は面白かった。 / その本は面白かった。

「一つの」とはっきり言いたいときは ani を使います。

Aemondo 日本語
ani libro 一冊の本
ani homo 一人の人

11. 代名詞は短く覚える

基本的な代名詞は次の通りです。

Aemondo 日本語
mi
vi あなた
li
shi 彼女
hi その人 / 性別を特定しない人
oni 人は / 一般に人は
ji それ

目的語になるときも、形を変えず pa を前に置きます。

Aemondo 日本語
Mi te vidus pa li. 私は彼を見る。
Shi we helpus pa vi. 彼女はあなたを助けた。
Mi fe vidus pa ji. 私はそれを見るだろう。

複数は -z を付けます。

Aemondo 日本語
miz 私たち
viz あなたたち
liz 彼ら
shiz 彼女たち
hiz その人たち

12. 所有は -es、または es / se で表す

代名詞の所有形は -es を付けます。

Aemondo 日本語
mies libro 私の本
vies domo あなたの家
shies amiko 彼女の友人
hies hundo その人の犬

名詞が所有者になる場合はes または se を使います。

Aemondo 日本語
Ken es libro ケンの本
libro se Ken ケンの本
domo se mies amiko 私の友人の家

短く前から言いやすいときは 所有者 + es + 物、所有者が長いときは 物 + se + 所有者 が使いやすくなります。


13. 否定は ne、疑問は chu

否定は ne を使います。

基本の位置は時制の後、動詞の前です。

Aemondo 日本語
Mi we ne volus iri. 私は行きたくなかった。
Li we ne helpus pa mi. 彼は私を助けなかった。
Tio te estis ne facila. それは簡単ではない。

はい・いいえで答える疑問文は文頭に chu を置きます。

Aemondo 日本語
Chu vi te volus iri? あなたは行きたいですか。
Chu tio te estis vera? それは本当ですか。

語順を変えず、文頭の chu だけで疑問だと分かります。


14. 数は名詞の前に置く

Aemondo の基本数詞は次の通りです。

Aemondo
0 zer
1 ani
2 bur
3 cri
4 dor
5 evu
6 fes
7 gep
8 hei
9 inu
10 dek
100 hekt
1000 kilo

数詞は名詞の前に置きます。

Aemondo 日本語
ani libro 一冊の本
bur hundo 二匹の犬
cri libro 三冊の本
dek lernanto 十人の学習者

数量をたずねるときは kim を使います。

Aemondo 日本語
Kim homo we venis? 何人来ましたか。
Kim libro we estis sur tablo? 机の上に何冊の本がありましたか。

15. 長い修飾は wa で予告する

Aemondo では短い修飾はそのまま前に置きます。

Aemondo 日本語
bona homo 良い人
granda domo 大きな家
cri libro 三冊の本

しかし、名詞の後ろに長い説明が続くときは名詞の前に wa を置きます。

wa は、

「この名詞の後ろに、さらに説明が続きます」

と知らせる合図です。

例:

Aemondo 日本語
wa homo giu we venis 来た人
wa libro pa giu mi we legus 私が読んだ本
wa homo staripa apud pordo ドアのそばに立っている人

Aemondo では後ろに長い説明が続くときにも、先に wa を見れば「これから名詞の説明が続く」と分かります。


16. 内容を言うときは ke、形式主語は wo

「〜ということ」を表すときは ke を使います。

Aemondo 日本語
Mi te scius pa ke li we venis. 私は彼が来たことを知っている。
Mi te pensus pa ke shi fe venis. 私は彼女が来るだろうと思う。

内容が長く、文の主語にすると重くなる場合は形式主語 wo を使います。

Aemondo 日本語
Wo te estis grava ke miz te agis rapide. 私たちがすぐ行動することは重要である。
Wo we estis bone ke vi we venis. あなたが来てくれてよかった。

wo を使うと、先に文の骨格を示してから、後ろで内容を説明できます。


まず覚える基本文

最後に、Aemondo を読み始めるための基本文をまとめます。

Aemondo 日本語
Mi te estis lernanto. 私は学習者です。
Mi te shatus pa Aemondo. 私は Aemondo が好きです。
Li we venis. 彼は来ました。
Shi fe venis ventage. 彼女は明日来るでしょう。
Miz te lernus pa nova linguo. 私たちは新しい言語を学んでいます。
Chu vi te komprenus? あなたは理解していますか。
Mi te ne komprenus tute. 私は完全には理解していません。
Tiu libro te estis bona. その本は良いです。
Cri homo we venis. 三人が来ました。
Wa homo giu we venis te estis mies amiko. 来た人は私の友人です。

Aemondo の考え方を一言であらわすと

Aemondo は、

語の形で品詞を見せ、語順で文の骨格を見せ、機能語で関係を見せる言語

です。

そのため、初心者はまず次の五つを覚えるだけで、多くの文の骨格を読むことができます。

役割
te / we / fe 現在・過去・未来
pa 目的語の合図
ne 否定
chu はい・いいえ疑問
wa 後ろに長い修飾が続く合図

Aemondo の学習は、まず短い文から始めるのがよいです。

Mi te lernus pa Aemondo.
私は Aemondo を学んでいる。

ここから語を少しずつ増やしていけば、複雑な文も前から順に読めるようになると思います。

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