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壱千弐拾四
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自分が存在を忘れないようにするためのウステル語解説 その1:文字と音韻

最近はSNSも人工言語もほとんど手をつけていない。

実生活が忙しくなったとか、飽きてしまったとかではない。しかし、特に何をしようか思いつかず、手がつかないまま放置してしまっていた。

SNSは別にどうだっていいが、このままでは私が作っているウステル語ごと私が自然消滅したとしても文句は言えないので、何回かに分けてこのウステル語について解説をしたいと思う。しかしながら、飽きることの出来るものは9割の確率で飽きてしまう私のことだから、この解説シリーズも1回限りになってしまうかもしれないことを予め理解してもらいたい。

今回は文字と音韻について解説しようと思う。

子音

唇音 歯音 歯茎音 硬口蓋音 軟口蓋音 円唇軟口蓋音 咽頭音 声門音
無声無気破裂音 p t c k q
無声有気破裂音 p' t' c' k'
無声破擦音 ts
無声摩擦音 f th s sc x hx h
有声無気破裂音 b d j g gw
有声有気破裂音 b' d' j' g'
有声破擦音 dz
有声摩擦音 v dh z zj gh hw
鼻音 m n
接近 w l y
震え r

hw は円唇化有声咽頭摩擦音 /ʕʷ/ を表す。

アポストロフィは有気破裂音を表すほかに、二重音字とそうではない子音連結を区別するのに用いる。
(例: paas'ca /paːsca/ 料理 , sesces /seçes/ 6)

母音

前舌 中舌 後舌
i u
中央 e o
a

これらの母音には長短の区別があり、また以下の二重母音が存在する。
ay, aw, ey, ew, oy, ow

アクセント

基本的に最初の音節にアクセントが来る。
(例: dejemen 人)

接辞や小辞(前置詞、副詞など)にアクセントはない。

第一音節が母音のみであり、かつ第二音節が有声阻害音で始まるならば、第二音節にアクセントが来る。
(例: aban 青)

第一音節の母音が短母音であり、かつ第二音節の母音が長母音もしくは二重母音であるならば、第二音節にアクセントが置かれる。
(例: geraan サギ)

余談

ウステル語というのは、パラレルワールドの地球上に存在するウステル共和国を中心に話されているという設定である。少なくとも今はそうなっている。なので最近はそういう所の創作も多少は行っているのだが、まあ進まない。特に、周辺の地域との云々を考えながら国の歴史を作るのがめんどくさい。

それでも、人工言語創作とか国家創作を辞めてしまおうと思ったりしたことは無い。(これを趣味と言えるならば)私が1年以上続けられている数少ない趣味の一つだ。

そうは言っても、最近はだいぶ放置していたり、この記事のタイトルには”自分が存在を忘れないように”とか書いていたりするが…

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