どうもrhombusです。いつものやりませう。前回は「過去形」「未来形」をやりました。今回は更に進んで「完了相」と行きたかったのですが……諸事情により「助動詞」をやります。あと、このまま続けてると回収できなさそうな「命令」についても紹介します。
補足:代名詞
この前大幅に代名詞を改訂しましたので、ここで挙げなおしておきます。
助動詞
グロールヘイム語の助動詞は接辞として機能し、動詞の前に直接追加されます。実は第一回から使っている否定の「ne-」も助動詞の一つです。
可能
可能の意味を表す助動詞は「rabe-」です。
fintak rabelēga an nēbas.
鳥は空を飛べる。bern nerabestank velkisagen.
ベルンはヴェルキス語を話せない。
許可
許可することなどは「mes-」で表されます。否定文の場合禁止の意味になります。
Tō meskrung vel-preten.
あなたはどの部屋も使ってよい。Dan nemespert spēnum zaka.
ここにナイフを持ってきてはいけない。
意志・提案・勧誘
「dam-」は文脈に応じて意志、提案、勧誘などの意味があります。大体は日本語の「〜しよう」で訳せます。
Tō dammit ofartum.
野菜を食べましょう。Ish damket hia tan.
私が彼にそのことを伝えよう。Wat damadōta zaka.
ここで待ちましょう。
より口語的な表現として主語を抜く場合もあります。
Damadōta zaka.
ここで待とう。
疑問文だとより丁寧な表現になります。
Ish dammivaya suretekum?
私が皿を洗いましょうか?
義務
義務には「bes-」と「mag-」の二種類があります。前者は「するべきだ」というニュアンスで、後者は「しなければならない」というニュアンスです。(英語におけるshouldとhad betterの違いのような感じです)
Tō besplāva zaka ge visrā
あなたは夕方までここに残るべきだ。Ish magkosar sorebonen ge epestena
私は明日までに仕事を終わらせなければならない。
命令
命令は動詞の末尾に-eをつけます。
祈念(願い事)の場合は-inneをつけます。
Goren kisē!
上を見ろ!tenne setas.
雨でありますように(雨が降りますように)
実践
いつもの辞書はここに。https://zpdic.ziphil.com/dictionary/grolheim
yogat diltant nerabezerta nemir narena.
全ての動物は水がないと生きられない。Mesvendya ish lasko? - Lei, Tō nebesfōda zaka.
そこに行っても良いですか? — いや、ここに来てはしてはならない。Wat nefant dlaget ferinam. Wat nedamprūd zan.
十分なお金が無いから、買わないでおこう。
「助動詞」、いかがだったでしょうか。動詞に直接接続するのはちょっと珍しいかもしれません。さて、次回はようやく「完了相」に入ります。ではまた!
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