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人工言語ユキュア
人工言語ユキュア

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表語文字シェアリング

去年大倫、新年大良!
Be quare nö Hettia de scina!
こんばんは、相州と申します。
私は普段〈内省のための人工言語〉ユキュアを制作しています。
ユキュアについてご存じない方は、ぜひホームページをご覧下さい。

私は個人言語が文化を獲得する方法として、個人言語の作者同士が語彙・音声・文字などを共有することを提案してきました。
(参照:拙著「個人言語でも文化がしたい!」)
ユキュアではこれまで表音文字(アルファベット)のユキュア文字(愈文字)を使用してきましたが、次回の文法アップデート(ver. 3.0)以降、二種類の表語文字を導入することにしました。それが留為語(作者:RUIさん)の留為文字と雰語(作者:かえるさん)の雰字です。

留為語とユキュアとはお互いに架空世界を持たない個人言語同士であり、作者の言語観にも通じるところがあるため、留為文字の導入自体は簡単でした。
しかし、公開されている留為文字は少なく(RUIさんを責める意図は決してありません!)、別の表語文字を導入することを検討しました。
雰語は架空世界「雰界」を持つ架空言語のため、現実世界と雰界との世界観の整合性の維持が課題となり、雰字の導入は困難を極めました。

そこで、雰字の導入に以下の制限を設けることにしました。
・現在時制では留為文字、並行時制では雰字を用いる¹。
・雰語からの借用語の動詞(以下、雰語動詞と呼称)は反実仮想(厳密には雰界での事象を表す)の性質を有する。
・雰語動詞を用いて現実の事象を表すには、
1.逆説を用いる(~だったらよいのに→~ではない)。
2.座標(時間・場所)を表示する²。
3.VSO(ユキュアの語順)をSVO語順(雰語の語順)に倒置する²。
以上のいずれかの処置を行う必要があります。
¹現在時制は知覚可能な現在について言及する、並行時制は過去・未来・並行(知覚不可能な現在)・仮定について言及する。
²2・3の処置を施すと雰語動詞の反実仮想の性質が無効化される。

これにより、1のように現実世界からの視点に即した言及と、3のように(雰界を含む)並行世界からの視点に即した言及とを区別することができます。

また、雰語からは音声も借用することで、ユキュアの造語の手間を省略することができるようになります(留為語には現状、音声がありません)。

借用規則

動詞/倒置前置詞:母音- 動詞/倒置前置詞:子音- その他:母音- その他:子音-
1声(高) -hese -ese -he -e
2声(低) -rese -ese -re -e
3声(下降) -bese -ese -'e -e

語彙・音声・文字を借用することで、それらを制作する手間を省略することができるのは勿論のこと、個別言語に特有の語彙を借用することができるのは大きな強みです(例:雰語はコンピュータや科学に関する語彙が豊富)。
また、留為語や雰語で書かれた文章を訓読することで、それらの言語における創作物をユキュアで享受することができるようになります。

あなたも言語横断的な試みに参画して、個別言語でも文化を構築してみませんか。

Be quare nö Süannare.
感謝が貴方を知っている。

Mussucie De Soscue 著
著者X(旧Twitter):@SoShu_K
ユキュアホームページ『Ne Rome de Wücua』:
https://wuxxcua.wixsite.com/wuxxcua

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