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フクロウナギ
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ムンビーナ語へのオマージュまたはミニマルな言語の形式の案

はじめに

・ミニマル言語は上位語を中心とした語彙セットを持つことが多い。
 ・トキポナが人間の思考過程をそのまま表現することを目指している(wikipediaからの引用です。ごめんね)ことからの影響?
 ・上位概念から下位概念を派生させる設計が多い(トキポナは複合語や派生を嫌うことに注意)
  ・例 危ない+魚=サメ
・しかし、全く逆方向のミニマルな言語組織も考えられる。
 ・具体的な概念から上位概念への派生
  ・例 サメ+のような=危ない

ムンビーナ語(Munbienax aku)について

・大元帥さんが1980年に制作
・170ほどの表意文字のセット
 ・名詞と動詞の2通りの意味を持つ内容語的な文字と、機能語的な文字を持つ。
  ・内容語的な文字は主に自然現象、身体部位、生物名、道具などの身の回りにあるものからなり、それらから派生した意味も持つ。
  ・機能語は主に動詞語尾、派生語尾と助詞からなり、日本語に近い。
 ・自然現象や生物名など、具体的な概念から意味を派生させる傾向がある。
  ・生物を示す語の割合 トキポナ:7/120 ムンビーナ語:24/170

ンミギン クグミ(mmiŋin gugmi)

・ムンビーナ語へのオマージュ
 ・名詞から動詞的な意味を派生させる
 ・動詞語尾、派生語尾、助詞
・66の語根
 ・44の身体部位を表す内容語
  ・身体部位である理由
   ・ある程度下位概念まで細分化したうえで、要素数が限られている。
   ・特徴や役割が多彩で、多様な派生が可能
    ・例 bun:毛 bunji:毛の数=たくさん bunbi:毛の形=細長い bunra:毛の色=黒
 ・22の機能語
  ・ra:~する など、語の動詞的な意味を引き出す語
  ・ŋi:~の人 など、それ自身は抽象的な意味をもち、語の意味を派生させる語
  ・bu:〜から など、助詞

音韻

子音

m n ɲ ŋ
b d j g
w r y h

語頭と破裂音の隣の破裂音は無声化する
例 dudgi[tutki] 足の方向 下

子音連続は組み合わせに限らず分離させて発音する。
例 gya[kja] 耳
 キヤと発音し、キャとは発音しない

母音

a i u

語根

内容語

それぞれの内容語は動詞的な意味を持つ。その身体部位を使った動作全般を表す。
・例 gug 舌/話す/味わう

頭/脳 gan 顔 rag 毛 bun 目 nda 耳 gya
鼻 ŋwi 頬 wab 口 bgi 唇 jiŋ 歯 mwa
舌 gug つば guu 喉 gab 首 rum 体 mmi
肌 ŋga 血 ɲja 骨 mbi 肉 wig 心臓 ŋaa
肺 nna 胃 mdu 腕 jib 肩 rib 関節 bɲi
手 dag 指 jii 爪 ɲɲi 胸 haŋ 乳房 bŋu
乳首 hab 腹 gwa へそ ŋam 脇腹 hig 背中 ŋya
腰 giŋ 尻 mbya 肛門 yum 股 ŋuŋ 男性器 baa
女性器 nuŋ 脚 wam 足 dud 爪先 bgu

機能語

(名詞)は先行する要素を名詞的に扱うこと、(動詞)は動詞的に扱うことを表す。
・例
 gug 舌
 gugru 舌でする 話す 味わう
 gugmi 舌でするもの 言葉 味
 gugburu 舌から出す 話す
 gugduru 舌に入れる 味わう
 gugdumi 味わうもの 味

ba (名詞)の時間
da (名詞)の道具/方法
ga (名詞)の場所
ŋa (動詞)する動物
ra (名詞)の色/私が(動詞)する
bi (名詞)の形
ji (名詞)の数
gi (名詞)の方向
mi (動詞)するもの
ni (動詞)すること
ŋi (動詞)する人
wi (名詞)の物質 
ri 私以外が(動詞)する
yu (名詞)のような 
bu (名詞)から
du (名詞)に
ju (名詞)で
gu (名詞)で
mu/m (名詞)な
nu/n (名詞)の
ru/r (動作主を問わず)(動詞)する

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