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格をどうするか (kno-kte.#3)

egarla!ZanariuTです。

 格が全く決まらなかったがために投稿が遅れました。正直、この記事を待ち遠しく思っている方はいらっしゃるのか分かりませんが、すみませんでした。

※情報の間違いがあるかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。

 今回は格の表し方を考えるつもりですが、その前にクノクテの目的・目標を箇条書きにしましょう。

1.語順がほぼ自由

2.何らかの点において分かりやすい

3.たまには世界観などなしに人工言語を作りたい

3は忘れてもらって結構です。

 1.語順がほぼ自由という目標を達成するには、語順で格を表す手段はまず却下されます。
抱合語も難しそうなので却下。残るは屈折語や膠着語に多い手法です。これらは語形変化やマーカーによって格を示します。今回は「~は」「~を」などで区切りたいので屈折語にします。
 個人的に、分かりやすい方が良いので格変化を作るなら一律同じ変化にしたいです。

 語尾は摩擦音や接近音など、破裂音以外の子音にした方が響きが良くなる気がします。
そのため、こんな風に作ってみました。

~an=~は(主格)
~ol=~を(対格)
~uf=~に(与格)
~iŝ=~で(処格)

 ちなみに、記事を書いているときにはもうすでに作った理由を忘れてしまった「二番目の目的格」なるものがありまして… 使わないと思うのですが一応残しておきます。

~eh=~を(二番目の対格)

これを単語の語末に付けて、格を示すこととします。


後日

さて、クノクテの文法もある程度できたからchatGPTにこの言語を教えてみようかな…

※前略+多少改変有

[zanariut]
zanariut
「kmifol」を形態素で分けて、意味を考察してください。
[AI]
AI
「kmifol」は、「kmi/f/ol」、つまり「声を」と言う意味です。

※kmi=声 ~f=抽象名詞 ~ol=~を

 あれ!? 想定していたのは「kmi/fo/l」、「声紋」だったのですが。ただ、確かに「kmifol」は「kmi/fo/l」「kmi/f/ol」両方の区切り方ができますね…
これはよくないですね~どうしましょう。

…そうだ、他の人にアドバイスを求めよう

※実際に人とやり取りをしましたが、会話内容を載せるのはダメな気がするのでもらったアドバイスのみを抜き出します。Á(偽名)さんありがとうございました!!!

  1. 日本語の助詞みたいにする kmif ol
  2. 連体形みたいにする kmiflol(kmif"l"ol)
  3. マーカーを作る kmifgiol(kmif"gi"ol)
  4. 韓国語みたいにそのままにする

 まず、クノクテは形態素が「子音×いくつか+母音」になっています。そのため、2は「flo」という形態素ができた時同じ問題が発生します。
 1も、単語の順をできる限り自由にしたいので格の接尾辞が常につきまとうのでは自由でない気がします。
 私としては格の接尾辞が母音から始まり、もともとの単語にスッとくっつく感じにしたいのです。その点を考慮して、この中から選ぶわけですが…

選ばれたのは、5. 格の接尾辞の母音を取っ払うでした。(!?)(Á(偽名)さんすみません)

 3と4と5(!?)で迷った結果、響きが私の理想に一番近かったのが5です。

 クノクテは#2で書いた通り、子音連続の時aeiou以外の母音を挟んでよいことになっています。それを利用して、子音連続でも、əを挟んでも良いことにすれば、理想のスッとくっつく感じに近くなります。
Á(偽名)さんにも「あらうつくし」とコメントをいただきました。誠にありがとうございます!!!!!

そのため、格の接尾辞を変更。

~n=~は(主格)
~l=~を(対格)
~f=~に(与格)
~ŝ=~で(処格)

にしました。ehもこの通り。

~h=~を(二番目の対格)

単語変更に伴って、例文も変更しました。

usan qalol sisakan.→susn qall sisakan.
usan qalol sisakanam.→susn qall sisakanam.
一人称usがsusに変更になったのは形態素の構成が変わったからです。

そういえば、動詞の過去形を示す接尾辞「~am」もありました…
動詞は…"どうし"ましy(((((((殴

 今後品詞に「~m」が追加されるとkmifolの二の舞になるので1、これも「~m」に変更しておきましょう。

~am→~m

例文も。

susn qall sisakanam.→susn qall sisakanm.

実はzan'語のnmはここから来ていたんですね~嘘です偶然ですごめんなさい。

さらに後日

格って奪格とか属格とかいろいろあるんでしたね。なら造語しましょう。

~ĵ=の(属格)
~z=から(奪格)
~ĥ=へ(向格)
~r=と(共格)

属格は形容詞的な側面があると思うので、形容詞の扱いにします。

今後おそらく格は増えると思うので、ここに示したものは一部だと考えてください。

 

これでこの記事は終わりです。

おまけ(+追伸)

 明記していませんでしたが、クノクテはサイレントeとかがないので書いた通りにローマ字読みしてください。aeiouも[aeiou]です。

 あと、エスペラントと違い語頭・語中にwが入ることがあります。ŭは今のところ導入する予定はないです。

 形態素をつなげて単語を作る言語なので抱合語(polysynthetic languageの方)かもしれません。

 タグに#人工言語を追加しました。今まで付けてなかったことに気付きました。
AIの吹き出し用に画像を作りました。(「AI」の文字が小さかったな…)

 形容詞の活用があるのか微妙なラインなのですが連体詞になるのかわかりません。

どうでも良いこと

 「qall」(リンゴを)を入力するとき「wall」と入力してしまいます。手がそれに慣れているからかな?


  1. ~mにすれば子音連続を印とできるので、母音を無くしました。もし、品詞に~mが追加されると、「sisakanam」は「si/sa/ka/~n/am」(食べた)と「si/sa/ka/na/~m」(意味は特にない)の二つと受け取れてしまうためです。 

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