1.「ルピル」の意味
「ルピル」は「果物」という意味の名詞です。
ニャ セイマ イール フーフジャ ルピル/
→私はよく果物を食べます。
果物と野菜の分類というのは難しいです。例えば、スイカやメロンはどちらに分類されるでしょうか。
日本語では、畑になるか木になるかで分類したりしますが、キャア語では違う側面から分類します。
「ルピル」は食用で人が育てた植物のうち、甘い、もしくは酸っぱいものを指します。リンゴはもちろん、スイカやトマト、なんならサツマイモまでが「ルピル」に含まれます。
2.「ベレヂネ」の意味
「ベレヂネ」は「野菜」という意味の名詞です。
ニャ セイマ イール フーフジャ ベレヂネ/
→私はよく野菜を食べます。
「ベレヂネ」は食用で人が育てた植物のうち、甘くも酸っぱくもないものを指します。キャベツや大根、さらには大豆や小麦までもが「ベレヂネ」に含まれます。
ちなみに、キノコは植物ではないため含まれません。
3.「ルピル」と「ベレヂネ」の使い分け
次の例文について考えてみましょう。
ニンジンは( )です。
( )には「ルピル」か「ベレヂネ」のどちらかに相当する日本語が置かれます。
この文の場合、どちらの名詞を使うのが適切でしょう。
正解は、どちらでもいいです。
「ルピル」と「ベレヂネ」はその分類の仕方のため、人によってどちらに分類するかが変わってきます。
ニンジンは甘くないと考える場合も甘いと考える場合もあるでしょう。あなたがニンジンをどう思っているかによって「ルピル」と「ベレヂネ」のどちらを使うべきかが変わります。
私は、ニンジンは甘くないと考えるため、「ベレヂネ」を使います。
ラキャ クラズン ダンク ベレヂネ/
→ニンジンは野菜です。
4.補足
味の判別は料理をする前に決めます。例えば、その食材を使った料理に甘くなる傾向があったとしても、その食材自体が甘くなければそれは「ベレヂネ」に含まれます。
少しだけの甘味や酸味があったとしても、「ルピル」には含まれないことが多いです。例えば、キャベツには少し甘みがありますが、リンゴなどと比べて甘みは少ないでしょう。だから、キャベツは「ベレヂネ」に含まれるのです。
とはいえ、明確な境界はないため、キャベツを「ルピル」といっても間違いとは言い切れません。
挨拶が遅れました。コキあです。
久々のこの連載です。わかりやすいテーマを選択したつもりですが、理解できたでしょうか。
それでは、これで終わりたいと思います
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
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