キャア語 文法 4-3 順連結前置詞

こんにちは。コキあです。

最近キャア字（キャア語オリジナルの文字）のフォントを作ろうと四苦八苦しています。慣れないからむずすぎる。

---

さて、この節では順連結前置詞について解説していきたいと思います。

前回解説した内容がたくさん含まれています。前回の記事を見てからこの記事を見てください。

---

順連結前置詞とは、連結前置詞の中で前後の名詞の順番を入れ替えることで意味が変わってしまうものを指します。

この記事では、個人的に重要だと思った順連結前置詞を2つ紹介します。

日本語訳は同じですが、どちらも違う意味です。

それぞれの意味を確認しましょう。

---

「テテ」は「…の…」という意味です。

より具体的に説明すると、この単語の前に置かれた名詞がこの単語の後に置かれた名詞を所有している、またはこの単語の前に置かれた名詞がこの単語の後に置かれた名詞を含んでいることを表します。

ラキャ ホーモーピ テテ ミュダ ダンク フズレン/
　→彼の足は長いです。

この文では、「テテ」の前に置かれている「ラキャ ホーモーピ」が、「テテ」の後に置かれている「ミュダ（足）」を含んでいることを表しています。

---

「イフ」も「…の…」という意味です。

具体的には、この単語の前に置かれた名詞の性質をこの単語の後に置かれた名詞が持っていることを表します。

ニャ イール ミヅーヅジャ 1 セフ イフ ネンミゾ/
　→私は100gの箱を開けます。

この文では、「イフ」の前に置かれている「1 セフ」という性質を、「イフ」の後に置かれている「ネンミゾ」が持っていることを表します。

ちなみに、「セフ」は「hg（1hgは100g）」という意味の単位です。

また、「イフ」にはもう1つ意味があります。「イフ」は、この単語の前の名詞をこの単語の後の名詞が含んでいることを表します。

ラキャ クライズ イフ レクロッス ダンク ラーラフ/
　→星の絵画があります。

この文では、「イフ」の前に置かれている「クライズ（星）」が「イフ」の前に置かれている「レクロッス（絵画）」に含まれていることを表します。

---

3つ以上の名詞を連結前置詞で繋ぐとき、前にあるものから繋いでいくことは前回解説しました。名詞を繋ぐ順番によって意味が大きく変わるのです。

順連結前置詞を使う場合もこのルールは適応しますが、名詞の順番を入れ替えるだけで意味が変わってしまう順連結前置詞とは相性が悪いです。

ニャ ダンク クガーガフ ロロ デル イフ ブカーク チフ
ルギース/
　→私は黒色の帽子とメガネを身につけています。

この文の場合、「デル（黒色）」と「ブカーク（帽子）」を先に繋げて「デル イフ ブカーク（黒色の帽子）」としてから、「デル イフ ブカーク」と「ルギース（メガネ）」を繋げています。

この文だと、帽子は黒色だがメガネは黒色かどうかわからないということになります。メガネも黒色であることを表すために名詞の順番を変えようにも、順連結前置詞で名詞の順番を変えると意味が変わってしまいます。そんなときに、レイグを使います。

ニャ ダンク クガーガフ ロロ デル イフ:ブカーク チフ
ルギース/
　→私は黒色の帽子とメガネを身につけています。

こうすることで、先に「ブカーク」と「ルギース」を先に繋いでから「デル」と繋げます。帽子とメガネの両方が黒いことを表せるのです。

---

形容詞や一般前置詞を使うときの方法は前回解説した通りです。ですが、順連結前置詞を使う場合、後の名詞の前に置くだけでいいことがよくあります。

シット ダンク セット フメルート テテ ノモレン
ガラシュグ/
　→これはあの店のかわいい腕時計です。

シット ダンク セット ノモレン フメルート テテ
ノモレン ガラシュグ/
　→これはあのかわいい店のかわいい腕時計です。

1つ目の文は「ガラシュグ（腕時計）」のみを修飾していますが、2つ目の文は「フメルート（店）」も修飾しています。腕時計のみがかわいいのか、店と腕時計のどちらもかわいいのかによってどのように表現するかが変わります。

一般前置詞の場合は後の名詞の前にだけ置き、前の名詞の前には置かないようにしてください。

---

これで第4章の第3節は終了です。次回は優劣表現と同等表現について解説するする予定です。

ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。

---

新出単語

---

新出じゃない単語