こんにちは。コキあです。
この欄で、キャア語のラテン文字転写の講座でもしようかな。
(ラテン文字転写は、前回の記事で少し触れました。記事では基本的にカタカナ転写のみを使っていきますので、普通に飛ばしてください。)
ラテン文字転写のローマ字と違う部分 その1
・ア行は「w+母音」で表す。
(例)「セイマ」→「sewima」
続きは次回?
さて、この節では、目的語について解説していきたいと思います。
キャア語の目的語は他の言語とほんの少し違うかもしれません。(言うほど違うわけでもないと思いますが。)
この章の第1節で少し触れましたが、目的語とは、簡単に言えば動詞群の後に置かれている名詞のことです
ニャ イール ボキーキシュ カーモレレ/
→私は本を読みます。
下線部が目的語です。
目的語は、「…を」と訳されることが多いです。
実際に、この例文でもそう訳されていることがわかるでしょう。
しかし、いくつか例外もあります。
例えば、付動詞が入っていない動詞群の使われた文の目的語は、この通りにはなりません。この章の第1節で解説したように訳されます。
また、「ミトートナ」などの一部の付動詞が入っている動詞群が使われている文章もこのように訳されません。辞書を見れば訳し方がわかるでしょう。
追記:「ミトートナ」の綴りを誤っていました。
正しくは「ミトートノ」です。
誤っていたことをお詫びします。
付動詞は、「自付動詞」と「他付動詞」に分けることができます。
「自付動詞」に分類されている付動詞が入った動詞群が使われている文章には、目的語を置くことができません。
ニャ ダンク キツーツナ/
→私は横になっています。
「キツーツナ」は自付動詞なので、この文には目的語を置くことができません。
自付動詞に分類される付動詞は、今のところ次の45種類のどれかが含まれる付動詞です。(今後増える可能性があります。)
・ツーツナ
・ニーニシュ
・ラーラフ
・リーリシュ
追記:ガーガフ
(「ガーガフ」が含まれる付動詞も自付動詞になります。)
追記:ノーノジョ
(「ノーノジョ」が含まれる付動詞も自付動詞になります。)
追記:ケーケジョ
(「ケーケジョ」が含まれる付動詞も自付動詞になります。)
「キツーツナ」は「ツーツナ」が含まれているので自付動詞と分かります。
ちなみに、他付動詞だからといって目的語が必ず必要なわけではありません。
補足があります。2-4-A 自己完結文
これで第2章の第4節は終了です。次回は前置詞群について解説する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
付/ボキーキシュ/読む
名/カーモレレ/本
付/キツーツナ/横になる
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
動/イール/…になる
動/ダンク/…である
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