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りめすとり
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日英祖語の模索 道路について

この記事は全編ジョークでお送りしております。
言語学的に{正しい/価値のある}内容はほぼ何も含まれていないのでご了承ください。

こんにちは。Rhemestryです。今回も前回に引き続き、日英祖語についての検討を重ねていきます。前回は boy と坊やの対応に関する先行研究に異論を唱えましたが、今回も先行研究で活発に議論されている road と道路の対応に関しての自説を述べさせていただきます。

定説について

定説では、road と道路という語形の相違は音位転換の結果生じたもの、つまり 日英祖語では道路を *roudo または *douro といい、片方の言語で*dと*rの位置がひっくり返ったからだとされてきました。しかしながら、これと類似した音位転換は他に例が見られないことから私はこの説には検討の余地があると考えました。

道路は畳言である

私の説では、道路を意味する日英祖語の形態素は *rou となります。これは日本語の路面や路地、さらに英語のroamなどにも含まれている形態素だと考えられます。
日本語の道路はこの形態素を二つ重ねた *rou-ro(u) という形に由来します。まずは流音の異化が起きて *lou-ro(u) となります。そして日本語は規則的に *l > d の変化を経ているのでこれがさらに douro となり、現在の道路になったと考えられます。
それに対して、英語のroadは処格語尾の *-de (日本語の「で」に相当)が付いた *rou-de という形に由来すると考えられます。英語は語末の母音が脱落するので、これが road となりました。

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