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りめすとり
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日英祖語の模索 男と女について

この記事は全編ジョークでお送りしております。
言語学的に{正しい/価値のある}内容はほぼ何も含まれていないのでご了承ください。


こんにちは。Rhemestryです。このシリーズではまだ研究があまり進んでいない、日英祖語に関する私の個人研究を書き留めていきます。先行研究では日 坊や と英 boy を比較する説が多く提唱されてきました。
しかし、私はこれを英語から日本語に向けた古い時代の借用だと再解釈し、英 boy を日本語の男(を)に対応させる新たな説を考案しましたのでそれを紹介し、またそれに併せて私の再構における女を意味する語を紹介します。

boy と 男(を)

男を意味する日英祖語の形態素は*boです。日本語は*b > wの変化を経験しているので*bo > woとなり、男(を)になりました。
それに対し、英語の boy という単語は、主格語尾のついた *bo-gæ という形に由来すると考えられます。*-gæ は日本語の「が」に対応します。
英語では前舌母音に先行する *g は *j へと変化するので、*bo-gæ > *bo-jæとなります。また英語はアクセントがない語末の母音が規則的に脱落するので、*bo-jæ > boy となります。そして、語末の母音が脱落する前の*bo-jæが日本語に借用されたものが「坊や」というわけですね。

女と「産む」

では、女を意味する日英祖語の単語は何でしょうか?
私の再構では、女を意味する単語は*uːm-mana と再構されます。男を意味する*boと比べてだいぶ長いですね?
その理由はこの語彙が一種の婉曲表現であるからです。この表現は「産む人間」という意味です。前半部分の*uːmがちょうど日本語の「産む」と対応していますね。女を意味する本来的な単語には*meのようなものがあったと考えられますが、次第に使われなくなっていきました。
英語はアクセントがない語末の母音が規則的に脱落するので、*uːm-manaは*uːmmanになります。その後二重子音と単子音の区別が失われて現代の woman になりました。それに対し日本語では、鼻音に先行する母音が脱落するので、*uːmmna となり、これが転じて「おんな」となった可能性が高そうです。語頭の*uː > oという音変化に関してはもう少し詳しい研究が必要そうですね。

*uːmと*ujm

*uːmには*ujmという異形態が存在します。英語は規則的に*uj > jiːを経験しているので、これは yield の前半部分に相当すると考えられます。また、日本語の「初々しい」という単語も本来「ういむいしい」と発音され、*ujm-ujm-in̥i に由来すると考えられます。生まれたてということですね

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