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やにわにわかに
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1音節あたりの情報密度が最も高い口頭言語(俺の理論が破綻していなければ)-人工言語コンペ2026春(第15回)

予防線

多分まっとうな学術的批判にさらされて耐えうるような内容ではないです。

はじめに

どうも、最近自動車教習所と大学のレポート提出に板挟みになって大変><な(ここに名前を挿入)です。

まえがき略

今回のお題

「無」の持つ性質を文法に組み込んだ言語を作ってください

以下が審査要件です(満たしてなくても出していいよ!)
1.言語体系
2.その言語のどこに「無」が組み込まれているか
3.簡単な例文いくつか(文法の性質が活きているとなおよい)

以下は出来ればで提出してくれると私がうれしいものです
ex1.その言語を話す主体の特徴と居住地域
ex2.その主体たちの間での今年の流行語

音素

概要

ええっと、普段ならここでクソデカ子音行列を投げぱっなしにして終わるのですが、流石に今回はそれだとあまりにも説明が足りなくなり、複雑性が増し、作者にも読者の方々にもよくわからないことになるだろうと思ったので、私の今回の案をこのように提出するに至った思索の流れを適宜付け加えつつ発表していきたいと思いますね。

経緯

皆さんは知らないと思いますが、私がその実毎回こんらんコンペの音声言語部門で一番大きな子音目録を持った言語を作りに来ていることは周知の事実だと思います。つまり、以下の言動はそのような異常で異様な思考回路を持った人間によって行われた愚行であるということを理解する必要があるというわけです!


さて、明確に警告も済んだことだし始めていきましょう。

今回私は二重調音というものに可能性があるんじゃないかと思っていました。

それぞれに独立して閉鎖あるいは狭窄を作る能力を持った能動的調音点を考えた時、下唇・下顎歯・舌先・舌根・喉頭蓋・口蓋帆・声門にまとめることができるとおもいます。これらを組み合わせの元と考えた時に幾つかの理論的に可能で有意義な同時調音の排列を考えることができます、当然これはすべての非肺臓気流機構音や鼻音を内包するものになるべきです。

組み合わせ 下唇 舌先 舌根 会厭 声門 口蓋帆
[p] [t] [q] [ʡ] [ʔ]
下唇 [t͡p] [q͡p] [ɓ] [m̥]
舌先 [ɗ] [n̥]
舌根 [ʘ] [ǃ] [ʡ͡q] [ʛ] [ɴ̥]
会厭
声門 [pʼ] [tʼ] [qʼ]
口蓋帆 [pᵐ] [tⁿ] [qᶰ]

1
ちなみにここでは下顎歯にあたる部分は取り除いています2が、まあ大体それ以外は組み合わせになっています。列(縦)が先行して解放される調音部位で、同時かちょっと先に閉鎖されていた行(横)の調音部位があとに解放されます。(行と列逆にしとけばよかった…)

まあ見てもらって分かる通り、まだここまでだとだいたい自然言語にある範疇です。というかそのように本表から選別しました。[ʡ͡q]はあんまり見覚えがないと思いますが、ソマリ語にあります。通常の表記だと逆順なんですが今後の整合性を取るためにこの記法にしました。Wikipediaの記述を見る限り、調音もこの順番らしいので逆になんで逆で記述されてたかは不明です。

[t͡p]は最近話題のYele語にありますね。私の人工言語にも屡々登場してきたので見覚えのある人も多いと思います。


組み合わせ 下唇 舌先 舌根 会厭 声門 口蓋帆
下唇 [p] [t͡p] [q͡p] [ɓ] [m̥]
舌先+下唇 [d͡ɓ] [n̥͡m̥]
舌根+下唇 [ɢ͡ɓ] [ɴ̥͡m̥]
会厭+下唇
声門+下唇 [ɓ̃]
舌先 [t] [ɗ] [n̥]
下唇+舌先
舌根+舌先
会厭+舌先
声門+舌先 [ɗ̃]
舌根 [ʘ] [ǃ] [q] [ʡ͡q] [ʛ] [ɴ̥]
下唇+舌根 [ʘ͡ʛ] [ʘ̥̃]
舌先+舌根 [ǃ͡ʛ] [ǃ̥̃]
会厭+舌根 [ʡ͡ɴ̥]
声門+舌根 [ʛ̃]
会厭 [ʡ] [ʡ̃]
下唇+会厭
舌先+会厭
舌根+会厭
声門+会厭
声門 [pʼ] [tʼ] [qʼ] [ʡʼ] [ʔ]
下唇+声門 [t͡pʼ] [q͡pʼ] [m̥ʼ]
舌先+声門 [n̥ʼ]
舌根+声門 [ʘʼ] [ǃʼ] [ʡ͡qʼ] [ɴ̥ʼ]
会厭+声門
口蓋帆 [pᵐ] [tⁿ] [qᶰ]
下唇+口蓋帆 [t͡pᵐ] [q͡pᵐ] [ɓᵐ]
舌先+口蓋帆 [ɗⁿ]
舌根+口蓋帆 [ʘ͡ɴ] [!͡ɴ] [ʡ͡qᶰ] [ʛᶰ]
会厭+口蓋帆

自然な拡張です。二重調音じゃない単一調音(?)の子音は表の中に押し込められました。探してみてください。

要するに3次目の調音点が追加されているわけです。しかしまあ見てもらって分かる通り今回は声門と口蓋の列しかいらってません。すでに[ʡ͡ɴ̥]とか[ʡ͡qᶰ]みたいなキッッッショい二重調音が生えてしまっていますが、とりあえず見てみないふりをしましょう。

[ʡʼ]はそもそもWikipediaでは完全に無視されてしまっています。3正直別にそんな難しくない…というか放出音にしないほうが難しいくらいなのに。多分この違いを使うような自然言語が発見されていないせいでしょう。私たちはすでに†人工言語†の領域に足を踏み入れています……


組み合わせ 下唇 舌先 舌根 会厭 声門 口蓋帆
下唇 [p] [t͡p] [q͡p] [ʡ͡p] [ɓ] [m̥]
舌先+下唇 [d͡ɓ] [n̥͡m̥]
舌根+下唇 [ɢ͡ɓ] [ɴ̥͡m̥]
会厭+下唇 [ʡ̬͡ɓ] [ʡ͡m̥]
声門+下唇 [ɓ̃]
舌先 [ψ] [t] [q͡t] [ʡ͡t] [ɗ] [n̥]
下唇+舌先 [ψ͡ɗ] [ψ̥̃]
舌根+舌先 [ɢ͡ɗ] [ɴ̥͡n̥]
会厭+舌先 [ʡ̬͡ɗ] [ʡ͡n̥]
声門+舌先 [ɗ̃]
舌根 [ʘ] [ǃ] [q] [ʡ͡q] [ʛ] [ɴ̥]
下唇+舌根 [ʘ͡ʛ] [ʘ̥̃]
舌先+舌根 [ǃ͡ʛ] [ǃ̥̃]
会厭+舌根 [ʡ̬͡ʛ] [ʡ͡ɴ̥]
声門+舌根 [ʛ̃]
会厭 [ɋ] [ʗ] [ʞ] [ʡ] [ꜫ] [ʡ̃]
下唇+会厭 [b͡ꜫ] [ɋ̥̃]
舌先+会厭 [d͡ꜫ] [ʗ̥̃]
舌根+会厭 [ɢ͡ꜫ] [ʞ̥̃]
声門+会厭 [ꜫ̃]
声門 [pʼ] [tʼ] [qʼ] [ʡʼ] [ʔ] [ʔ̃]
下唇+声門 [m̥ʼ]
舌先+声門 [n̥ʼ]
舌根+声門 [ɴ̥ʼ]
会厭+声門 [ʡ̥̃ʼ]
口蓋帆 [pᵐ] [tⁿ] [qᶰ] [ʡ𐞳̃] [ʔˀ̃]
下唇+口蓋帆 [ɓᵐ]
舌先+口蓋帆 [ɗⁿ]
舌根+口蓋帆 [ʛᶰ]
会厭+口蓋帆 [ꜫ𐞳̃]

お、表がきれいになりましたね

というわけで、今回私が導入した私的拡張IPAの一部(=この表に出現したもの)をご紹介します。

[ψ]
前部閉鎖が両唇、後部閉鎖が舌先によって行われる吸着音です。わりと顎さげめで調音するのがコツ

[ɋ]
前部閉鎖が両唇、後部閉鎖が喉頭蓋によって行われる吸着音です。

[ʗ]
前部閉鎖が歯茎、後部閉鎖が喉頭蓋によって行われる吸着音です。

[ʞ]
前部閉鎖が口蓋垂、後部閉鎖が喉頭蓋によって行われる吸着音です。すごい誤解が発生しそうだから一応強調しておくと、一般にExtIPAで使われるBack-released Clickを表しているわけではないですね。

[ꜫ]
有声喉頭蓋入破音です。ちなみに有声喉頭蓋破裂音はこの言語にも存在しません。これが一番なんの文字当てるか苦慮したやつで、なんでこの字にしたのかは正直覚えてないです。それと、やはり直接目視して確認するのが難しい以上、喉頭蓋で入破音や放出音を調音できるかどうかには一考の余地があります。皆さんも是非鵜呑みにせず試してみてください。


組み合わせ 下唇 舌先 舌根 会厭 声門 口蓋帆
下唇 [p] [t͡p] [q͡p] [ʡ͡p] [ɓ] [m̥]
舌先+下唇 [q͡t͡p] [ʡ͡t͡p] [d͡ɓ] [n̥͡m̥]
舌根+下唇 [ǃ͡q͡p] [ʡ͡q͡p] [ɢ͡ɓ] [ɴ̥͡m̥]
会厭+下唇 [ʗ͡ʡ͡p] [ʞ͡ʡ͡p] [ʡ̬͡ɓ] [ʡ͡m̥]
声門+下唇 [t͡ʼɓ] [q͡ʼɓ] [ʡ͡ʼɓ] [ɓ̃]
舌先 [ψ] [t] [q͡t] [ʡ͡t] [ɗ] [n̥]
下唇+舌先 [q͡ψ] [ʡ͡ψ] [ψ͡ɗ] [ψ̥̃]
舌根+舌先 [ψ͡q͡t] [ʡ͡q͡t] [ɢ͡ɗ] [ɴ̥͡n̥]
会厭+舌先 [ψ͡ʡ͡t] [ʞ͡t] [ʡ̬͡ɗ] [ʡ͡n̥]
声門+舌先 [ψ͡ɗ] [q͡ʼɗ] [ʡ͡ʼɗ] [ɗ̃]
舌根 [ʘ] [ǃ] [q] [ʡ͡q] [ʛ] [ɴ̥]
下唇+舌根 [ʘ͡ǃ] [ʡ͡ʘ] [ʘ͡ʛ] [ʘ̥̃]
舌先+舌根 [ψ͡ǃ] [ʡ͡ǃ] [ǃ͡ʛ] [ǃ̥̃]
会厭+舌根 [ʘ͡ʡ͡q] [ǃ͡ʡ͡q] [ʡ̬͡ʛ] [ʡ͡ɴ̥]
声門+舌根 [ʘ͡ʛ] [!͡ʛ] [ʡ͡ʼʛ] [ʛ̃]
会厭 [ɋ] [ʗ] [ʞ] [ʡ] [ꜫ] [ʡ̃]
下唇+会厭 [ʗ͡ɋ] [ʞ͡ɋ] [b͡ꜫ] [ɋ̥̃]
舌先+会厭 [ψ͡ʗ] [ʞ͡ʗ] [d͡ꜫ] [ʗ̥̃]
舌根+会厭 [ʘ͡ʞ] [ǃ͡ʞ] [ɢ͡ꜫ] [ʞ̥̃]
声門+会厭 [ɋ͡ꜫ] [ʗ͡ꜫ] [ʞ͡ꜫ] [ꜫ̃]
声門 [pʼ] [tʼ] [qʼ] [ʡʼ] [ʔ] [ʔ̃]
下唇+声門 [t͡pʼ] [q͡pʼ] [ʡ͡pʼ] [m̥ʼ]
舌先+声門 [ψʼ] [q͡tʼ] [ʡ͡tʼ] [n̥ʼ]
舌根+声門 [ʘʼ] [ǃʼ] [ʡ͡qʼ] [ɴ̥ʼ]
会厭+声門 [ɋʼ] [ʗʼ] [ʞʼ] [ʡ̥̃ʼ]
口蓋帆 [pᵐ] [tⁿ] [qᶰ] [ʡ𐞳̃] [ʔˀ̃]
下唇+口蓋帆 [t͡pᵐ] [q͡pᵐ] [ʡ͡pᵐ] [ɓᵐ]
舌先+口蓋帆 [ψ͡n] [q͡tⁿ] [ʡ͡tⁿ] [ɗⁿ]
舌根+口蓋帆 [ʘ͡ɴ] [!͡ɴ] [ʡ͡qᶰ] [ʛᶰ]
会厭+口蓋帆 [ɋ͡ʡ̃] [ʗ͡ʡ̃] [ʞ͡ʡ̃] [ꜫ𐞳̃]

表がある程度きれいに埋まりました。正直[ꜫ̃]と[ꜫ𐞳̃]の対立とかどうなんだろうと思わなくもないですけど、まあいちおう理論的に考察して追求するとこのような結果になるということです。妥当性は多分あると思います。

もちろんこれをさらに拡張して4次調音点を考えることもできます。もしくはそれ以降も考察することはできますし、実際それらはこの言語においても使用されますが、わりとすでにあきらかにどうなるか想像できてしまうと思うので省略します。4


調音部位 下唇 下顎歯 舌尖・裏 舌端 舌背・根 口蓋帆 喉頭蓋 声門
上唇 両唇 舌唇
上顎歯 唇歯 両歯
歯茎 歯茎舌尖 歯茎舌端
後部歯茎 反舌 後部歯茎
硬口蓋 硬口蓋反舌 硬口蓋
軟口蓋 軟口蓋反舌 軟口蓋
口蓋垂 口蓋垂
咽頭 (上)咽頭 口蓋帆咽頭 喉頭蓋
声門 声門

さて、ここであらためて調音部位について見ていきましょう。舌尖・裏と舌端は舌先に含まれていましたがここでは分離しています。

まあ見たままなので特に言うことはありませんね。余談ですが、最初は反舌音を口蓋垂まで拡張しようとしていましたが、少し周りに聞いてみたところとてもできそうもないということだったので、断念しました。


摩擦音 舌唇 歯茎 後部歯茎 硬口蓋 軟口蓋
舌尖 ɹ̝̊ ɹ̠̊˔ ɻ̝̊ ɻ̠̊˔
舌端・舌背 θ̼ θ θ͇ ç̟ ç x
歯擦音 歯茎 後部歯茎 硬口蓋 軟口蓋
舌尖凸 ʃ̺
舌尖凹 ʂ ʂ̠
舌端凸 ʃ̻
舌端凹 ɕ
舌端閉 ʆ

歯擦音らへんを詳しく見ていきましょう。後部歯茎音の圧がすごいですね、一体何が起きたのでしょうか。


調音方法 破顫 破震 破裂 破擦 摩擦 接近
中線
側面化
鼻音化
無声
長短

調音方法です。顫はふるえ音を指していて、震は摩擦ふるえ音です。この独自表記は私の混乱gではよく出てくる(予定な)ので覚えておきましょう。

側面トリルは採用していません。鼻音化摩擦音はなんかそんなに接近音と区別できない気がしたので採用しませんでした。


二次調音(接近音) 両唇 唇歯 両歯 舌唇 歯茎 後部歯茎 硬口蓋 軟口蓋 口蓋垂 咽頭 口蓋帆 喉頭蓋
凸◌ʷ ◌ᶹ ◌ʱ̪͆ ◌ᶞ̼ ◌ᶞ 舌尖◌ʴ 舌尖◌ʴ̠ 舌尖◌ʵ 舌尖◌ʵ̠ ◌ʶ ◌ˤ ◌̾ ◌𐞴
円◌ᵝ 舌端◌ᶞ͇ 舌端◌ʲ̟ 舌背◌ʲ 舌背◌ˠ
非円◌ꟹ

まあ見てのとおりです。


母音 中舌
i y ɨ ɯ u
e ø ɘ ɤ o
ɛ œ ə ʌ ɔ
æ ɐ ɒ

いつものやつです。鼻音化とそうでないのを区別します。中舌母音列は特殊な環境で発生する母音です。


全清 次清 前濁 子音 母音
無声 ◌̥ ◌ʰ - -
呟声 - ◌̤͡◌ʰ ◌̤͡◌̥ ◌̤
地声 - ◌̬͡◌ʰ ◌̬͡◌̥ ◌̬
軋声 - ◌̰͡◌ʰ ◌̰͡◌̥ ◌̰
荒声 - ◌͈͡◌ʰ ◌͈͡◌̥ ◌͈
欠声 - ◌᷂͡◌ʰ ◌᷂͡◌̥ ◌᷂

次は発声ですね。まあ一個飛ばし上3つは私の人工言語ではよく見かける部類の対立ではありますが、糙声と空声という見慣れない対立が2つ増えています。荒声(harsh voice)では仮声帯も振動します、欠声(faucalized voice)はあくびをしているときの声のような感じです。多分日本語に輸入されていない概念だったので30秒くらいで適当な訳語を考えました。多分もっといいいい方がある気もするので広まってほしいわけでもないです。

母音には濁以外ありません。


声調
5
4
3
2
1

まあ母音には当然声調と長さの区別はあるでしょう。ちなみにこれは中身を埋めようとしたがいまいちいい作り方が思いつかなかったので空白となっている表です。

ねんのため、子音の長短は2つしかありません。

本題

これまでの歴史上、子音数というのはかなり体のいい指標として使われてきました。子音数の多い人工言語を作ることによってかなり手軽にエンタメ成分を強味にできるとされています(根拠無し)。

はてさて、これまでを振り返ってみると、私は人工言語コンペに参加してから毎回子音数を増やしてきましたね。(中略)

……まずもってこのアイデアを発見するまで全然考えてもみなかったことなのですが、実は子音数というのはかなり簡単に無限大に発散させることができるのではないのかというのが今回の人工言語の核心です。

どういうことか説明しましょう。

組み合わせ 下唇 舌先 舌根 会厭 声門 口蓋帆
下唇 [p] [t͡p] [q͡p] [ʡ͡p] [ɓ] [m̥]
舌先+下唇 [ψ͡t͡p] [q͡t͡p] [ʡ͡t͡p] [d͡ɓ] [n̥͡m̥]
舌根+下唇 [ʘ͡q͡p] [ǃ͡p] [ʡ͡q͡p] [ɢ͡ɓ] [ɴ̥͡m̥]
会厭+下唇 [ɋ͡ʡ͡p] [ʗ͡p] [ʞ͡p] [ʡ̬͡ɓ] [ʡ͡m̥]
声門+下唇 [p͡ʼɓ] [t͡ʼɓ] [q͡ʼɓ] [ʡ͡ʼɓ] [ɓ̃]
舌先 [ψ] [t] [q͡t] [ʡ͡t] [ɗ] [n̥]
下唇+舌先 [t͡ψ] [q͡ψ] [ʡ͡ψ] [ψ͡ɗ] [ψ̥̃]
舌根+舌先 [ψ͡q͡t] [ǃ͡q͡t] [ʡ͡q͡t] [ɢ͡ɗ] [ɴ̥͡n̥]
会厭+舌先 [ψ͡ʡ͡t] [ʗ͡ʡ͡t] [ʞ͡t] [ʡ̬͡ɗ] [ʡ͡n̥]
声門+舌先 [ψ͡ɗ] [t͡ʼɗ] [q͡ʼɗ] [ʡ͡ʼɗ] [ɗ̃]
舌根 [ʘ] [ǃ] [q] [ʡ͡q] [ʛ] [ɴ̥]
下唇+舌根 [ʘ͡ǃ] [q͡ʘ] [ʡ͡ʘ] [ʘ͡ʛ] [ʘ̥̃]
舌先+舌根 [ψ͡ǃ] [q͡ǃ] [ʡ͡ǃ] [ǃ͡ʛ] [ǃ̥̃]
会厭+舌根 [ʘ͡ʡ͡q] [ǃ͡ʡ͡q] [ʞ͡ʡ͡q] [ʡ̬͡ʛ] [ʡ͡ɴ̥]
声門+舌根 [ʘ͡ʛ] [!͡ʛ] [q͡ʼʛ] [ʡ͡ʼʛ] [ʛ̃]
会厭 [ɋ] [ʗ] [ʞ] [ʡ] [ꜫ] [ʡ̃]
下唇+会厭 [ʗ͡ɋ] [ʞ͡ɋ] [ʡ͡ɋ] [b͡ꜫ] [ɋ̥̃]
舌先+会厭 [ψ͡ʗ] [ʞ͡ʗ] [ʡ͡ʗ] [d͡ꜫ] [ʗ̥̃]
舌根+会厭 [ʘ͡ʞ] [ǃ͡ʞ] [ʡ͡ʞ] [ɢ͡ꜫ] [ʞ̥̃]
声門+会厭 [ɋ͡ꜫ] [ʗ͡ꜫ] [ʞ͡ꜫ] [ʡ͡ʼꜫ] [ꜫ̃]
声門 [pʼ] [tʼ] [qʼ] [ʡʼ] [ʔ] [ʔ̃]
下唇+声門 [t͡pʼ] [q͡pʼ] [ʡ͡pʼ] [ɓʼ] [m̥ʼ]
舌先+声門 [ψʼ] [q͡tʼ] [ʡ͡tʼ] [ɗʼ] [n̥ʼ]
舌根+声門 [ʘʼ] [ǃʼ] [ʡ͡qʼ] [ʛʼ] [ɴ̥ʼ]
会厭+声門 [ɋʼ] [ʗʼ] [ʞʼ] [ꜫʼ] [ʡ̃ʼ]
口蓋帆 [pᵐ] [tⁿ] [qᶰ] [ʡ𐞳̃] [ʔˀ̃]
下唇+口蓋帆 [t͡pᵐ] [q͡pᵐ] [ʡ͡pᵐ] [ɓᵐ] [ᵐ̥pᵐ]
舌先+口蓋帆 [ψ͡n] [q͡tⁿ] [ʡ͡tⁿ] [ɗⁿ] [ⁿ̥tⁿ]
舌根+口蓋帆 [ʘ͡ɴ] [!͡ɴ] [ʡ͡qᶰ] [ʛᶰ] [ᶰ̥qᶰ]
会厭+口蓋帆 [ɋ͡ʡ̃] [ʗ͡ʡ̃] [ʞ͡ʡ̃] [ꜫ𐞳̃] [𐞳̃ʡ𐞳̃]

これは結構前に出てきた同時調音部位の組み合わせの表です。同時とはいいますが、実際には一つ一つの解放には多少のタイムラグはあります。これを利用して、ある調音部位を用いた解放の後、他の閉鎖を解放する前にもう一度同じ調音部位を閉鎖して再利用することが考えられます。

[ǃ] + [q͡t] = [ǃ͡q͡t]

ただし、同じ調音部位を繰り返して解放することはこの言語の規則により禁止されています。

! [ǃ] + [ǃ͡q] = [ǃ͡ǃ͡q]

しかし、これは許容されます。

[ǃ] + [q͡t] + [ǃ]= [ǃ͡q͡ǃ]

つまり、こういうことです。

[ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡ǃ͡q͡...]

これは極端な例ですが、ようするに子音長に制限がないということです。

補足として、例えばこの表では舌先+舌根の位置に歯茎吸着音しか載っていませんが、当然に歯吸着音だったり、側面吸着音だったり、なんかいろいろそういうものは全部ここに用いることができるというわけです。後部閉鎖も口蓋垂だけでなく、硬口蓋だったりすることができます(調音部位の表を見返してみてください)。ただし今回使った私的拡張IPAの規則によると、後部閉鎖が変更されると使用される文字は変えなくてはなりません。つまりこの方法では何れ対応しきれなくなるということです。


音節構造

(C)C(H)V(CC), (C)C(H)MFV(CC),

Cは弾音以外の子音、Vは中舌母音以外の母音、Hは半母音、Fは弾音、Mは中舌母音です

以下注意点があります。

一番最初の省略可能なCには摩擦音か顫音か震音がくることができます。

省略されることのないCに含まれる複雑な子音はクラスタとしては扱われていません。つまりこれらは単一の子音であるという建前合意があります。そのため関わってくる調音点が増えれば増えるほどこの言語には非肺臓気流由来の解放が増殖し、それはつまり、破擦音や破顫音や破震音は半母音か母音に接しているところにしか現れ得ないということです。また、摩擦音か顫音か震音がここに来るためには1番目の(C)が存在してはいけません(こんな機会はめったにありませんが)。

ちなみに半母音はCを伴わずして出現することができません。また、あらゆる接近音はCとして扱われません。

中舌母音は曖昧母音のような扱いをされ、長短を持ちません。また、Fの前にしか出現しません。

コーダのCは必ず口蓋帆以外の解放のない閉鎖音で終わる必要があります。また長短は区別されません。

文法

大抵の場合、一番最初の(C)Cで全ての内容語を表し、(H)V(C)や(H)MFV(C)が文法的な補足をします。あまり複雑でない単文は一文を1音節に収める事ができます。

残念ながら時間がなかったので解説はしません

例文

[ʓ̤ːʞ̤̃͡ʡ̤͡ːɖ̤͡ˡp͡ʙ̝̥ʼʰ̪͆ʲʰɔ᷂ə᷂̃˥ç̟‡̚] いとこ(父方の叔父の息子で"私"より年上)は3日前ふたたび私の家に入って(網戸の)網を探したが見つからなかった。

その他の設定

この言語を話す主体:Homo sapiens


  1. 口蓋帆×(空)の要素が空になっていますが、ここに破裂音は存在しないものの[ʩ]などが入ります。 

  2. 両歯破裂音とか常用したら絶対歯が欠けるので採用したくなかったため(そもそも破裂音じゃなくて衝突音やし、けど摩擦音はこのあと出てきます) 

  3. Wikimedia Commonsになんかあった File:Epiglottal ejective.ogg - Wikimedia Commons 

  4. 本当の理由はめんどくさいから 

Oldest comments (1)

たたむ
 
friedrice0 profile image
friedrice

この言語を話す主体:Homo sapiens←ゑ?!