異世界だから、この世界と違ふことは沢山あるでせう。
一概に言語といっても、某島国国家の言語の様にその地域だけで完結してゐるものや、広く通用してゐるものもありますので、諺の性質がどんなものか、形はどんなものか、世界観は、など、天気俚諺はそれを知るのにぴったりだと思ふんですよね。
是非、そんなものを己の言語などで書いてみてくださいな。
尚、広辞苑によると、
てんき-りげん【天気俚諺】天気に関する言い伝え。天気変化の経験知識を諺にしたもの。「夕焼けは晴れ、朝焼けは雨の前兆」「大雪の年は豐作」など。
とのこと。
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広辞苑によると、を書きたかった感は否めないし、適当に辞書を開いたページに天気図記号がのってて、さういへば、とか、これいいな、と思った次第。
下に是非。
(書いてくれた人全員お友達認定←あんまりいらない)
天気俚諺にあたるかは分かりませんが、リパライン語での天候にまつわる小ネタを少し書いてみました。
■スロンミーサと雨
リパラオネ人の大多数が信仰しているリパラオネ教では、古くは雨は豊穣の神族(天使のようなもの)スロンミーサの訪れであると考えられ、スロンミーサを迎えるために雨が降る間は穀物や野菜を調理してはならないとされた。一日中雨が降ってる日とか、雨季とかどうすんのやというツッコミもあるかもしれないが肉は一応食べられたし、そういうときは保存食で凌いでいたのかもしれない。
■フラトリー
ユターシェ(シラカバ様の木の樹液)、バネトレフ(バネーデシュというどんぐりから作られた水飴)、コーツヴェンス(ナツメヤシ様の果実の糖分を煮詰めたもの)を合わせた飴をフラトリーというのだが、これを屋根の上に投げると雨が降るという迷信がある。
■ナーパフ風
ファイクレオネの地方風の一つで、大陸東部で吹く乾燥した強風のこと。スキュリオーティエ叙事詩で "Narpaf da faust niss stesen na'd cecesse's" 「ナーパフ風のような攻勢は」というように使われるなど、王朝時代以来「強烈な勢い」の象徴として使われている。ナーパフ風には "tonir'd la fae" 「神の激昂」という別名があり、恐れた民衆は各地のフィアンシャ(礼拝堂)に集まって祈り、風が収まるのを待ったという。
確かに、本質としては言語と天気の関連を聞いてみたかったってのがありますね〜。
抑、天気と深く関はるのは宗教なので、その上に言語があると思った方が良ささうですかね。
例へば、天気の操作は神の御意思によるものだと思はれてゐれば、予測するなど畏れ多いと思ふところがあって、予測する類の言ひ伝へはないかもですね。
ただ、その時対応や耐へ凌ぎ方などは残ってゐる。或は、文化として継承されてゐる。
ただ単に、迷信が残ってゐるのかもしれません。なにせ、所謂中世ファンタジー世界とは未発達の文化。経験則が必ずその通りに直結するとも思へないし、抑、あんな感じだから雨だな、とか気付かないぢゃないですか。
宗教的に、何かを捧げれば恵みの雨を与へてくれる、なんていふのもあるかもしれませんね。天気俚諺は結局その様な迷信・或は願望であらうと、皆は信じてゐるのでせうね。