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ΚΥΑΝΟΦΑΝΕΣ
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エルフ語族について

こんにちは、そしてはじめまして。Cyanophanesです。
記念すべき第一回ですが、今回は私が作っているエルフ語族について書いていきたいと思います。

経緯

私が人工言語について調べていると、あるときロードオブザリングの作者であるトールキンが人工言語を作っていたというのが出てきたんです。ロードオブザリングという作品があることは知っていましたが、人工言語が出てくるというのは知らなかったので驚きました。
そして、調べてみると、結構手が込んでるらしいことが分かってきました。言語も作るし、世界も作るし、だからトールキンへの興味が沸いてきたという感じです。

そんなトールキンの作った言語の内に「エルフ語」というのがあります。
どうやら語族みたいになっているらしくて、元の共通の言語から、シンダール語やクウェンヤという言語などに分かれたというのです。これを知ったときはとても感銘を受けました。

そんなこんなで「俺もファンタジーの言語を作りたい!」となり、作ることを決めたという次第です。

エルフ語族とは

エルフ語族というのは我らの世界とは別の世界の言語で、全ての種族の共通語であるAutekę語、またの名をHedogęでSēġąa(以後、便宜上エルフとする)と呼ばれる種族の言語です。

エルフ語の文法と音韻とか

文法の特徴としては、膠着語っぽい言語から、少し印欧語族っぽい言語もあります。また、能格言語であることも特徴です。
祖語においては絶対格、能格、与格、属格、奪格、具格、位格、方格、様格、呼格の10個があり、数は単数、双数、複数があります。
また、古い祖語においては人称は三人称かそれ以外かしか区別しませんが、後に全ての人称を区別するようになります。
時制は過去、現在、未来の三つで、時制以外にも、古い祖語においては使役化語尾や受動語尾など語尾が新しい祖語よりも多くあり、動詞を長くすることができます。
例)ᵑkem-os-eⁿt-ohl-aux-aᵑk-oːmi?
食べる-使役-受動-過去-三人称-疑問
彼は食べさせられそうでしたか?

音韻としては、古い祖語においては以下の通りです。

子音 唇音 歯茎音 硬口蓋音  軟口蓋音 声門音 
無気破裂音 [p] [t] [k][kʷ]
有気破裂音 [pʰ] [tʰ] [kʰ][kʷʰ]
前鼻音化破裂音 [ᵐp] [ⁿt] [ᵑk]
摩擦音 [ɸ] [s] [x][h]
鼻音 [m] [n] [ŋ]
接近音 [w] [j]
流音 [r][l]

有声無声の区別がないのが特徴

単母音  前舌母音 後舌母音
狭母音 [i][iː] [u][uː]
半狭母音 [e][eː] [o][oː]
広母音 [ɑ][ɑː]
二重母音 [iu] [ui]
[eo] [oe]
[ai] [au]

子音は2個までしか連続させることができない、異なる摩擦音同士は連続させることができないなどの規則があり、二重子音に絶対格語尾-xや属格語尾-rなどが付くときは母音oやeが挿入されます。
例)ᵐpusox,ᵐpuser(狼を(が)、狼の)
 seɸnox,seɸner(魚を(が)、魚の)
アクセントは祖語においては高低アクセントで、2音節の単語では語頭、それ以上の音節の単語では2音節目にあります。
Pertex語派においては強弱アクセントで位置は語頭に固定されているというように、属している言語によってアクセントの種類は違います。
また、前鼻音化破裂音は新しい祖語において有声音に変わりました。その為、古い祖語から分岐した言語では前鼻音に由来する有声音破裂音などがないのに対して、新しい祖語から分岐した言語では存在しています。
例)古祖語heoⁿt->Kānélh語het(青)
 新祖語heoⁿd->Gidde語jadï(青)

終わり

とりあえずこんな感じというのを少し書いたので、次回からは実際に所属する言語について書いたりとか、また違う言語Autekę語(共通語)や、その語族についてなども書いていけたらと思います。

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