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Eihab Nothlazahl
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Налоцэтул/燕語 文法3.1 構造論

ここでは、人工言語Налоцэтулの文法、特に文構造に関するものを説明する。

基本語順

語順はVSOを基調とする。
一つの節は必ず一つ以上の動詞が存在し、動詞は節の先頭に置かれる。動詞を修飾する語は、動詞の後ろに置かれる。

項の表現

主語

動詞の主語は、自動詞であれば絶対格、他動詞であれば能格名詞で表される。
ただし、主語が人称代名詞である場合は、動詞の活用によって人称が示されるため、主語が省略されることがほとんどである。
主語を強調する場合は、人称代名詞が動詞の前に置かれることがある。

目的語

動詞の目的語は、直接目的語は絶対格、間接目的語は与格の体言で表される。
文脈にもよるが、目的語が省略されることはあまりない。

話題の語順変化

文の主題となる体言や副詞句が、文の先頭に置かれることがある。
このとき他の語順は変化しない。

時制、相

動詞の時制には現在時制と過去時制がある。
現在時制は未来の内容や、進行相を表現するような、幅の広い時間を対象とすることがある。
過去時制は過去の内容、あるいは既に起こっていること、即ち完了相を表現する。
動詞の活用は相のパラメータを持たないため、文脈での判断が要されることも多い。

数詞

概要

数は12進数を用いる。以降、断りがない限り数字は12進数で表記する。ただし、10、11はそれぞれA,Bで表す。

四桁まで

桁は下から二つずつ区切り、加算法のみで表す。このとき、一、三桁に数詞がある場合、二、四桁の数詞の語末の母音が脱落する。これは、基底型での変化である。
以下に、主要な数詞を記す。

・一桁から

意味 単語
0 неру
1 роя
2 фоя
3 ефэ
4 боя
5 ешэ
6 иззу
7 цоя
8 ецэ
9 сёсси
A сесу
B зоя
10 цету
11 цетроя
12 цетфоя
13 цетефэ
1A цетсесу
1B цетзоя
20 фояцет
21 фояцетроя
30 ефэцет
40 бояцет
B0 зояцет

・三桁から

意味 単語
100 гётти
101 гётти роя
111 гётти цетроя
200 фоягётти
1000 цетгётти
1001 цетгётти роя
1011 цетгётти цетроя
1111 цетроягётти цетроя

五桁から

五桁からは、日本語でいう万や億といった単位を用いる。

意味 単語
10000 цэпур
10001 цэпур роя
11111 цэпур цэтроягётти цэтроя
20000 фояцэпур
100000 цэту цэпур
106 гётти цэпур
108 цяппер
4.BA*108 бояцяппер зояцэтсесугёттицэпру

基数詞、序数詞

数詞は一類の形で基数詞、二類の形で序数詞となる。

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