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英語に不満をぶつけて、ジフェーマ語に活かす

こんにちは。コキあです。

ジフェーマ語関連の記事です。この記事を読んでくださるとより楽しめます。読まなくても大丈夫だとは思います。

ジフェーマ語に関して軽く説明すると、「元は自然言語だったが、人の手によって簡単な言語に改定されたもの」という設定の人工言語です。


皆さんは、英語を学んでいて以下のように思うことがあったでしょう。

「三単現のsってなんだよ!?」
「everyoneが単数?はあ?」
「不規則活用まじで嫌い。」

…など。要は、覚えづらい要素などに対して不満をぶつけることがあったでしょう。

ですが、私はこう考えました。「英語に対する不満は、ジフェーマ語制作に活かせるのでは?」

自然言語から簡単な言語にするにあたって改定すべき部分を、英語に不満をぶつけることで見つけ出していこう。そういう趣旨です。

なお、私は英語に関する知識は義務教育レベル、もしくはそれ以下です。ご了承ください。

また、この記事では「簡単な言語」にするためについて話すため、英語に不満を言います。ですが、「自然言語らしい」「難しい」などといったコンセプトの人工言語を否定しているわけでは決してありません。


1. 三単現のs

個人的には、英語の文法の不満点の中でもぶっちぎりで許せません。

なぜなら、三単現のsをつけたからといって、何も意味が変わらないからです。

さらに、この要素は改訂も非常に容易です。「sをつける必要がない」とするだけだからです。

ここから言えることは、意味の変わらない無駄な変化は必要ないということです。

2. 不規則活用

不規則活用といえば、やはり過去形、過去分詞です。「過去形に活用するなんて、全部「ed」つけるだけでいいじゃん!」とは誰もが思うことでしょう。

とはいえ、日本語にもカ変(来る)とか不規則活用する動詞はありますし、強くはいえないのですが、それにしても多すぎる。

特に嫌いなのは、「put」みたいな形が変わらない動詞です。せっかく過去形という便利な制度があるのにそれを使わないのは許せない。

ここから言えることは、活用は規則的にすべきということです。

「来る」を規則活用にしてみたらこうなりそうです。

「来ない、来ます、来る、来る、来れば、来い」

「来(く)らない、来(く)ります、来る、来る、来れば、来(く)れ」

初めは違和感ありますが、だんだん慣れそう。

3. 冠詞、数

日本人が慣れてないだけのやつです。個人的には嫌いですが、別に理不尽ではないですし、特別改定する必要性があるかといえばそうではありません。everyoneとかについても、それぞれを指すから単数だといえば納得できます。

ただ一つ言えるのは、このような要素に対して必要以上にこだわる必要はないということです。現地の英語でどこまで冠詞や数を気にするかは知りませんが、少なくとも日本のテストとかで気にしすぎな気がします。

ジフェーマ語では全体的に、ルールをゆるくしてもいいでしょう。

話は逸れますが、日本語の呼応の副詞もこれに近い何かがあるように感じます。「たとえ〜でも」みたいに形にこだわる必要はないのでは?

たとえ雨が降ってもサッカーをする。

たとえ雨が降ったらサッカーをする。

2つ目の文には違和感を感じますが、十分伝わりそうな気がしませんか?

4. 綴りと発音

最悪です。言わずもがなです。三単現のsの100倍くらい嫌いです。

ここから言えることは、綴り、発音は規則的に!

日本語で発音が不規則なのは、格助詞の「は」と「へ」、そして漢字くらいかな?漢字……。日本語の方がひどいな。

(ここでいう不規則な発音とは、同じ文字で、特殊な条件に当てはまっているわけでもないのに発音が違うものです。日本語に他の不規則な発音もあると思う。)


まとめ

  • 意味の変化のない語形変化
  • 不規則な活用
  • 不規則な発音

これらがない言語が好ましいでしょう。

逆に、これらの要素を盛り込んで自然言語らしさを演出することもできます。旧ジフェーマ語を作るときの参考にしてみます。

  • 必要以上に文法に神経質にならない

これは、ジフェーマ語を使う上での心構えです。

やさしい日本語について学んだとき(ちょっと前の記事)に得た知識と合わせて、ジフェーマ語制作を気ままに行なっていきます。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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