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矛盾と混沌
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ヴラル語入門

こんにちはっ矛盾と混沌です!こんかい作った言語はこちら!

"ヴラル語"

簡単な音素と表記であるにもかかわらず、圧縮された表現が可能となっている言語です。例文をみてみよう!

fren skolony.
私は友達と学校に行く。

palaqemo.
あなたはこのリンゴを食べる。

ん?なんか単語が少ないぞ!って思いますよね、ていうか思ってください。これはこのヴラル語が複統合的言語であるがゆえなのです!
たとえばさっきの例文"palaqemo."を例にしてみてみましょう。
palaqemoは次のように分解できます。

palaqemo
pal-aq-em-o
「あなたはこのリンゴを食べる」
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これにグロスをつけてみましょ!

palaqemo
pal-aq-em-o
リンゴ.N=この-食べる-2SG
「あなたはこのリンゴを食べる」
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この".N"はこの言語独自の文法要素「名詞形」をあらわすグロスなのです!
えーなにこれ!この言語の文法、どうなってるの!!!

んじゃ、この言語について詳細な解説をするね。(まともなである調でいくぜ)

概要

音韻

音素と綴り,発音

子音:/p,t,k,q,b,d,g,f,s,x,h,v,z,m,n,r,l,j,w,c[ts]/
母音:/a,e,i,u,o,y[ə]~[ɨ]~[ʉ]~[y]/
qは口蓋垂破裂音、xは無声軟口蓋摩擦音だよ。だけどcは歯茎破擦音だから、国際音声記号通りってわけじゃないね。
母音連続は基本的に分けて発音されるけど、i+i以外の母音/u+u以外の母音 のときはiがjとして,uがwとして発音されるから注意。

音節

音節構造は(C)(C)(C)V(C)(C)(C)。

アクセント

最終音節におかれるよ!人工言語なので例外はない。

文法

概要

前置修飾、主要部後置型の、活格言語。
語順はsov。

述語と接辞

述語

述語は,名詞に述語接尾辞をつけることによってつくられるのです。

○能動態

肯定:無標

否定:語幹の直前に接頭辞"i-"をつける。

○使役態

肯定:語幹の直前に接頭辞"o-"をつける。

否定:語幹の直前に接頭辞"jo-"をつける。

接辞

接尾辞の音節構造はV(C)(C)(C)である。ただし、Vはa,y以外の母音である。

○「修飾接尾辞」

名詞につけることで名詞の状態を表す。

○「述語化接尾辞」

名詞に「述語化接尾辞」をつけることで、述語が作られる。

語幹となる名詞が接尾辞にとってどのような役割を果たすかは接尾辞によって異なるが、語幹は「名詞形」であるときは主語・目的語的に、「副詞形」であるときは着点や起点、結果や道具、場所、状態などとして働く場合が多い。「名詞形」「副詞形」に関しては後述するね。

○人称接尾辞

述語に接尾辞がつくことで、その述語の動作主の人称を示す。その接尾辞は、一人称単数は"-y",一人称複数は"-o",二人称単数は"-o",二人称複数も"-o",三人称単数と三人称複数は無標である。表にすると以下の通りになる。

一人称 二人称 三人称
単数 -y -o 無標
単数 -ia -io 無標
○補助接尾辞

助動詞的な働きをする接尾辞。述語接尾辞や修飾接尾辞につける。

○接尾辞を複数つける

接尾辞が複数つくとき、それらの接尾辞がどのように働くか。

・語幹につくのは、修飾接尾辞述語接尾辞だけ。

修飾接尾辞につくのは、述語接尾辞補助接尾辞だけ。

述語接尾辞につくのは、補助接尾辞か人称接尾辞**だけ。

補助接尾辞につくのは、補助接尾辞か人称接尾辞**だけ。

人称接尾辞には、さらに接尾辞を付けることができない。

例文を見てみよう!

bygasid.
byg-as-id-∅
虫-小さい(修飾接尾辞)-得る(述語接尾辞)-三人称単数(人称接尾辞)
彼は小さい虫を取った。

wakampady.
wak-amp-ad-y
仕事-しっかりやる(述語接尾辞)-必要がある(補助接尾辞)-一人称単数(人称接尾辞)
私はしっかりと仕事をする必要がある。

名詞

名詞の基本的な音節構造は(C)(C)CV(C)(C)(C)である。

○「名詞形」と「副詞形」

全ての名詞には「名詞形」と「副詞形」という二つの形がある。述語化接尾辞をつけて述語化した際、名詞形は自動詞において動作主や道具などに、他動詞において動作主などの意味を持つ形、副詞形は自動詞において場所や時間、道具、他動詞において被動作主などを示すときに使われる形。語幹が名詞形か副詞形かで意味が変わる述語化接尾辞がある。また、述語化していない名詞として使われる際、名詞形は述語の項となり動作主や非動作主として使われ、副詞形は場所や時間、道具として使われる。

名詞形 副詞形
名詞のとき 項(主語・目的語など) 副詞(場所、時間、手段など)
述語(自動詞・状態動詞化)のとき 動作主など 目的、場所、時間、手段、着点、起点など
述語化(他動詞化)のとき 動作主、道具、手段など 被動作主、目的、着点、起点など

名詞形・副詞形は語幹の母音を変化させることで作る。語幹の母音がa,i,uなら名詞形,y,e,oなら副詞形である。aはyに、iはeに、uはoにそれぞれ対応する。表にすると以下のようになる。

名詞形 a i u
副詞形 y e o

名詞形、副詞形は難しいから例をみてみよう!

名詞形:skul(学校が/を),      bid(鳥が/を),    ma(人が/を)
副詞形:skol(学校で/に/へ),  bed(鳥と/から), my(人と/から)
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例文も見てみよう!

> bed ma skolon(鳥と 人が 学校に行く)
> skol maon(学校に 人が行く)


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いやー意味わかんないね!自分でいうのもなんだけどね。

もっと単語や例文が知りたい人はこのurlから辞書を見てみてください!
(文法説明はここでしたのとほぼ同じのが載ってます)
お読みくださりありがとうございました!

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