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yuzuru_sofia
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個人的な造語のやり方

これは「語学・言語学・言語創作 Advent Calendar 2024」の13日目のやつです。たぶん。
https://adventar.org/calendars/9921


最近はA=Bで遊んでるyuzuru_sofiaです。(えそらんぐたのしー)
今回は自分がyuki-mimaの単語を造語するときにやっていることや考えていることを書いてみようと思います。

造語候補を出す

日常生活で「こういう意味の単語ほしいなー」と思ったら、日本語で近そうな単語をスマホのメモに書いています。
単語だけだとあとで困りそうだと思ったときは軽く補足も書いています。
実際に造語するかとかすでに造語されてるかとかはあまり気にしていません。
エビフライは単語としてほしいなーとか、最近サイバー攻撃が起こったなーとか、レモンティーおいしいなーとか、わりと適当です。
細かいことはあとで考えています。

実際に造語する

造語候補からなにか1つ選んで類義語や意味を調べます。
類義語は訳語を書くときやすでに造語されているかの確認をするときなどに参考にしています。
意味はイメージしている内容と訳語に載せる単語の意味があっているかを確かめています。
すでに似たような単語があるかどうかもこのときに確認しています。(そこそこの頻度で確認するのを忘れるせいで何回か同じ意味の単語を作ったことがあります)

ある程度調べたらその情報を参考にしながら造語します。
このとき、訳語だけだと単語がどんな意味かわかりにくそうだと思ったり、意図しない意味が含まれそうだと思ったりしたら語義や補足を書くようにしています。
動詞として使いそうなときは結合価も書くようにしています。(「[対格]を[与格]に渡す」みたいなやつ。たいてい格組って呼ばれてる気がする。(なんで自分の辞書だと結合価って呼ぶようにしたのかはよくわかんない))
訳語の順番はたいてい想定してる意味により近いものや、自分が訳すときに使いそうな単語が上に来るようにしています。

単語の綴りは適当なタイミングで考えています。
最後まで残ることもあります。
今のところは自動生成せずになんとなく「こんないみならこんなかんじのおとかなー」と考えています。
かわいい系は[m]、恋愛系は[s]、のように特定のジャンルの言葉は特定の文字が入りやすいというパターンもあります。
意味が似てたり関連したりしてる単語から1,2文字くらいとって考えることも多いです。
造語するきっかけになったものやことの名前から取ることも無くはなかったり。
似たような綴りの単語がないかすこしだけチェックするようにしてます。(前方一致だけで調べてるから後ろの方が全く同じみたいなことが起きてるかもしれない)

そのほか

造語候補から選ぶ単語はたいてい簡単そうなやつから選んでいます。
そのせいで「すぎる(通り過ぎる、乗り過ごす)」みたいな難しそうなやつがずっとメモに残っています。
いいかんじの訳語や説明が思いつかなかったときは後回しにしてます。
頭の中で考えてる内容がうまくまとまらなかったときも後回しです。
いま造語候補にある単語の半分以上は難しそうなやつか後回しにされたやつだと思います…。

たいてい右側にZpDICの造語用のページ、左側に検索用のウィンドウをおいています。
他の単語の説明などを見ながら書きたいときとかは左側でもZpDICを開くこともあります。

https://zpdic.ziphil.com/dictionary/(辞書のid)/word/newを開いたページを用意しています。(「単語を作成」ボタンを押したあとに左上に出てくる「別タブで表示」から飛べます)
うっかり範囲外を押して入力してた内容が消えることがなくなります。
1つ単語を作ったら再読み込みするだけでまた新しく単語を作れます。
決定ボタンを押してからミスに気づいても再読み込みするまではそのまま編集できるのでべんりです。


おわり

おまけ
今年の11月にパソコンが壊れました。
パソコンにしか保存していなかったyuki-mimaに関する非公開資料が(たぶん)全部消えています。
migdalの方では報告していなかったのでここに書いておきます。

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