はじめましての方ははじめまして、そうでない方もはじめまして。この記事へようこそ。
ミル語は、私が創作するプロジェクトである「Ricliasプロジェクト」に登場する予定の、いわば「背景と暗号化のための言語」である。
プロジェクトの名称のとおり、もともとRicliasという言語を作っていたのだが、その独特な造語形式と文法により文章を解読できなくなり、一部の単語を残しつつミル語として作り直すこととなった。
目次
1項 文法
ミル語には、私がこのような文書を書く際に嫌う要素をできるだけ排除することを目的とした、文法上のルールが決められている。
- A. 文は「主語」「動詞」「目的語」により成立する。(SVO/SVC)
- B. 「強調修飾子」はそれぞれの規則に従い、ほか単語の前方に付与される。
- C. 「修飾子」は修飾先の単語のすぐ後ろに配置される。
以上である。この言語には、品詞が「名詞」「動詞」「修飾子」「強調修飾子」、そして略語や転用が由来となる「特殊単語」の5種類しかない。これを規則的に組み合わせることで成立させる言語である。場所によって綴りが違うなんて言う概念も(4語だけ存在する例外を除き)ない。
1項:余談
前述の文法は、修飾と被修飾の関係を明確にするために設けている。
現実において、例えば
巨大な猫がいる西にあるフツー山の麓の住宅地に建っている一軒家には私の友人がいる。
という風に、文章が多重に修飾される事がある。このような文章は、読み手にも書き手にも、少なからず混乱を生じるとわたしは考えている。実際に、私がこのような文を推敲する際にはこのように書き直す。
フツー山の麓の住宅地に建っている一軒家には、巨大な猫がいる。また、その家には私の友人がいる。(なお、フツー山はここから見て西にある。)
このように、修飾の"層"を減らす言い回しを要求するというものが、このミル語の概念である。
2項 背景
ミル語の浸透している世界(以降「ミル語世界」と呼称する)では、以下のような考え方や文化が見られる。
2.1 「オブジェクトとしての認識」概念
人であろうが、動物であろうが、ものであろうが、すべてが同様に扱われる。私はこれを「オブジェクトとしての認識」概念と呼んでいる。
これは、ミル語世界において会話する「者」が人であるとは限らず、逆に人であるからと言って会話できるとは限らないこと。そして、どの物質も等しく通貨を持ち、人のように生活できると同時に、そうしないこともできるということ。これらが要因である。
2.1.1 ミル語世界におけるヒト
一般的な「ヒト」が持っているスペックは以下に示す通りだ。
2.2 通貨
通貨はdataである。カタカナでは「ダタ」とよむ。
1dataは現実において4MB程度に相当し、これはすべての概念が自身を構成する要素として保有する。
ミル語世界において借金のようなものは存在しない。なぜなら支払えなければ構成要素を失って死ぬからだ。
なお、一般的な「人」はおおよそ16TiB(=4,194,304data4)を持っている。生活するのに必要のものの取引はおおよそ128~512data5程度で取引されるのが一般的だ。
2.3 数字、日付
数字は8進数で表記され、下桁から順に3桁区切りで表記する。
1日は65,536秒(= 216 秒)であり、Unix時間の17~32bitが日付として機能する。時刻表記はUnix時間の7~16bitを上位から3bitずつ区切り表記するのが一般的である。例えば、現実世界における2026/02/24 18:05:33.00 (UTC+9)は、64635-3235-54 (一般的な時計での表記は3234)である。1秒未満や、1分(= 64 = 26 秒)未満は省略することが多い。
あとがき
この記事では、ミル語を初めて知る方に向けて、基本的な概念を説明した。
現時点で単語数は60にも満たない駆け出しの言語であるが、今後Ricliasプロジェクトの本編の制作を通じて語数を増やす予定だ。どうか暖かく見守っていただけるとありがたい。
以下は注釈である。
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