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Pekteno_hk0804
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レーシリスの神話について

 レーシリスではエルム族の中で古くから伝わる神話や英雄伝があります。

この神話は、いわゆる多神教のもので多くの神が登場します。
今回はその話を交えながら、他のことも紹介出来たらなと思っております。


神話

 レーシリスの伝わる話をエルム神話と呼びます。
一般的にエルム神話では2つの話に別れていて、はじめは世界の誕生と神の話が中心で、2つ目は神の子孫にあたる英雄たちの話になります。おそらく古事記に近いでしょうか...?

 エルム神話は、内容的には日本神話などと少し似ていて、はじめに空の神と地の神という2柱の神が天から降臨します。
名前をそれぞれ、ルミフィアテドルヴァリスというのですが、
実際に本文を見てみましょうか...


Dile rëtis wölïnen vorëte.
2柱の神が空から来た。

Ten ën Lize-Rës an Döva-Rës.
彼らは空の神と地の神だ。

Ten kölitena fezestit, "Lumifiate" an "Dorvalis",
彼らはそれぞれ、ルミフィアテとドルヴァリスと呼ばれ、

ten sigmisinen fezestit an enlitinen lefnin an rasveltïn.
彼らは互いに協力し、夫婦になった。

Lumifiate resloton Rest-Rësen an Niltos-Rësis.
ルミフィアテは太陽の神と月の神たちを生んだ。

Rest-Rës leson rëni an Niltos-Rësis lesinen nëten...
太陽の神は昼を作り、月の神たちは夜を作った...


 最初はこんな感じでしょうか。
本文中では、"月"と書いていますが、レーシリスのある世界では当然月はありません、別の衛星が惑星の周りを回っています。
そして、その衛星は2つあります。
だから、作中では"月の神たち"なんですね。

 そして、次にドルヴァリスが地球を作っていきます。
見ていきましょう...


Dorvalis leson dövam.
ドルヴァリスは地球を作った。

Döva rëzedet wëd vötienis sïn seun üt döten.
地球は海に覆われていたが、地は無かった。

Dorvalis volzon ëkil vötienis.
ドルヴァリスは海の上を歩いた。

Döt rosletedet skoet Dorvalis volzon.
ドルヴァリスが歩いた後に地が生まれた。

Dorvalis föson roslete tewis, patis an legakis.
ドルヴァリスは青草や果樹やあらゆる生き物を作ろうとした。

Sïn nët est nëze lese, ilïn Dorvalis afinon Lumifiatenes an Niltos-Rësises.
しかし、夜は作るには暗く、ドルヴァリスはルミフィアテと月の神たちに頼んだ。

"Afinen, lesoa lëten ristäminï nëten."
「夜を照らすものを作ってくれないか」

Ten lesinen ristinens paresis...
彼女らは明るい星を作った...


以上が、神話の冒頭部分です。

英雄伝

 次に英雄伝を少し紹介しましょう。
英雄伝には名の通り、英雄(Alivor)と呼ばれる人が出てきます。
英雄たちは神の子孫と言われているのですが、彼らが世界を周って、RPGするという感じでしょうか。
現時点でまだ、明確に設定が決まってないので割愛させてもらいます。
5人ほどの計画をしているのですが、決まりましたら追記させていただきます。

アイラス
 一人目はアイラスです。
実はこの人物、前の記事に出てきています。

 この人物は、古代のエルム族の長で太陽の上る方向にあり、ドルヴァリスとルミフィアテが降り立ったとされる地「リエタム」へ行き、サムハド族からリエタムを奪い返したとされています。
この「リエタム」は今のレーシリスにあたる地域だとされており、エルム族は部落を作って生活していました。

実はこの部落が各々独立して戦国時代につながるのですが...

ドゥルク
 二人目はドゥルクです。
基本的にアイラス以外の4人の英雄は、リエタム奪還以前の話となるのですが、伝記ではエルム族はもともとリエタムに住んでおり、そこにサムハド族が侵攻したことによってリエタムを追い出されたとされています。

 中でも、この人物は最も古く、サムハド族の侵攻から民を守ったとされています。
ドゥルクのいた場所は海のそばで、サムハド族が侵攻に来た時には逃げ道はありませんでした。
そこで、ドゥルクは神に祈ります。
感づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、はい、ドルヴァリスとルミフィアテですね。

そして、空の神であるルミフィアテは海の神と協力して、大洪水をおこしサムハド族の足止めをします。
もう一方のドルヴァリスは海に土の橋を作り、エルム族を逃げさせます。
まあ、モーセの海割りみたいなものです...


以上が現段階の神話についての話です。
ご視聴ありがとうございました。

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