こんにちは。コキあです。
皆さんの言語では論理和と選択疑問は別の単語で表しますか。それとも同じ単語ですか。キャア語は違う単語です。
さて、この節では選択疑問文について解説していきたいと思います。
一般疑問文(文法6-1)と等連結前置詞(文法4-2)に関する知識があれば簡単に理解できると思います。
選択疑問文とは、複数の選択肢を提示してその中から選ばせる疑問文です。
例えば、「あなたは甘いのと辛いののどちらが好きですか」という質問は、「甘い」と「辛い」から選ばせています。なので、選択疑問文です。
選択疑問文の作り方は簡単です。
まず、疑問文なので文頭改変詞「メ」を置きます。
選択肢は等連結前置詞である「リブ」で繋ぎます。
メ キャ ダンク ミトートノ ゴートレン ギャズ リブ
タッパレン ギャズ/
→あなたは甘いのと辛いののどちらが好きですか。
「ゴートレン ギャズ」は「甘いもの」、「タッパレン ギャズ」は「辛いもの」という意味です。
それらが「リブ」で繋がれているので「甘いのと辛いののどちらが」という意味になります。「リブ」で繋がれたものが選択肢となります。
ここからは選択疑問文の返答について解説していきます。
答えるときは「リブ」で繋がれたもののどちらかをそのまま答えます。
ゴートレン ギャズ/
→甘いのです。(甘いのが好きです。)
選択肢の中から複数選ぶ場合は、「チフ」を使います。
ゴートレン ギャズ チフ タッパレン ギャズ/
→甘いのと辛いのです。(どちらも好きです。)
選択肢が「…と…」という意味の「チフ」で繋がれています。
また、「レイズレン」と答えることで「全て」という意味になります。
レイズレン/
→全てです。(全て好きです。)
選択肢の全てが当てはまる場合に使います。
また、「リュレイ」は本来は「いいえ」という意味ですが、「リュレイ」と答えることで「全て違う」という意味になります。
リュレイ/
→全て違います。(全て好きではありません。)
ここまでの返答で「レイズレン」というように単語をそのまま文に使ってきました。「ゴートレン ギャズ」も名詞を修飾して、そのまま使っているだけです。
このように動詞群がなく、単語をそのまま使う文を「無法文」といいます。詳しくは第7章で解説しますが、この後も少し登場しますので覚えておいてください。
これで第6章の第2節は終了です。次回は疑問詞疑問文について解説する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
前/リブ/…と…のどちら
形/タッパレン/辛い
新出じゃない単語
改/メ/…か
形・名/キャ
/あなた,あなたの
動/ダンク/…である
付/ミトートノ
/好きである
形/ゴートレン/甘い
名/ギャズ/もの,何か
前/チフ/…と…
形/レイズレン/全ての
間/リュレイ/いいえ
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