こんにちは。コキあです。
最近、キャア語の形容詞について大幅な改訂をしようか悩んでいるところです。(改訂したいけど、面倒くさい。)
さて、この節では、付動詞について解説していきたいと思います。
前回の記事で解説しましたが、付動詞は、動詞群の一部となる品詞で、動詞の後に置かれます。
そんな付動詞の詳しい解説をここでしていきます。付動詞はとても重要ですので、この節は真面目にいきましょう。
付動詞の文法的な使い方は、前回解説した通りです。(動詞の後に置く。動詞群の一部になる。)ですが、もう少し踏み込んだ文法があります。
少し前に解説したと思いますが、付動詞の語尾は「フ」「ナ」「ノ」「シュ」「ジャ」「ジョ」のいずれかになります。
そのうち、「フ」「ナ」「ノ」で終わる付動詞は「ダンク」の後に置き、「シュ」「ジャ」「ジョ」で終わる付動詞は、「イール」の後に置きます。
ニャ ダンク ミトートノ ヒュナイ/
→私は青色が好きです。ニャ イール フテーテジョ レレルーカ/
→私はノートを買います。
「ミトートノ」や「フテーテジョ」がこの文の付動詞です。語尾に合わせてどちらの動詞の後に置くか切り替えていることがわかります。
ちなみに、付動詞の語尾によって動詞を切り替えるというルールは絶対ではありません。このルールに従わない文章もたくさんあります。従わない文章の例については、第3章(追記:第5章となりました。すいません。)で解説する予定です。
では、付動詞はどのような意味なのでしょうか。
例えば、先ほどの例文に登場した「ミトートノ」は「好きだ」という意味の付動詞です。また、「フテーテジョ」は「買う」という意味の付動詞です。
先ほどの例文を使い回して解説します。
ニャ ダンク ミトートノ ヒュナイ/
→私は青色が好きです。ニャ イール フテーテジョ レレルーカ/
→私はノートを買います。
この例文では、「ダンク ミトートノ」が「好きです」と訳されています。「イール フテーテジョ」が「買います」と訳されています。
動詞と付動詞の2つの単語を合わせて訳されているのにも関わらず、動詞が訳されていません。
(「ダンク」や「イール」には「…である(コピュラ文)」「…になる」という意味があるのに、そんなふうに訳されていないよね、という話です。)
実は、付動詞は、動詞の意味を無くす役割があるのです。(正確には、動詞の意味を付動詞に変える役割があります。)
例えば、「ダンク ミトートノ」とあったとします。そうすると、「ダンク」の意味はなくなり、「好きである」という意味だけが残るのです。
つまり、動詞群に付動詞がある場合、動詞は無視していいのです。
ここまでの話でこう思った人もいるでしょう。
「動詞いらなくね?」
はい。その通りです。そのため、動詞を省略することがよくあります。(詳しくは、第8章で解説する予定です。コキあの頭の中では第8章まで連載を作れているのです。)
ニャ ミトートノ ヒュナイ/
→私は青色が好きです。
ですが、今後、動詞が必要な文法も登場します。その文法に慣れるため、しばらくは動詞は省略しないようにすることをお勧めします。
これで第2章の第2節は終了です。次回は助動詞について解説するする予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
付/ミトートノ/好きだ
名/ヒュナイ/青色
付/フテーテジョ/買う
名/レレルーカ/ノート
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
動/ダンク/…である
動/イール/…になる
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