(どうせならトキポナっぽさが多少残ってたほうが面白いかと思い、あえて意訳少なめに書きました。日本語として読みづらくならない程度に調整できたつもりです。)
こんにちは! ンソピハです。
今は、作った言語を出し合うイベントの第16回です。たくさんの人が新しい言語を作りました! この記事では、その言語がみなどれほど良くてどれほど面白かったかを語りたいと思います。
今回はみなさん、珍しい音のある言語を作りました。珍しい音とはなんでしょう? ああ、調音方法を説明しなければなりませんね。まず、[k]音のように、舌背を口の後ろのほうに当てます。次に、口の前のほうで閉鎖を作ります。その閉鎖を放すと……、この音が出るんです! IPAでは[ʘ, ǀ, ǃ, ǂ, ǁ]の音です。トキポナを含む多くの言語はこの音を持ちません。しかし興味深いことに他の言語ではこの音は珍しくないことがあります。たとえばター語では語頭の多くがこの音なのです!
この記事でこれからこの音について言及したくなったときは、「後ろ閉じ前開けの音」という表現を使うことにします。発音するときに口の後ろを閉じ、前を開くからです。(訳注:まどろっこしいので、以下では「吸着音」と意訳します。)
サンミス語
この記事を参照。言浜有体さん作。
(言浜有体さんはjan〈人〉ですよね? ああ、トキポナ名が分からない人の名前はとりあえずjan〈人〉自認と見なして表記することにします1。)
書き手はこう語ります:この言語についての知識は古い史料からのものである。面白そうじゃありませんか〜
サンミス語の話者は奇妙な穴からやってきたらしいです。これもおもろい。
話し方も興味深いです。トキポナでは「私は坑道を掘る」のように言いますよね。ところがサンミス語では「私は坑道を持っている。坑道で掘りがある」みたいに言うんです。面白くないですか?
文字と発音も不思議です。
文字では、<ʞ>という字が使われます。その発音は[qʼ]です。かっこいい。
発音では、トキポナにおける/j, w, l/のような口の中で接近させる音がこの言語にはありません。かわいいですね。音節はn[Ṽ],s[s], r[V˞], h[h]の4つのいずれかで終わります。[V˞]も多くの言語にはなくて珍しいので、面白いですね!
2226年の英語
この記事を参照。レンさん作。
読みやすく、面白かったです。
私にとっても未来の言語というのはすごく楽しいです! 昔、そういう言語を色々作りました……。その多くは日本語が祖語です。しかし、レンさんのこの言語は英語が由来なんですね。英語がどうなるというのでしょう……? ああ、わくわく!
実際、英語はたくさん変化したみたいです。でも、この言語を見れば、その単語の多くが英語と似ていることに気づくでしょう。めちゃくちゃおもろいです。
ここにも吸着音があります。なんだかかわいらしい響きになりましたね笑
実際、音韻変化はいい感じです。個人的には、この言語の音韻変化の多くは変じゃないと思います。吸着音が生えていますが、その生え方もそんなに不自然には感じませんでした。しかし、子音で音節が終わらなくなったのだけはちょっと変な感じがしました! この言語の辞書を読むと、母音が多くなったなあ!って思います。おもしろおかしいですな。
単語で言うと、byautifuoが一番可愛く見えました。由来は現代英語のbeautifulです。
スライムさんの言語
この記事を参照。
スライムさんはこの新しい言語の発音法、話し方、語彙を紹介しませんでした。ただ、こういう言語があったら面白そうということを行っています。その話で私は楽しい気分になりました。未来の世界の架空言語はいつだって良いものです!
スライムさんは、「これくらい軽いノリで参加するのもいいんじゃないかな」とおっしゃいました。この言葉も好きです。
モイシャーン語
この記事を参照。舞孫弗たつきん作。
ああ……しまった! 私は/ʩ/を知りません! そもそもextIPAについてあんま知らないです! ああひょっとするとその発音法を調べたほうがいいかな…… YouTube開くか。んんん…… なるほど、なるほど。おもろいわ。
この言語には珍しい音がいっぱいあります。その全てを発音することは私にはできませんが、少しは学びました。この記事は私に新しい知識を与えてくれました、ありがたい!
文字だと、<ḷ>が一番、ものめずらしく感じました。/ʔ/音です。他にも<ḷ>をその音に使う言語はあるのでしょうか……? ああ、どうなんでしょう。
トブルチムリ語
この記事を参照。かめりぁさん作。
(その名をトキポナ化するのに、ながーい時間を使ってしまいました! この言語の発音法を知らなかったからです。トブルチムリ語ではその名はтруовру чóмгpы [k͡¡ʙu k͡ǃmʀɨ]です。)
んゃー、数学は私の頭には厳しすぎる……
でも、この言語面白いなって思いました。
サハラ砂漠のサンですよ! めちゃ面白いですね。たしかに、歴史にちょっとした違いがあれば、サンがサハラ砂漠に行ってたかもしれません……!
この記事では、フランス語がトブルチムリ語の発音を変えたといいます。トブルチムリ語は昔は母音が多かったそうです。でも、フランス語が母音をいっぱい抜かしたからトブルチムリ語もその音をいっぱい抜かした……。ちょっと変な感じがしました。アフリカの諸国はフランスの所有する土地になっていましたが、その言語の多くはいまだに母音が多いです。トブルチムリ語ばかりがそうでないのはなぜでしょう? ……分からないですね。興味深いです。
文字も面白いですね。キリル文字を使ってるんです! アフリカでキリル文字を使う他の言語はあるんでしょうか? 不思議で面白いです。
この言語の話し方も面白いですね。多くの言語では概念には境界線があります。日本語なら|ik-|という形態素は時制で変化しますね。過去なら「行った」、それ以外(今か未来)なら「行く」。時間は水のようなものなのに、人は語や文法でそれを切るのです。こういう切り分けはあらゆる言語において普通です。ところが、トブルチムリ語の話し方では切り分けがなくなるのです! 核硬文と室浩文と梦核文には境界がありません。虹みたいですね。虹について人々は、それが6色だとか7色だとか言います。でも実際はすべての色に境界線がないわけです。同じように、核硬文と室浩文と梦核文には境界線がないんですね。不思議で面白いです!
ツァワーバ
この記事を参照。ンソピハ――わたしの作です笑
この言語の制作は私の頭を疲れさせました! これまで私は、作った言語を出し合うイベントに記事を提出したことがありませんでした。初めて、出し合うイベントのために新しい言語を作ったんです。とても変な感じがしました……
昔から私は多くの人工言語を作ってきました。しかしそれらは私のためだけのものでした。その多くは、人目にさらされませんでした。その一部を見せることもありましたが、それだって私だけの言語だったんです。話者は私だけのことが多かったです。ところが、今回は、存在しない土地の言語を作りました。話者は私ではなく、存在しない人々です。すごく変な感じでした。どうやって作ったらいいのかよく分からなくて、記事が短くなっちゃいましたね……XP
アルタピョノ語
この記事を参照。降雨急行さん作。
その記事では歴史の壮大な話があります。昔の国の戦いが好きな人にはきっとたまらない記事でしょう!
残念ながら、歴史の話の翻訳は終わっていません。しかし、それもまた悪くないというものです。
文字がかっこいい! おかげでいい気分です。
音素は少ないですね。子音が14個だけです。音素の少ない言語が好きなので、これも嬉しいです。母音だと/e/がありません。でも、/o/はあります。こういう体系面白いです。
音素/ǃ/の使い方が面白いですね。日本語の撥音や促音みたいな感じなんですかね……?
この言語の辞書も好きでした。arutiruの語義が面白いですね。日本語話しているときもこの単語使いたくなったくらい笑。banugiduとhonurduも良かったです。こういう語を見ると、異国の言語だなあと感じます。
danoとhatydaの違いも興味深いです。このような類義語にはいつも楽しい気分にさせられちゃいます。
hatariは良い意味を持っていますね。これも好きです。光は偉大なり。
napyuriはとてもおもしろい語義を持っています。「星」の意から人の意は来ているのでしょうか……? 語が新しい語義を獲得してるのを辞書で見ると毎回楽しい気分になっちゃいます。
人の素晴らしさを装飾的に表現する語がこの辞書には多かったですね。とても面白かったです。
オカンマ語
この記事 を参照。Nianago06さん作。
少数精鋭……?
ん、、、
あ、この言語では、音が高いか低いかで語を弁別するんですね! 面白い。以前は私はそういうのが好きじゃありませんでした。その方式についてあまり知らなかったからです。でも、勉強して、今はすごく好きになっています。
日本語の文字を使うのですね。これも面白いです。以前は私も、日本語の文字を使ったいろんな言語を作っていました……。
ガーム語
この記事 を参照。糸利さん作。
あ、この言語の発音でも高いか低いかが重要ですね。面白いです。
この言語では吸着音が面白いです。一番面白いなと思ったのは、動く息の音(トキポナの/s/みたいなやつ)が吸着音の前に現れうることです。素晴らしい。コイサン諸語にこのような音はないんじゃないでしょうか。
この記事ではこの言語についてたくさんの情報が載っていますね! 力作です。名詞にカテゴリーがありますね! いいですねー。ヨーロッパの諸言語にも、女性名詞とか男性名詞とか、そういうのはありますが、それらではカテゴリーが少ないです。しかしこの言語は、いっぱいあって素敵ですね。
接辞が多いです。作者は接辞についての情報をたくさん提供してくれています。知恵のある良い記事だなあと思いました。移動動詞の話が一番面白かったです。日本語でも-xűgxűlläは電車で移動するときに使いたいですね!
あ、作者はこの言語を作るときにたくさんの言語について調べられたんですね……。強い!
カカリン語
この記事 を参照。炒飯さん作。
上の位のものが神聖な物事を隠し、それについてしもじもに語らない……。不思議で面白いです。この島の多くの人はどんな宗教を信じているのか気になりました。
ホス島の人々にはひょっとすると吸着音が神聖な響きに感じられるのかもしれません。音に意味を与えているのが好きです。
カ語
この記事を参照。闇瀬さん作。
(原語では"ƻ͡ʗ̼ʰ̬̪͆ʌ̃ r̼"です。どういうことだ……? トキポナだとその名は「On」になるのだろうか……? わからない。)
音……音……たくさんの、たくさんの音!
人体についての話が興味深いです。カ語の人々は違う星にいるのでしょうか……? 分かりません。でも、何も知らない土地について知るのは楽しいです!
この言語の名前を発音しているところを聞きたいですね。ひょっとして……我々地球人にはできないのでしょうか?
ケタミノイ語
この記事を参照。Cyanōさん作。
吸着音がギリシャにある!!! イカしてます。
時の流れがこの言語についての情報を消してしまう……。定めですね。断片的な情報は面白い気分にさせてくれます。
ものが複数だと音も複数になる……(接辞"CaC-"か"VjV-"を使って。)こういうやり方好きです。私の人工言語も似た感じです :)
おわりに
あああこの記事に長い時間を使ってしまった! でも私はいい気分です。多くの人が多くの面白い言語を作っていますね〜
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訳注。トキポナは、固有名は必ず修飾語であり、jan(人)、ma(土地)などの被修飾語を伴う。ma Nijon(日本国)みたいな感じ。人名にはjanが付くのだが、インターネット上だと非人間自認のアカウントがけっこういる/ある。 ↩
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