※ FF、普通にやりたいんですが、どこから見たり、始めたりすれば良いのか分からないんですよね。名作ほどそんな気がします(ジョジョとか)。ちなみに悠里創作で FF というと特別警察(fhanka faixes)のことを指します。正しい転写は FhF だったり Ff だったりするかもしれせんが1。
ヴェフィス人の名前?
名前 de 姓/ats+姓/姓 ats 領地名 仮名
例:Jia de Skyliautie ats Chailté-Angilé jikyaheité
ジア・ド・スキュリオーティエ・ア・シェルト=アンギル・ジキュアハイト(ヴェフィス共和国の君主たる大公2)名前:ジア(Jia)
姓:スキュリオーティエ(Skyliautie)
領地名:シェルト=アンギル(Chailté-Angilé)
仮名:ジキュアハイト(jikyaheité)
個人名について
・任意の名詞、形容詞から語幹に-iaを付ける(語幹語尾がiや軟子音ならば-a)
・分離動詞のanを語幹に付ける(語幹語尾がaならば-n)
・伝統名
名字について
・名詞の属格形に-ieを付ける(語幹語尾がiならば-e)
・分離動詞のanをその語幹に付けて-ieを付ける。
・形容詞は生物形変化に-ieを付ける。
領地名について
ファルトクノア共和国の初代首相のラヴィル・ドゥ・エスタイティエ・ラタイハイト(Lavilè de Essteitie lateiheitè)や哲学者のアンハルティア・ド・ヴェアン・アンヴェハル(Anhartia de Vaian Anvaihar)などが挙げられるわね。
ファルトクノア共和国の警務監察官であるフィラン・ド・リーリエ・ア・ヌ・フィリーランは領地名 "ats ne"「なし」となっているし、チャンタ民主戦線共和国の独立運動家であるプレンディーア・ド・ホールフォーティエ・ア・シャンタ・プレンホールハイト(Plaindia de Haulfautie ats Chanta plainhaulheité)の領地名 "ats Chanta"「シャンタ」は昔の領地とは全く関係ないわね。
仮名
名詞クラスの話
★名前
・名詞、形容詞からの生成 → Faクラス
・分離動詞からの生成 → FaクラスかFeiausクラス
・伝統名 → 不規則
★名字
・名詞、分離動詞、形容詞からの生成(≒全て) → Jerクラス
★仮名
・-heitéを語尾とするもの → Jerクラス
・上記以外 → クラス特徴語尾に沿う
理名と比べて
練習問題
1.ゲルディア・ド・エスタイティエ・ゲルタイディア(Gairdia de Essteitie gairteidia)という名前のうち、個人名はどれでしょう。
答え
ヴェフィス語名の個人名は、名前のうち一番最初に来る名詞です。
そのため、今回はゲルディア(Gairdia)が個人名となります。
※ ゲルディア・ド・エスタイティエ……ヴェフィス共和国文化省長官、初代ヴェフィス共同体(Gairdoun Vaifiseit Aneisou, GVA)議長。
2.アルフィア・ダサイティエ・ア・シュルト・アーンギユル・バローティエ・アラーボー(Elfia d'Esseitie ats Chaillté-Angillé Bellautie Elesbel)という名前のうち、領地名を示すのはどれでしょう?
※ d' は名前と名字を分かつ de の省略で、名字の初めが母音である場合現れることがある。
答え
ats 以降が領地名であるため、彼女の領地名は「ア・シュルト・アーンギユル」である。
ちなみに、これによってバローティエ家はファリアガード条約以降のシェルトアンギル公国の主ヴェフィサイト家であるスキュリオーティエ=エトワロー家に仕えていた末端ヴェフィサイト家の一つであることが分かる。
※ アルフィア・ダサイティエ……ファルトクノア共和国の警務監察官
3.アテニア・ド・スキュリオーティエ(Ĵestainia de Skyliautie)という名前の仮名は何でしょう?
答え
ヴェフィス語では、仮名は名前の一音節目、姓の二音節目、名前の三音節目或いはheitéを合わせることで作られます。
このため、規則的には ĵeslitai か ĵesliheité のいずれかになります。
※ アテニア・ド・スキュリオーティエ……スキュリオーティエ叙事詩の編纂者、仮名はアリテ(ĵeslitai)
まとめ
・ヴェフィス人の名前は、「名前 de [姓/ats+姓/姓] (ats 領地名) 仮名」で構成される。
・名前は、個人の名前であり、親しくならない限りこれで呼ぶことは失礼に当たる。
・名前は、1)名詞・形容詞の語幹に -(i)a を付ける、2)分離動詞の an を語幹/辞書形に付ける、3)伝統名(理語の聖名に相当)から選んで作られる。
・名字は、家の名前であり、これで呼ぶ場合は非常にフォーマルな場合である。
・名字は、1)名詞の属格形に -(i)e を付ける、2)分離動詞の an を語幹/辞書形に付けて -ie を付ける、3)形容詞の生物形変化に -ie を付ける。
・領地名は、昔にその家が持っていた領地(封土)などを示している。無い者も居れば、ヴェフィス共和国外では封土と全く関係ない名前が付けられていたりもする。
・仮名は、名前の一音節目、姓の二音節目、名前の三音節目或いはheitéを合わせることで作られる。まず、他人と初対面の時はこの名前で呼び合うのが普通である。
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ラテン文字転写であれば fhf だが、フォント用表記であれば Ff である。FFと表記するのはメタ的慣例表記。 ↩
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いせにほ作中では、フェンテショレーであると誤認されないためにヒンゲンファール・ヴァラー・リーサ(hinggenferl valar lirca)やシェルケン・エウルバイユ(xelken.eulbaiju)が、それぞれの省略名称であるヒンヴァリー(hingvalir)、シェレウル(xeleul)を使って呼ぶように主人公(翠)に頼んでいる(S1#42、S4#184)。しかし、これは小説上の効果を狙ったものであり、実際の用法だとむしろ名字や名前の被りを避けるために使うことが多い。公的な場所(学校、病院、公的施設など)では個人を特定するためによく使われる。 ↩
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スキュリオーティエ時代から由来する家柄は、仕えていた藩主もしくは主ヴェフィサイト家が統べる領地名を名乗っていた。しかし、ファリアガード条約/サーム講和条約以降に由来する家柄は土着化するなどして、ヴェフィサイトとして領土を統治しなくなったために領地名が存在しない。 ↩
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ファリアガード条約/サーム講和条約以降、アレス王朝皇帝より独立を許可されたスキュリオーティエ家はシェルトアンギル公国を支配したが、それまでのヴェフィサイト制(つまり、藩主に従属するということ)が出来なくなったため、君主を担う「スキュリオーティエ家」と主ヴェフィサイト家を担う「スキュリオーティエ=エトワロー家」に分裂した。分裂に伴い、それぞれがそれまで持っていた領地称号は、「ア・ナジャールト」から「ア・シェルトアンギル」に変更された。 ↩
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あれは2017年2月9日のことだった。暑い暑いインドに在住していた私は親からOSも型落ちの古いPCをお下がりで貰い、クーラーをガンガン回しながら、酷く動作が重い状態でPCを創作のためにこき使い続けていた。この日、まさにこの音を聞き、PCがHDD物理障害を起こして起動できなくなり、リパライン語を含めた創作データ全てが無に帰す。と思われたが、結果的に辞書をダウンロードしていた方々の協力もあり、リパライン語の辞書は完全に復旧した。しかし、ヴェフィス語を含め幾らかの言語のデータの一部や計算用スクリプトは失われた。現在では、GoogleドライブとGithub Desktopによる二重のクラウドバックアップを取って、物理障害では簡単にデータの損失が出ないようにしているが、今になっても私の複数の創作言語で語義不明・クラス不明の単語が幾らか出てくることがある。これを読んだあなた。どうか自分の創作物のバックアップは取ってください。それだけが私の望みです。 ↩
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チャンタ民主戦線共和国の前身であるR.S.C.(地域安定化会議)は、Sint.1767年にファルトクノア共和国へ宣戦布告して敗戦した(第一次スラーン宙域戦争)。この際にR.S.C.は亡命し、無政府状態になったチャンタは植民地化された(ファルトクノア領チャンタ・チョマドゥ)。植民地政策の中ではヴェフィス人の移民が奨励されたため、幾らかのヴェフィス人が惑星チョマドゥに定着した。Sint.1809年にチャンタ独立戦争が起こると、定着したクレオール・ヴェフィス人たちもチャンタ人の自覚を持って他の民族・原住民と協力して植民地政府に抵抗し、Sint.1810年にはチャンタ民主戦線共和国が成立した。この時、チャンタに遍在していたクレオール・ヴェフィス人の一部は、戦勝を祝って領地名に "Chanta" を付けた。 ↩
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明確な資料が無いので、推測になるがスキュリオーティエ時代のデーノ藩国の藩主であるダーフィア家(darfi'a)に仕えるヴェフィサイト主家にド・ア・ノーヴデリエ家(de ats Neuvdailie)があるので、この家の分家に相当すると思われる。 ↩
人気順のコメント(6)
ふははははウルーシュ語の文法と語彙は日付と同じくらいコロコロ変わるのでバックアップとった方がめんどいのであーる
そんなこと言っているうちに惨事が起こるのでバックアップは自動で取れるシステム(google drive desktopなど)を導入しておくといいですよ……(被害にN回会った人並み感想)
ホワイトボードにバックアップすればいいんだ!(脳筋)
物理で殴るのは最強(?)
"ティーダの[自主規制]気持ちよすぎだろ"
このサイトの運営者である私達は結構この類いのネタは好みだったりするので、よっぽどのことがない限りご安心を。
それはともかく、各人工言語/架空世界文化圏における命名規則、自分の創作の参考としての意味も含め非常に興味深いですね
やったぜ。
命名規則は昔は結構適当(今もそうかも?)だったんですけど、凝り始めると止まりませんからねえ。ヴェフィス語も、リパライン語も名前は歴史に繋がるところが多いので、歴史もちゃんと作らないとって感じになって大変ですけどね()