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Pekteno_hk0804
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レアミリス語 #2 名詞

 レアミリス語の名詞は、前回の講座に言ったように、男性、女性、中性の三つの性があり、格変化は主格、対格、与格、属格、具格、位格の6種類があります。
 また、名詞それぞれにもいくつかのタイプがあり、格変化の形で一部形が変わることがあります。
今回は男性名詞の変化を見ていきます。

男性名詞

男性・A型変化

男性・A型変化の動詞は-isという語尾で終わります。
この種類の名詞として挙げるのはleris(人)です。

単数 複数
主格 leris lere
対格 leris leren
与格 lerur lerome
属格 leret lera
具格 lerata leric
位格 leredag leredag
男性・B型変化

この名詞の種類は語尾が-erです。
この名詞は語幹に出没母音が見られる単語もあり、注意が必要です。
この名詞の代表例として語幹変化のないthalcer(昼)と反対に出没母音のあるcetaler(息子)があります。
後にC型変化も出るのですが、C型変化名詞にも-erの名詞が多くあります。
何が違うのかというと、B型名詞は名詞化語尾*-ērで主格に吸収されずに残った形になります。
区別方法はないので覚えてもらいます()

単数 複数
主格 thalcer thalcos
対格 thalcer thalcin
与格 thalcus thalcem
属格 thalce thalceug
具格 thalceran thalcige
位格 thalcert thalcicis
単数 複数
主格 cetaler cetlos
対格 cetaler cetlin
与格 cetlus cetlem
属格 cetale cetleug
具格 cetleran cetlige
位格 cetlert cetlicis
男性・C型変化

この名詞は、レアミリス語の中で最も多い名詞グループで、語尾があらゆる子音で終わります。基本的に格変化する際は、語末のVCがなくなってから各語尾をつける傾向にあります。
こちらももれなく語幹変化の単語がありますのでご安心を()
この名詞は語幹変化にいくつかの法則があり、格変化の際に現れる形があります。
これらは祖語の時代に名詞本来の姿が主格に取り込まれて変わったときの名残と言われています。
主にみられるのは、格変化の際にrが出てくるもの、sが出てくるもの、lが出てくるものがあります。
それらはr語幹、s語幹、l語幹といって区別されます。
この名詞グループとして語幹変化なしにheter(口)、r語幹にmedilis(酒)、s語幹にdigin(動物)、l語幹にsegis(雨)を挙げようと思います。

単数 複数
主格 heter hetes
対格 hete heten
与格 heta hetom
属格 hetet hete
具格 hetom hetogs
位格 hetedag hetils
単数 複数
主格 medilis medleres
対格 medlere medleren
与格 medlera medlerom
属格 medleret medlere
具格 medlerom medlerogs
位格 medleredag medlerils

※緩衝母音は一つ前の音節の母音に基づく。

単数 複数
主格 digin digoses
対格 digose digosen
与格 digosa digosom
属格 digoset digose
具格 digosom digosogs
位格 digosedag digosils
単数 複数
主格 segis segeles
対格 segele segelen
与格 segela segelom
属格 segelet segele
具格 segelom segelogs
位格 segeledag segelils

※緩衝母音のeは一つ前の音節の母音がa,e,iのときに出現する。その他の場合はoとなる。

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