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Fafs F. Sashimi
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akrantiainを解説します!

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さて、今回はこの記事で "akrantiain" について解説していこうと思う。そう、{akrantiain} について解説するのであってakrantiainについては解説しない。
DSLの解説を求めて、ほぼタイトル詐欺なこのページに辿り着いた可哀想な人はこれでも読むといいだろう(丸投げ)(ごめんなさい)

"akrantiain" は "akranti"「読む」と "-ain"「その行為から次の行為に移行すること」に分解できる。
某所の説明には「書き直す」と書いてあるが、大分ニュアンスが違う感じがする。どちらかというと「読むことによって何かを進めたりすること」のような意味だ。こうしてみると結果相 "liaxo akranti" に似ているような気もする。というか、jekto.vatimelijuも言っていたが "krante" と "akranti" の混同は結構前からだったようだ。まあ、何かを書き直す行為は、一回読み直すことによって訂正を行う行為だから "akrantiain" の意味範疇には一応収まるわけではあるが。
日本語の「書き直す」にぴったり合うのは "krante" に "-esk" が付いた "krante(rg)esk" だろう。

"-ain" は、究極的には古典リパライン語の "-ei"「~自身」 と "-(e)n"「(動詞不定形語尾)」 に由来する。動詞の行為自身を通してするという意味を表している。
"akranti" の方は元々は "krante"「書く」と同根で、古典リパライン語の "cuhkl"「書く」と同根である。 これは "skurla"「描く」とも同根で、ひいてはスキュリオーティエ叙事詩の英雄であるユフィアちゃんのお家である "Skyliautie" というヴェフィス語姓の語源でもある。

より正確に言うと祖語形は "*a-[kəl]-ænd-i" という形である。"*[kəl]" というのは「書く」行為などを表す語根で、ラネーメ祖語の "kura"と同根だ。
その後に来る "-ænd" は少し曲者だ。
これは後の時代のリパライン語 "-'d" やヴェフィス語 "-aut, -eit" などの属格の元になる接辞だが、ラネーメ祖語の "*-anl" と類似し、動詞の不定形や連体形としての形態も古くは担っており、後の時代の動詞不定形 "*-e(ə)n" を通じて、古典語の動詞語尾 "-e", 動詞不定形語尾 "-(e)n" や現代語の動詞語尾 "-es" の語源になっている。
a--iという接中辞は、時期によるが "動詞語幹(+*-ænd, -e(ə)n)" に膠着して「その行為の対象を消費する行為」を表す。つまり "*[kəl]-ænd"「書く」に付くと、「書いたものを消費する行為」=「読む」という風になる。

というわけで、今回は {akrantiain} について解説してみた。
数年前に作られたツールだが、某に実装されているので、結構言及されがちで解説せずには居られなかった。DSLとしてのakrantiainの解説を求めていた人には本当に申し訳ない

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Atridott • Edited

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