1.音節という観点から捉える場合
「自立名詞音節」は、母音または n で終わります。
例) 手 te 毛 ke 石 hin 魚 han
「述語導入音節」は「自立名詞音節」の後に、s が付きます。
これは、s または ns で終わる音節であり、直後に必ず述語が来ます。
例) 手が tes 毛が kes 石が hins 魚が hans
「自立動詞音節」は、母音または n で終わります。
例) 見る du 欲す gu 食う gin 買う gun
「目的語導入音節」は「自立動詞音節」の母音の後に、l が付きます。
これは、l または ln で終わる音節であり、直後に必ず直接目的語が来ます。
例) を見る dul を欲す gul を食う giln を買う guln
魚は見る hans du
(述語導入音節+自立動詞音節)
魚は石を見る hans dul hin
(述語導入音節+目的語導入音節+自立名詞音節)
2.主格&対格という観点から捉える場合
s は、主格を表す「後置詞」です。
例) 手 te 毛 ke 石 hin 魚 han
これらの名詞を「主格」にしてみましょう。
名詞の後に、s を付けます。
例) 手が te-s 毛が ke-s 石が hin-s 魚が han-s
l は、対格を表わす「前置詞」です。
例) 手 te 毛 ke 石 hin 魚 han
これらの名詞を「対格」にしてみましょう。
名詞の前に、l を付けます。
例) 手を l-te 毛を l-ke 石を l-hin 魚を l-han
なお、対格の直前には必ず動詞が来るため、音素 l は、直前の動詞に潜り込みます。
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