こんにちは、Cyanophanēsです。今回はハーズ語について書いていきます。
また、本記事にはニャーメリ語族、スペオポレースといった用語が出てきますが、それについてはこの記事をご参照ください。
ハーズ語とは
ハーズ語は中国からシベリアのアジア地域のどこかの村で話されている言語です。記述によればオールチョーシュ(Ōrčōš)と呼ばれる山奥の村で話されているようで、彼等は普段はオーシュメリ(Ōšmeli、彼らの自称)語と呼ばれる印欧語族らしき言語を話すようです。ハーズ語は彼等の司祭のみが話す言語であり、基本は儀式の際に用いられますが、古典語としての役割もあり、ハーズ語で記された文献もあるようです。また、ハーズ語はニャーメリ語族であり、スペオポレースとの関係があるようです。
歴史など
最も古い文献は1400年頃の中国のもので、章明という人物によって書かれています。
私はただ山に向かっていただけであった。普段から行く山であるし、別に迷うはずも無いのだが、気付けば見知らぬ森の中を彷徨っていた。そして歩くと坂になっていて、なんとか登りきるとそこには村があった。顔立ちは西方の人々の様で、最初は話している言語もよく分からなかった。帰り道も分からず、しょうがないのでしばらくその村で暮らすことにした。
私は村の言葉を学び、色々なことを聞いた。村の名前は奥竹竹谷と言う。彼等は見た目の通り西方から来たらしい祖先の末裔と言っていた。また、彼等は独特の神を信仰しており、村の近くの洞窟には祭壇があった。彼等によると天や雷の神である和多や、地底神などに祈るのだという。
その祈りを捧げる司祭の職は代々受け継がれてきたものであるらしく、彼等が祈りを捧げる時や、彼等同士で話す時はまた別の言語を話すようだ。
この中の奥竹竹谷はオールチョークスの古い形のアウチュロチョークス(Aučročōkus)を表すものでは無いかと考えられており、和多はウォートル(Wōtur)の古い音を表すものであると考えられています。
その後もアジアやヨーロッパでその存在は記述されており、20世紀のスウェーデンの言語学者シグルド・グロッタストレム(Sigurd Glottaström)による記述では多くのことが書かれています。
我が父エリクの発見したスペオポレースの存在を、私は常に疑ってきた。しかし、今私はここに、それが事実であるだろうことを知った。私はただ言語の調査の為にシベリアを訪れていたのだが、気付けば森に辿り着いていた。私の持つ地図には書かれていなく、遭難してしまったのだと気付いた。とりあえず森を進んでいくと、ある村に辿り着いた。どうやら彼等は未知の印欧語を話すようで、父の記していたニャーメリ語族の言語の影響を受けているようだ。彼等は多神教を信仰しており、最高神はWōtur(turは印欧語由来の接尾辞だろうか)と呼ばれる天と雷の神である。また、彼等の話には地底人なるものが出てくる。私は彼等の司祭から話を聞くことに成功した。司祭はニャーメリ語族と思われる言語を話す。祭壇のある洞窟には司祭だけが入れる扉があり、そこからこの地域のスペオポリスにアクセスできると思われる。
音韻
| 子音 | 両唇 | 歯茎 | 後部歯茎 | 硬口蓋 | 軟口蓋 | 声門 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 破裂音 | p,b | t,d | k,g | |||
| 破擦音 | t͡s,d͡z | t͡ʃ,d͡ʒ | ||||
| 摩擦音 | f,v | ð,s,z | ʃ,ʒ | x,ɣ | h | |
| 鼻音 | m | n | ɲ | ŋ | ||
| 流音 | r,l | |||||
| 接近音 | w | j |
子音はi,e,jの前で口蓋化
| 母音 | 前舌 | 後舌 |
|---|---|---|
| 狭 | i,iː | u,uː |
| 半狭 | e,eː | o,oː |
| 広 | a,aː |
口蓋化を起こさないeはëで示す
ハーズ語には高低アクセントがある
◌́はアクセントのある短母音
◌̌は上昇調の長母音
◌̂は下降調の長母音
文法
基本の語順はSOVで、膠着語です。
形容詞は名詞として使うこともできます。
名詞類
名詞類には名詞と形容詞(分詞など含む)が入っています。
| 接辞 | |
|---|---|
| 主題 | -(a)h |
| 主格 | -Ø |
| 対格 | -ʒe |
| 与格 | -tan |
| 属格 | -ma |
| 具格 | -(o)ġ |
| 処格 | -cei |
| 奪格 | -ca |
| 様格 | -fos |
| 共格 | -še |
歯茎音が連続する時、後半の歯茎音に同化
()内の母音は語幹が子音で終わる場合に挿入される
| 代名詞 | 単数 | 複数 |
|---|---|---|
| 1st | ég | wáġ |
| 2nd | éʒ | báġ |
| 3rd | tá | táġ |
| これ | sábe | sabéġ |
| あれ | ím | imáġ |
| これ | zěl | zēláġ |
動詞類
| 単数 | 複数 | |
|---|---|---|
| 直説法 | ||
| 1st | -ge | -gek |
| 2nd | -ǯe | -ʒek |
| 3rd | -ba | -ðel |
| 接続法 | ||
| 1st | -gat | -geit |
| 2nd | -ʒat | -ʒeit |
| 3rd | -bat | -ðeit |
| 接辞 | |
|---|---|
| 相互 | -nō- |
| 受動 | -lī- |
| 完了 | -sel- |
| 過去 | e- |
| 未来 | jo- |
| 義務 | -ko- |
| 可能 | -no- |
| 能動分詞 | -bile |
| 受動分詞 | -hule |
| 動名詞 | -cei |
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