皆さんこんばんは。
Tont Mei tan Felvez'aniの時間がやって参りました。
著者のFijus'です。
こちらは私が創作している言語・フェルヴェザニ語の文法事項などを解説する不定期連載記事となります。
連載名はフェルヴェザニ語で「フェルヴェザニ語と眠ろう」という意味です。「トント メイ タン フェルヴェザニ」と読んでください。
ぜひおやすみ前の静かな時間にでもお楽しみください。
コンバンハ。ふぃゆす・ぎゃぞふぃーうぇい・いんゔぁろむデス。
今回のTont Mei tan Felvez'aniは5W1H疑問文と、ついでに仮定を表す文の作り方について書きたいと思います。
よろしくお願いします。
5W1H疑問文とは、誰、どこ、いつ、何、なぜ、どのように、という感じの「疑問詞疑問文」のことですね。
フェルヴェザニ語での疑問詞疑問文では、一般疑問文と同じように疑問詞を置くことは忘れずに。
答え方は単語を言うか(助詞がある方が自然だけど)、文にしてもいいです。
ifola いつ
ifos どこ
これらの疑問詞は、もともと時間や場所があるべき場所に挿入することで用います。助詞を忘れずに。
Hon minos fy san ne wenh'odo n'ake ifola?――N'ake vylaihi.
あなたは(普段)いつ本を読んでいますか?――夜です。
Oz minos fy san ne la wenh'odo n'ake ifola?――N'ake tolvin.
あなたはいつこの本を読みましたか?――昨日です。
Oz minos fy san ne la wenh'odo zivi ifos?――Zivi x'in fis ky.
あなたはどこで本を読みましたか?――私の家です。
ifita, ifexa 何
ifitaは名詞の「何」、ifexaは動詞の「何をする」として用います。
※ifexaは無変化型動詞
Oz minos fy san ne ifita n'ake tolvin?――Ne la wenh'odo.
あなたは昨日何を読みましたか?――この本です。
Oz ifexa fy san n'ake tolvin?――Zi minos a ky ne la wenh'odo.
あなたは昨日何をしましたか?――この本を読みました。
ifika 誰
ifikaに使う助詞はsilという専用のものがあります。
また、動詞の活用は基本的に原格ですが、あえて活用することで微妙なニュアンスを伝えることもできます。
Oz minos sil ifika ne la wenh'odo n'ake tolvin?――Meu Am'el.
この本を昨日読んだのは誰ですか?――アミェルです。
ifadin なぜ
ifydel どのように
これらは文全体に意味がかかっているので、文頭に置きます。時制や助動詞よりもさらに前に出ます。
Ifadin oz minos fy san ne la wenh'odo?――Laviwa zi fendia minos a ky ne la tena pos x'irein.
あなたはなぜこの本を読んだのですか?――宿題のために読まなきゃいけなかったんです。
※laviwa:なぜなら x'irein:宿題、課題
Ifydel oz pat fy san ne la wenh'odo?――Zi mera ne la tena zivi wenh'ondola.
あなたはどうやってこの本を手に入れたのですか?――図書館で借りました。
※pat:(不)手に入れる mera(不)借りる wenh'ondola:図書館、図書室
ifokanon いくつ、どれくらい
ifokanonは形容詞や副詞と同様に使って疑問詞になります。
Oz minos fy san ne ifokanon wenh'odo n'ake tolvin?――Fin.
あなたは昨日何冊の本を読みましたか?――3冊です。
いまのところある疑問詞はこれぐらいです。
仮定を表す表現「もし○○ならば、△△だ」はDa ○○, vi △△.という文型を用います。
"vi"を省略することもできますが、da節中の時制は省略できません。
Da ela ja bo kina fis holai cu kix'af, vi ela halvi a ky.
もし明日の天気が晴れならば、私は出かけます。
※kina:天気 kix'af:太陽、晴れ halvi:(無)出かける
反実仮想「もし○○ならば、△△なのに」はQab ○○, vi △△.という文型になります。
Qab ja bo kina cu kix'af, vi tyx'i halvi a ky.
もし晴れていれば、出かけられるのに。
ということで、これにてTont Mei tan Felvez'ani #5は終了です。
第3回と第4回の内容が重すぎて軽く見えますが、ゆるりと紹介するにはこれで十分なのです。
そうですよね?
ということでお疲れ様でした。
次回はついにima節、そして、よっぽどのことが無ければ最終回になります。
最後までどうぞよろしくお願いします。
Fijus' Qaz'ofywei Invarom
人気順のコメント(0)