1.主語
・主語一覧
・be動詞(be動詞っていうか存在文)
:現在形
:現在否定形
:過去形
:過去否定形
・実際の文
2.名詞の種類と格変化
・第Ⅰ名詞
・第Ⅱ名詞
・第Ⅲ名詞
まず、レシェビース語は基本語順SVOの屈折語です。
文法は英語などを基にしており、単語は外国語からの借用または、単語の組み合わせ、接頭辞、接尾辞によって作っています。文字は英語のアルファベットにä ï ü ë öのウムラウトの母音があります。しかし、これらは母音交替したものではなく長母音を表しています(異論は認めない)。
基本的にはローマ字読みですが、有声化や無声化などの発音の変化があります。
また、Cは/c/(無声硬口蓋破裂音)の発音、
Qは/q/(無声口蓋垂破裂音)の発音、
Xは/ʃ/(無声後部歯茎摩擦音)の発音、
Rは/r/(歯茎ふるえ音)の発音を表しています。
1.主語
・主語一覧
私 Je
あなた Wil
彼 Fin
彼女 Men
それ Das
これ Was
あれ Tis
私達 Jelem
あなた達 Wal
彼(彼女)達 Ten
それら Ders
・be動詞
:現在形
私 lam
あなた em
彼 en
彼女 en
それ en
これ en
あれ en
私達 ën
あなた達 ën
彼(彼女)達 ën
それら ën
:現在否定形
私 sam
あなた sem
彼 sen
彼女 sen
それ sen
これ sen
あれ sen
私達 sen
あなた達 sen
彼(彼女)達 sen
それら sen
:過去形
私 lat
あなた et
彼 est
彼女 est
それ est
これ est
あれ est
私達 ente
あなた達 ente
彼(彼女)達 ente
それら ente
:過去否定形
私 sat
あなた set
彼 sest
彼女 sest
それ sest
これ sest
あれ sest
私達 sent
あなた達 sent
彼(彼女)達 sent
それら sent
・実際の文
私は学生です。:Je lam de student.
このときのdeは職業や身分を表す冠詞です。
私は20歳です。:Je lam 20 (dilestëi) simeltis.
このときのsimeltisは「年」を表す、simeltの複数形です。
2.名詞の種類と格変化
レシェビース語において、名詞には3種類あり、基本の格変化10種類にそれでは補えない役割を支える前置詞とそのための名詞の前置格が存在します。格変化の形は主格、対格、属格、与格、向格、奪格、内格、接格、前置格、能格の計12種類。
名詞は第Ⅰ名詞、第Ⅱ名詞、第Ⅲ名詞で性はありません。
名詞の区別については語末で区別します。
・第Ⅰ名詞
第Ⅰ名詞の代表例としてröt(家)を提示しましょう。
第Ⅰ名詞は語末が子音で終わります。
主格 röt 家が(は)
対格 röten 家を
属格 rötea 家の
与格 rötes 家に
向格 rötïn 家へ
奪格 röte 家から
内格 rötile 家の中で
接格 rötol 家のそばで
前置格 on rötis 家について ※onは~についてを意味する前置詞
能格 rötas 家によって
・第Ⅱ名詞
第Ⅱ名詞の単語の代表例はuätan(友人)です。
第Ⅱ名詞は語末が鼻音で終わります。普通、鼻音は子音の分類に入りますが、レシェビース語では新たに第Ⅱ名詞の語末として区別します。
主格 ustän 友人が(は)
対格 ustäni 友人を
属格 ustäna 友人の
与格 ustänes 友人に
向格 ustänin 友人へ
奪格 ustäne 友人から
内格 ustänele 友人の中で
接格 ustänol 友人のそばで
前置格 on ustänis 友人について
能格 ustänas 友人によって
・第Ⅲ名詞
第Ⅲ名詞の代表例はlïta(道)です。
第Ⅲ名詞は語末が母音で終わります。
主格 lïta 道が(は)
対格 lïtam 道を
属格 lïtea 道の
与格 lïtes 道に
向格 lïtin 道へ
奪格 lïte 道から
内格 lïtile 道の中で
接格 lïtol 道のそばで
前置格 on lïtis 道について
能格 lïtas 道によって
以上で、レシェビース語の基本的な主語と名詞の種類と格変化を見てきました。次回は動詞の活用です。
ぜひご覧いただければ幸いです。
古い順のコメント(1)
ウムラウトではなくトレマだと言い張れば良いのでは(?)