こんにちは。コキあです。
今回で文法解説は一応ラストとなります。補足として新たな文法を書き加えることはあると思いますが。
この節ではキャア語における口語について解説していきます。
実生活でキャア語を使うとなったらこの節の内容は絶対押さえておきましょう。
キャア語は使用場面に応じて文語と口語に分類されます。明確な区分はありませんが、論文や作文、スピーチといったきちんとした場面では文語を、友達とのおしゃべりなどのちょっとしたものには口語を用います。
今まで解説してきたキャア語文法は全て文語に分類されます。
とはいえ、口語と文語で文法が変わることはありません。ただ、口語では以下のような省略が行われることがあります。
- 文法的な省略
1.主語「ニャ」の省略
ニャ ニーツ タケーケジョ/
→私は怒っています。ニーツ タケーケジョ/
→(私は)怒っています。
2.疑問文・命令文における主語「キャ」の省略
ラ キャ フーフジャ トトレン スノーブ/
→あなたはナスも食べなさい。ラ フーフジャ トトレン スノーブ/
→(あなたは)ナスも食べなさい。
3.一般前置詞「コト」「ルム」の省略
アンビヂアゼク アトートジョ テオーン 1 レポーク
ラッシュ/
→祭りが1時間後に始まります。アンビヂアゼク アトートジョ テオーン コト 1 レポーク ラッシュ/
→祭りが1時間後(に)始まります。
4.選択疑問文、疑問詞疑問文における「メ」の省略
メ ニャ ミヅーヅジャ シット ボホナズ リブ サット
ボホナズ/
→私はこのパンとそのパンのどちらを温めればいいですか。ニャ ミヅーヅジャ シット ボホナズ リブ サット
ボホナズ/
→私はこのパンとそのパンのどちらを温めればいい(ですか)。
- 単語の短縮
5.付動詞の伸ばし棒より後の省略
(例)
フーフジャ→フー
ラーラフ→ラー
セフーフジャ→セフー
レラーラフ→レラー
6.疑問詞の2、3、4文字目の省略
(例)
ドメインフル→ドフル
ドメインルオ→ドルオ
ドメインキサ→ドキサ
これらの省略は文法的には決して正しいものではありません。ただ、冗長さを解決するためこのような省略は頻繁に行われます。そのため、口語では実質的に許されています。
ただし、文語では絶対にここで紹介した省略は行ってはいけません。
口語では、無法文が次のように訳されることがあります。
ニョベッタ//
→お化けだ!
名詞の無法文では、「…だ!」というふうに。
チカンヌレン/
→ロマンチックだなあ。
形容詞の無法文では、「…なあ。」というふうに。
これで第8章の第5節は終了です。次回は今までの内容を全てまとめた最後の練習問題を投稿する予定です。
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
新出単語
付/タケーケジョ/怒る
名/スノーブ/ナス
名/アンビヂアゼク/祭り
名/レポーク/…時間
形/ラッシュ/…後
付/ミヅーヅジャ/温める
名/ホボナズ/パン
名/ニョベッタ/お化け
形/チカンヌレン
/ロマンチックな
新出じゃない単語
形・名/ニャ/私,私の
助/ニーツ/…ている
改/ラ/…しなさい
形・名/キャ
/あなた,あなたの
付/フーフジャ/食べる
形/トトレン/…も
付/アトートジョ
/開催する
名/テオーン/それ
前/コト/…に
形・名/イン(1)/1,1つの
改/メ/…か
形・名/シット/これ,この
前/リブ/…か…
形・名/サット/それ,その
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