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キャア語 文法 8-3 比喩と省略

こんにちは。コキあです。

本当に話すこともないので本題へ移ります。

この節では比喩表現および省略について解説していきます。

この節のメインテーマは省略です。ですが、省略だけだとすぐに終わってしまうのでおまけ程度に比喩についても解説します。


まずは比喩について解説します。ここでいう比喩は直喩を指します。

比喩を表す方法はいくつかあるのですが、その中でも汎用性の高いものを2つ紹介します。

1つ目は一般前置詞「ザザ」を用いる方法です。

ラキャ ホーモーピ ショチ ルール イール ノメーメジョ/
 →彼は上手に説明することができます。

ラキャ ホーモーピ ショチ ルール イール ノメーメジョ
ザザ ターキテト/
 →彼は先生のように上手に説明することができます。

ターキテト」は「先生」という意味の名詞です。「ザザ ターキテト」とすることで「先生のように」という意味になります。

2つ目は副詞化する文中改変詞「ザーリャ」を用いる方法です。

ラキャ ホーモーゼ ニーツ ダンク ネリーリシュ/
 →彼女は泳いでいます。

ラキャ ホーモーゼ ニーツ ダンク ネリーリシュ ザーリャ ラキャ イール シャリーリシュ/
 →彼女は走るように泳いでいます。

ラキャ イール シャリーリシュ」は「走る」という意味の文です。これを「ザーリャ」で副詞化することで、「走るように」という意味の副詞になります。文末に置かれているため、動詞群を修飾しています。


ここからはメインテーマの省略に省略について解説していきす。といっても、かなり簡単なので身構える必要はありません。

省略とは、その名の通り文の一部を省く文法のことです。省略によって一部が省かれた文と省く前の文に意味の差異はありません。

省略は、以下の3種類があります。

  1. 無名詞として用いられていない「ラキャ」の省略。
  2. 原形であり、直後に「」「」「」で終わる付動詞が続く「ダンク」の省略。
  3. 原形であり、直後に「シュ」「ジャ」「ジョ」で終わる付動詞が続く「イール」の省略。

一つずつ見ていきましょう。


まず、無名詞として用いられていない「ラキャ」の省略とは、たとえば以下の文です。

ラキャ ショデッテ ダンク キャヌレン/
 →飴は甘いです。

ショデッテ」は代名詞ではないから、主語の位置に置く場合は直前に「ラキャ」を置く必要がある、というやつです。

はい。「ラキャ」いりません。

ショデッテ ダンク キャヌレン/
 →飴は甘いです。

この文も正しいです。


2番目の省略は以下のようなものです。

ニャ ダンク ツーツナ/
 →私は休みます。

この文の場合、「ダンク」は原形で、また直後の「ツーツナ」は「」で終わる付動詞です。したがって、省略できます。

ニャ ツーツナ/
 →私は休みます。

3番目の省略は以下のようなものです。

ニャ イール シュリーリシュ/
 →私は帰ります。

この文の場合、「イール」は原形で、また直後の「シュリーリシュ」は「シュ」で終わる付動詞です。したがって、省略できます。

ニャ シュリーリシュ/
 →私は帰ります。


これで第8章の第3節は終了です。次回はミャムについて解説する予定です。もしかしたらシャムやクルッカーについても解説するかもしれません。

ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。


新出単語

助/ショチ/上手に
付/ノメーメジョ
   /説明する
前/ザザ/…のように
名/ターキテト/先生

改/ザーリャ/…のように
名/ショデッテ/飴
形/キャヌレン/甘い
付/ツーツナ/休む
付/シュリーリシュ/帰る


新出じゃない単語

名/ラキャ/何らかのもの
名/ホーモーピ/男
助/ルール/…できる
動/イール/…になる
名/ホーモーゼ/女

助/ニーツ/…ている
動/ダンク/…である
付/ネリーリシュ/泳ぐ
付/シャリーリシュ/走る
形・名/ニャ/私,私の

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