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キャア語 文法 8-4 ミャムとシャム

こんにちは。コキあです。

この節では2種類の約物の使い方を解説します。

約物の解説は1-2節ですでに行なっていますが、不十分なところがあるためこの記事で詳しく解説します。


約物の解説へ移る前に、一般前置詞「ルム」の解説をします。

一般前置詞「ルム」は引用を表します。日本語に訳すと「…と」です。

具体的な用法はこの後登場します。


まずはミャムについての解説です。

ミャムの転写には不等号(<>)を用います。

ちなみに、これ→‹›を用いることもあります。というか、正確にはこちらを使います。ですが、打つのが面倒なため基本的には<>を使います。

ミャムは、これで囲んだ範囲を会話文であることを表します。

また、ミャムの中には文が置かれることもあります。(2文以上置かれることもあります。)そして、ミャムで囲まれた範囲は1つの名詞となります。

ミャムの中の文の文末にはトグを置きます。(置かない場合もあります。)

ニャ ヘーヘノ フリヅグ/
 →私はお金が欲しいです。

ニャ イーラー ニーニシュ ルム <ニャ ヘーヘノ フリヅグ/>/
 →私は「私はお金が欲しいです」と言いました。

また、ミャムの中は思考や引用を表すこともあります。

ニャ ルールナ ルム <ラキャ ミョン マーマシュ
ネヅポーフ/>

 →私は「水筒を使うべき」と思います。


シャムの転写には不等号を2つずつ(<<>>)使います。正確にはこれ→«»を使います。

シャムは囲んだ範囲を強調する役割があります。

ルドール ダンク ハネタレン:ギャズ テテ シュイミ ダンク スカラツ/
 →一番大切なものは友達です。

ルドール ダンク ハネタレン:ギャズ テテ シュイミ ダンク <<スカラツ>>/
 →一番大切なものは「友達」です。

また、シャムで囲んだ範囲が作品名であることを表すこともあります。

ニャ ニーナ ボキーキシュ <<ピャミャビャレン
インヅコー テテ _アリス_>>
/
 →私は『不思議の国のアリス』を読んだことがあります。

作品名であることを表すためにシャムを使うときは、シャムで囲まれた範囲が1つの名詞となります。


これで第8章の第4節は終了です。次回は口語について解説する予定です。

ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。


新出単語

名/フリヅグ/お金
付/ニーニシュ/言う
前/ルム/…と
付/マーマシュ/使う
名/ネヅポーフ/水筒

形/ハネタレン/大切な
名/スカラツ/友達
形/ピャミャビャレン
    /不思議な
名/インヅコー/世界


名/_アリス_/アリス
名/ピャミャビャレン インヅコー テテ _アリス_
               /不思議の国のアリス


新出じゃない単語

形・名/ニャ/私,私の
付/ヘーヘノ/欲している
動/イール/…になる
名/ラキャ/何らかのもの
助/ミョン/…べき
改/ルドール/…た,…いる

名/ギャズ/もの,何か
前/テテ/…の…
名/シュイミ/1番
動/ダンク/…である
助/ニーナ/…ことがある
付/ボキーキシュ/読む

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