1.「ゼータ」の意味
「ゼータ」は「名前」という意味の名詞です。
ラキャ シット ルピル テテ ゼータ ダンク <<アーポ>>/
→この果物の名前は「リンゴ」です。
この「名前」というのは、「誰もが知っているようなありふれた名前」という意味です。ただし、固有名詞には基本的に用いません。
「リンゴ」という名前は誰もが知っていると考えられます。なので、「ゼータ」を使います。
2.「メノコット」の意味
「メノコット」は「名前」という意味の名詞です。
この「名前」というのは、「誰もが知っているわけではない、もしくは日常的には用いないような難しい、専門的な名前」という意味です。ただし、固有名詞には基本的に用いません。
例えば「モンシロチョウ」や「クラリネット」、「火山岩」、「人工言語」などという単語は日常的にはあまり用いないでしょう。このような物に使います。
また、「浴衣」や「魔法」のように文化や世界観に依存するような単語もこの語を使うことが多いです。
「ゼータ」と「メノコット」の間に明確な意味の差はありません。状況や、自分の価値観によって使い分けてください。
あいにく、キャア語には専門的な単語がないので例文はありません。
3.「ニッコ」の意味
「ニッコ」は「固有名」という意味の名詞です。
ラキャ ニャ ニッコ ダンク _コキア_/
→私の名前はコキア(コキあ)です。
「ニッコ」は固有名詞にしか用いません。人名や地名、団体名、作品名などによく使われます。
ただし、固有名詞の中にはまるで固有名詞では無いように使われるものがあります。例えば、「太陽」などがそれにあたります。このようなものには、「ゼータ」や「メノコット」を使う方が自然な場合があります。
4.「ゼータ」と「メノコット」と「ニッコ」の使い分け
次の例文について考えてみましょう。
あの星はどんな名前ですか。
この文の場合、どの名詞を使うのが適切でしょう。
正解は「ニッコ」です。
メ ラキャ セット クライズ ダンク ドメインレン ニッコ/
→あの星はどんな名前ですか。
「ベガ」や「アルタイル」といった星の名前というのは固有名です。なので、「ニッコ」を使います。
確かに、「太陽」のような固有名詞でないように使う天体名は多いです。
ですが、名前を質問するような星は大抵、「ベガ」のように固有名詞のように扱うものではないでしょうか。
(もちろん、星の名前は固有名詞のように扱わないと考える場合は「メノコット」などを使ってもいいでしょう。)
5.補足
「ゼータ」か「メノコット」で迷った場合は「メノコット」を使いましょう。
キャア語における「ゼータ」は本当にありふれた物にしか使いません。迷うくらいなら「メノコット」を使う方が自然でしょう。
また、ありふれていないものの名前に対して「ゼータ」を使うことで、自分にとってはそれがありふれた物であると表現することができます。
例えば、「人工言語」という名前に対して「ゼータ」を使うことで、自分にとっては「人工言語」がありふれた物であると表現できます。
挨拶が遅れました。コキあです。
久々の記事となりましたが、楽しんでいただけたでしょうか。
それでは、これで終わりたいと思います
ここまで見て下さり、本当にありがとうございます。
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