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イスクイル3講座(間違ってたらすまんな☆)#8:CiとVi

attál!(こんにちは!)amberです!
今回は、CiとViについて説明しようと思います。
CiとViは、その二つを一つのスロットに詰め込んだものとなっており、MoodとIllocutionという2つの要素を表します。
CiとViの一覧はこのサイトの少し下に書いてあります。

注意点

  • FactualとAssertiveの組み合わせは普通はCiとViに埋めることはできません。スロット5と6がCvとVlで埋められてる場合だけ「wë」で埋めることが出来ます。(e't'apʰawëlという単語はスロット5と6がCv(t)とVl(a)で埋められているため、スロット9に「wë」を入れる事が出来る)
  • DeclarativeはFactual以外のMoodと組み合わせることはできません。
  • Moodはスロット3のCsで表すこともできます。もしCsとCiとViが同時に埋められている場合、CsではMoodがFactualの場合と同じものを使います。
  • Ciがwで、Vcがuで終わる二重母音の場合、最後のuを消してCiをhwにします。(dau-wa-s=dauwasではなくdahwasになる)
  • Ciがyで、Vcがiで終わる二重母音の場合、Ciをhwにします。(dai-ya-s=daiyasではなくdaihwasになる)

Mood

Moodは、他の言語での法の役割を担う要素です。
Factual(FAC):発言の事実性が確実で、前提が無いか、ある場合でもその前提の事実性も確実であることを表す
例:

  • Eglas

    STA-'病気'-[FAC]-NRM/PRX/M/CSL/UNI

    病気の状態である

    âmmiļ

    STA-'子供、子孫'-AFF-NRM/DEL/M/CSL/AGG

    子供たちは

    ma-GEN

    彼の

  • Eglas âmmiļ qê
  • STA-'病気'-[FAC]-NRM/PRX/M/CSL/UNI STA-'子供、子孫'-AFF-NRM/DEL/M/CSL/AGG ma-GEN
  • 病気の状態である 子供たちは 彼の
  • 彼の子供たちは病気です。(彼に子供がいることは分かっており、その子供が病気であることも分かっている)

Subjunctive(SUB):前提の事実性は確実だが、発言自体の事実性が不明であることを表す
例:Eglawas âmmiļ qê(彼の子供たちはおそらく病気です(彼に子供がいることは分かっているが、その子供が病気かどうかは分からない))
Assumptive(ASM):発言自体の事実性は確実だが、前提の事実性が不明であることを表す
例:Eglayës âmmiļ qê(彼に子供がいるなら、その子供は病気です)
Speculative(SPC):前提の事実性も発言自体の事実性も不明であることを表す
例:Eglayas âmmiļ qê(おそらく彼の子供は病気なのでしょう(彼に子供がいるかどうかは分かっておらず、いたとしても病気かどうかも分からない))
Counterfactive(COU):前提が間違っているが、もし前提が合っていたら発言自体の事実性も確実であることを表す
例:Eglayûs âmmiļ qê(彼に子供がいたら病気になっているが、彼には子供がいない。)
Hypothetical(HYP):前提が間違っているため、発言自体の確実性も不明であることを表す
例:Eglahës âmmiļ qê(彼の子供たちは病気だったかもしれない(だが、彼には子供がいないので私たちには分からない))
Implicative(IPL):他の出来事によって暗示されているため、発言自体の事実性が確実であることを表す
例:Eglahas âmmiļ qê(彼の子供たちは病気である(それが他の事実によって暗示されている))
Ascriptive(ASC):他の出来事によって暗示されてはいるが、それでも発言自体の事実性が不明であることを表す
例:Eglahîs âmmiļ qê(彼の子供たちは病気かもしれない(その可能性があることが他の事実によって暗示されている))

Illocution

Illocutionは、主張や命令など、文の一般的な目的を指します。
Assertive(ASR):一般的な記述や説明を表す
例:

  • Uzlas

    STA-'裏返し'-(ASR)-[FAC]-NRM/PRX/M/CSL/UNI

    裏返しになっている

    gvarl

    STA-'衣服'-OBL-NRM/DEL/M/ASO/AGG

    衣服

    âpcââl

    STA-'妻'-POS-NRM/DEL/M/CSL/UNI-FML

    妻が今使っている

  • Uzlas gvarl âpcââl
  • STA-'裏返し'-(ASR)-[FAC]-NRM/PRX/M/CSL/UNI STA-'衣服'-OBL-NRM/DEL/M/ASO/AGG STA-'妻'-POS-NRM/DEL/M/CSL/UNI-FML
  • 裏返しになっている 衣服 妻が今使っている
  • 彼の妻の服は裏返しになっている

Directive(DIR):文が話し手の願望や意図を表す。主に命令や指示などに用いられる。
例:
  • Aidhawél!

    DYN-'栄養としての水'-DIR-NRM/DEL/M/CSL/UNI

  • Aidhawél!
  • DYN-'栄養としての水'-DIR-NRM/DEL/M/CSL/UNI
  • 水を飲め!

Interrogative(IRG):はいかいいえで答えられる疑問文を表す
例:
  • Aigrawutļáun?

    DYN-'調理済みの食品'-IRG-NRM/DEL/M/CSL/DCT-AGC2/2

  • Aigrawutļáun?
  • DYN-'調理済みの食品'-IRG-NRM/DEL/M/CSL/DCT-AGC2/2
  • 料理人が食事を用意してくれますか?

Admonitive(ADM):注意などをする時に使う
例:
  • Iolmawóţ

    DYN-'歌う'-ADM-NRM/DEL/N/CSL/UNI

    今は歌ってないですが、歌うことに注意してください

    êļneilüükt.

    STA-'ペットの鳥'-ACT-NRM/DEL/M/CSL/UNI-DEF1/8

    このペットの鳥は

  • Iolmawóţ êļneilüükt.
  • DYN-'歌う'-ADM-NRM/DEL/N/CSL/UNI STA-'ペットの鳥'-ACT-NRM/DEL/M/CSL/UNI-DEF1/8
  • 今は歌ってないですが、歌うことに注意してください このペットの鳥は
  • このペットの鳥は歌うことに注意してください

Hortative(HOR):その発言が真実ではないか非現実的だが、真実であることを願う時に使う
例:
  • Igrawileiţrar

    DYN-'食べる'-FAC-HOR-NRM/DEL/M/CSL/UNI-EXT2/6-NA11/5

    あんなふうに食べなきゃいいのに

    oi

    PCL

    一気に

    eglulôn.

    STA-'病気'-IND-NRM/DEL/M/CSL/UNI-AGC2/7

    医者が自発的に

  • Igrawileiţrar oi eglulôn.
  • DYN-'食べる'-FAC-HOR-NRM/DEL/M/CSL/UNI-EXT2/6-NA11/5 PCL STA-'病気'-IND-NRM/DEL/M/CSL/UNI-AGC2/7
  • あんなふうに食べなきゃいいのに 一気に 医者が自発的に
  • 医者があんなふうに一気に食べ物を食べなきゃいいのに

Declarative(DEC):現実世界に変化をもたらすことを目的とする発話にする時に使う
さっきも言ったけどFactual以外のMoodと組み合わせて使うことはできない
例:
  • Ükšoàwîl

    MNF-'道化師、ピエロ'-TFM-DEC-NRM/DEL/M/CSL/UNI

    ピエロに変身する

    âmmell.

    STA-'子供'-ABS-DEL/M/CSL/DPX

    二人の子供が

  • Ükšoàwîl âmmell.
  • MNF-'道化師、ピエロ'-TFM-DEC-NRM/DEL/M/CSL/UNI STA-'子供'-ABS-DEL/M/CSL/DPX
  • ピエロに変身する 二人の子供が
  • 二人の子供はこれでピエロに変身です!

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